最近、ブラウザのキャッシュって結構表示に関する悪さをするものだと感じています。
というのも、僕はテーマ配布サイトで、サポートフォーラムをやっています。そこで、Wordpressテーマの動作不良などがあったときに、書き込みをいただくことがあるのですが、表示に関する動作不良原因のほとんどがブラウザのキャッシュによるものだからです。
キャッシュが悪さすると言っても、普通に利用している分には、それほど悪さをするわけではありません。けれど、デザインなどを頻繁に変更する、Wordpressのテーマ変更や、カスタマイズ時などは、古いキャッシュが残っていて、表示崩れを起こす原因となることが多いようです。
ということで、ブラウザのキャッシュの消し方をまとめておこうと思いました。今回は、Windows環境でのGoogle Chromeのキャッシュの消し方の紹介です。
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目次
そもそもブラウザキャッシュとは
キャッシュとは、ブラウザが表示したウェブページのデータを一時的に保存する機能のことです。次に同じページに訪れたときに、その一時データを利用することで、サーバーからの読み込みを減らし、素早くページを表示する働きがあります。
先程、キャッシュが悪さをすると書きましたが、本来はこういった有用な働きがあります。
ただ、ブラウザに古いキャッシュが残っていると、ページのデザインなどが新しくなったときにも、古いキャッシュが利用されてしまうこともあり、それにより表示が崩れるという現象が起こることもあります。
そういった場合は、ブラウザキャッシュを削除することによって、問題が解決することもあります。それにより、古いキャッシュは読み込まれず、最新のページ情報が読み込まれ、正しくページが表示されるようになります。
Chromeでキャッシュを削除する3つの手順
Google Chromeで、ブラウザキャッシュを削除するには、主に以下の3手順あります。
- キャッシュのスーパーリロードで削除する
- 「Clear Cache」 ブラウザ拡張を利用して削除する
- 一般的な手順で削除する
どれも簡単な方法ばかりですが、とりあえず最も簡単な方から紹介していきます。
キャッシュのスーパーリロードで削除する
とりあえず、僕が知っているChromeのキャッシュ削除方法の中では、この方法が最も手軽なのではないかと思います。
手段は次の3つです。
- ブラウザでとりあえずページを開く
- F12を押す
- リロードボタンを右クリックメニューからキャッシュ削除
ブラウザでとりあえずページを開く
まずは、自分のサイト等の表示が崩れている場合は、そのページを開いてください。
F12を押す
次に、ページ上でF12キーを押します。
すると、ページ下部に以下のようなデベロッパーツールが表示されます。
ただ、今回はデベロッパーツールを利用するわけではありません。
リロードボタンを右クリックメニューからキャッシュ削除
次に、ブラウザのリロードボタンを右クリックします。(左クリック長押しでも可)
すると、次のようなメニューが表示されるので、「キャッシュの消去とハード再読み込み」を選択します。
Chromeの、キャッシュの削除だと、拡張のインストールも必要ないのでこれが最も手軽ではないかと思います。
「Clear Cache」 ブラウザ拡張を利用して削除する
この拡張を使った方法は、キャッシュの削除を行う頻度が多い人には最も適した方法です。
主な手順は以下。
- 「Clear Cache」をインストール
- ツールボタンをクリック
「Clear Cache」をインストール
まずは、Clear Cache – Chrome ウェブストアを開いて、「Chromeに追加」ボタン押して拡張をインストールします。
新しい拡張機能の確認が出たら、「追加」ボタンを押してください。
ツールボタンをクリック
すると、メニューボタンの横に「キャッシュをクリアしてリロード」ボタンが表示されるので、それをクリックすればキャッシュは削除され、ページもリロードされます。
ちょくちょくキャッシュを削除する場合は、ワンクリックで削除できるので、こちらの方法が便利です。
一般的な手順で削除する
最後は、Googleヘルプのキャッシュなどの閲覧データを削除するにも載っている最もオーソドックスな削除方法です。
主な手順は、以下の5手順です。
- ブラウザのツールバーにある Chrome メニュー をクリック
- 「その他のツール」から「閲覧履歴を消去」を選択
- 表示されるダイアログで、削除する情報の種類のチェックボックスをオンにする
- 削除する情報の期間に「すべて」を選択します。
- 「閲覧履歴データを消去する」をクリック
Chrome メニューをクリック
まずは、ブラウザのツールバーにあるChromeメニューをクリックします。
「その他のツール」から「閲覧履歴を消去」を選択
表示されたメニューの中から「その他のツール→閲覧履歴を消去」を選択してください。
表示されるダイアログで削除するものをチェック
すると、以下のようなダイアログが表示されるので、削除する情報にチェックを入れます。
WordPressのテーマ表示の不具合とかなら、「キャッシュされた画像とファイル」だけにチェック入れればOKかと思います。
削除する情報の期間に「すべて」を選択します。
最後に、「次の期間のアイテムを消去」のドロップダウンリストの中から、「すべて」を選択します。
1時間以内、過去1日、過去1週間、過去4週間、すべてとありますが、とりあえずすべて消して良い場合は、「すべて」を選択してください。
「閲覧履歴データを消去する」をクリック
あとは、「閲覧履歴データを消去する」ボタンをクリックすれば、キャッシュの削除は完了です。
まとめ
このように、Chromeにはいろいろ削除する手段があります。
個人的には、ブラウザのキャッシュを削除することなんてめったにないので、一番最初に紹介した方法が、準備の必要もなく、手順も少なく、一番手っ取り早いのではないかと思います。
その他のブラウザでの方法は以下。
chromeのキャッシュ削除で右クリックからメニュー表示の部分ですが、もうひとつやり方があったりします。
F12でweb開発環境を出すまでは同じなんですが、同じ部分(アドレス欄左のアイコン)を左クリック長押しでも同様のメニューが出せます。
あるある情報として(笑)