Chromeの非公式拡張が使えないなら、Operaを使えばいいじゃない。無効化された拡張機能を使う方法など。

Google Chrome

Operaの運営元は現在、中国企業になっています。その企業自体もセキュリティー的な問題を起こしているので使用はあまりおすすめしません。

先日、Chrome33からWindows上で、「Chrome Web Store」に登録されていないChrome拡張は使用できなくなりました。

Google、「Chrome Web Store」に未登録の拡張機能を使えなくする措置を実行 -INTERNET Watch

米Googleは27日、「Chrome Web Store」にホスティングされていない拡張機能を無効化する取り組みを実行に移したと発表した。こっそりインストールされ、広告を挿入したり、ユーザーのブラウジングを追跡するような悪意のある拡張機能を排除するために行うもの。

Chromeヘルプフォーラム重要:Chrome 拡張機能についてのお知らせでも社員の方がこのように書かれています。

セキュリティへの取り組みの一環として、Chrome 33(次の Chrome の安定版)より、Windows 対応の拡張機能は全て Chrome ウェブストア上にホストされていなければならない、という規定を徐々に強めていくこととなりました。

photo by Zach Aysan

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Chromeに無効な拡張をインストールすると

で実際にどのようになるのかと、非公式Chrome拡張のpixivViewerをインストールしてみたらこのような案内が出るようになりました。

Chrome無効化された拡張機能

拡張機能画面でも「Chrome ウェブストア以外からの場所からインストールされました。」と出るようになり完全に使えなくなりました。

Chromeウェブストア以外からインストールされました

pixivViewerとは、pixivのサムネイル画像をクリックすると、元画像を、その場で表示し画面遷移を少なくしてくれるとともに、「タイトル」「作者名」「評価」なども表示してくれる拡張だったんですが、pixivに行っても全く動作しません。

Chrome上で動作しない

無効化したChrome拡張を使用する方法

そんなChromeが、このように公式サイト以外での配布を無効化してしばらくして、Twitterのこの記事が目にとまりました。

なんと、Operaでは、無効化されてしまった拡張も、そのまま使えるようです。

ちなみに、Operaでも「Download Chrome Extension」というエクステンションを使用することでChromeの拡張が使えることを以前記事にも書きました。

FirefoxとChromeユーザーだけど、数年ぶりにOperaを使ったら思ったより使いやすくなってた

で、実際に非公式拡張であるpixivViewerをインストールしてみたところ、普通に使えました。

Operaで非公式拡張を利用

Chrome拡張のインストール方法

ちなみにインストール方法は、まずはこの記事を参考に、「Download Chrome Extension」をインストールします。

そして、「オプション→エクステンション」を選択し、拡張機能画面を表示させ、そこにダウンロードしてきた非公式拡張をドラッグ&ドロップするだけです。

ダウンロードした拡張をドラッグ&ドロップする

すると、次のような案内が表示され、「インストール」を押すとインストールが完了します。

ドラッグ&ドロップした後

その他の方法、SRWare Ironを使う

その他の方法として、Chrome派生ブラウザでもあるSRWare Ironをインストールして、拡張を使っても良いようです。

このように、普通に使えました。

Ironで非公式拡張を使用

ただし、拡張の設定画面では以下のように表示されます。

Iron拡張画面

「Chrome ウェブストア以外からの場所からインストールされました。」と表示されるものの、アイコンの色はついていて拡張は有効化されているという状態になります。

まとめ

基本的にセキュリティー上、Chromeウェブストア以外の拡張は使用しないことに越したことはないです。

しかし、「どうしてもこの拡張は使いたい」という非公式拡張がある場合は、OperaやIronを使ってみるのもいいと思います。

両者とも操作性は、Chromeとほとんど変わりがありません。