先日、Chrome33からWindows上で、「Chrome Web Store」に登録されていないChrome拡張は使用できなくなりました。
Google、「Chrome Web Store」に未登録の拡張機能を使えなくする措置を実行 -INTERNET Watch
米Googleは27日、「Chrome Web Store」にホスティングされていない拡張機能を無効化する取り組みを実行に移したと発表した。こっそりインストールされ、広告を挿入したり、ユーザーのブラウジングを追跡するような悪意のある拡張機能を排除するために行うもの。
Chromeヘルプフォーラム重要:Chrome 拡張機能についてのお知らせでも社員の方がこのように書かれています。
セキュリティへの取り組みの一環として、Chrome 33(次の Chrome の安定版)より、Windows 対応の拡張機能は全て Chrome ウェブストア上にホストされていなければならない、という規定を徐々に強めていくこととなりました。
photo by Zach Aysan
目次
Chromeに無効な拡張をインストールすると
で実際にどのようになるのかと、非公式Chrome拡張のpixivViewerをインストールしてみたらこのような案内が出るようになりました。
拡張機能画面でも「Chrome ウェブストア以外からの場所からインストールされました。」と出るようになり完全に使えなくなりました。
pixivViewerとは、pixivのサムネイル画像をクリックすると、元画像を、その場で表示し画面遷移を少なくしてくれるとともに、「タイトル」「作者名」「評価」なども表示してくれる拡張だったんですが、pixivに行っても全く動作しません。
無効化したChrome拡張を使用する方法
そんなChromeが、このように公式サイト以外での配布を無効化してしばらくして、Twitterのこの記事が目にとまりました。
数年ぶりにOperaを使ったら思ったより使いやすくなってた http://t.co/yJjPvNkh7q
Chrome拡張が無効にされちゃうので、ここを参考に、オペラにいろんな拡張インストールしたけど、ぜんぜん使えててすごい!ありがたい!!
— ともこ (@idrefuge) 2014年6月13日
なんと、Operaでは、無効化されてしまった拡張も、そのまま使えるようです。
ちなみに、Operaでも「Download Chrome Extension」というエクステンションを使用することでChromeの拡張が使えることを以前記事にも書きました。
FirefoxとChromeユーザーだけど、数年ぶりにOperaを使ったら思ったより使いやすくなってた
で、実際に非公式拡張であるpixivViewerをインストールしてみたところ、普通に使えました。
Chrome拡張のインストール方法
ちなみにインストール方法は、まずはこの記事を参考に、「Download Chrome Extension」をインストールします。
そして、「オプション→エクステンション」を選択し、拡張機能画面を表示させ、そこにダウンロードしてきた非公式拡張をドラッグ&ドロップするだけです。
すると、次のような案内が表示され、「インストール」を押すとインストールが完了します。
その他の方法、SRWare Ironを使う
その他の方法として、Chrome派生ブラウザでもあるSRWare Ironをインストールして、拡張を使っても良いようです。
このように、普通に使えました。
ただし、拡張の設定画面では以下のように表示されます。
「Chrome ウェブストア以外からの場所からインストールされました。」と表示されるものの、アイコンの色はついていて拡張は有効化されているという状態になります。
まとめ
基本的にセキュリティー上、Chromeウェブストア以外の拡張は使用しないことに越したことはないです。
しかし、「どうしてもこの拡張は使いたい」という非公式拡張がある場合は、OperaやIronを使ってみるのもいいと思います。
両者とも操作性は、Chromeとほとんど変わりがありません。