先日、無料で使えるAndroidエミュレーターのAndyを利用してみました。
すると初期起動に多少の時間はかかるものの、比較的初期設定も簡単に使い始めることができ、しかもかなり使いやすいエミュレーターでした(環境によっては多少重いけど)。
というわけで以下では、AndroidエミュレーターAndyのインストール方法を紹介したいと思います。
目次
Andyのインストール
Andyのインストールは、手順も少なく非常に簡単です。
ダウンロード
まず、Andyからインストーラーをダウンロードします。
ダウンロードリンクをクリックすると「Installer.exe」といったファイルがダウンロードされるので起動します。
インストール
インストーラーを起動すると、「ユーザーアカウント制御」ダイアログが表示されると思うので「はい」をクリックしてください。
すると「Andy OSセットアップウィザード」が表示されるので「次へ」ボタンを押してください。
すると以下のような商品紹介画面が表示されるので「No, Thanks」を選択して「承諾する」ボタンを押してください。
「承諾する」ボタンを押すと、インストールが始まります。
インストール開始から数秒~数十秒待つとインストールが終了するので「終了する」ボタンを押してください。
すると「インストールが完了しました。」と表示されるので「閉じる」ボタンを押してください。
すると、Andyが起動します。
Andyの起動
インストールウィザードが終了すると、Andyが自動的に起動します。
しかし、この起動時のセットアップ時間がめちゃくちゃ長いです。
Andyが起動すると、タスクに以下のようなAndyアイコンが表示されるのですが、マウスカーソルを乗せると「Andy OS is Installing…」というツールチップが出たまましばらくそのままになります。
この時間が結構な時間はあります。環境によっては、5分~15分ぐらいパソコンを放置して待つ必要があると思います。僕は最初あまりにも長かったので、「不具合で動作しないのか?」とエラーを疑うほどでしたが、単に長く待つ必要があっただけのようです。
Andyの初期セットアップが終了すると、以下のようにAndyエミュレータが立ち上がります。
Andyの初期設定
Andyが起動して、以下のような起動画面が表示されたら「OK」ボタンを押してください。
すると以下のようなAndy OSホーム画面が表示されます。
初期設定といっても、設定画面を開いたとしても、
日本語環境から利用していれば、既に日本語化されています。非常に簡単。
なのでとりたてて特別な初期設定をする必要はありません。
Playストアの設定
あと必須な設定といえば、Playストアを有効にしてアプリをインストールできる状態にしておくことぐらいかと思います。
Googleアカウントの登録
Android上から「Playストア」を利用するためには、Googleアカウントが必要です。アカウントを持っていない場合はパソコン上から、以下の手順でアカウントを作成しておくことをおすすめします。
PlayストアにGoogleアカウントでログインする
Andy OSホームにある「Playストア」アイコンをクリックしてください。
すると以下のような「Googleアカウントを追加」画面が表示されるので「既存のアカウント」をクリックしてください。
すると、以下のようなログイン画面が表示されるので、先程取得した(既に持っている)Googleアカウントでログインしてください。
Andyには、Ctrl +V を利用してメールアドレスや、パスワードを貼り付けることができてこれが地味に便利です。ショートカットキーによる貼り付けが行えないAndroidエミュレーターもあるので。
メールアドレスとパスワード入力後は、「右向き三角」ボタンを押してください。
すると、以下のダイアログが表示されるので「OK」ボタンを押してください。
すると、以下のようなログイン中画面が表示されるのでしばらく待ちます。
すると「Googleサービス」画面が表示されるので、「Google Playから最新のニュースやクーポンを受信します」というチェックを不要なら外して、「右向き三角」ボタンをクリックしてください。
すると以下のような「お支払い情報の設定」画面が表示されるので、ここでは「スキップ」をクリックして跳ばします。
すると以下のような「Google Play利用規約への同意」画面が表示されるので、「同意する」をクリックしてください。
Playストアの表示
すると、以下のようなPlayストアロゴは表示され、
以下のような画面が表示されれば「利用する」ボタンをクリックしてください。
すると、Playストア画面が表示されます。
Playストアアプリのインストール
Playストアアプリをインストールするには、画面上部にある入力ボックスにアプリ名を入力してください。
例えば、LINEをインストールする場合は、こんな感じでキーボードで入力します。
LINEページになったら、「インストール」ボタンを押してください。
次に、アプリ利用の同意画面が表示されるので「同意する」ボタンを押してください。
するとインストール中の画面が表示されるのでしばらく待ちます。
インストールが完了すると以下のような画面になるので「開く」ボタンをクリックするとアプリが開きます。
アプリを起動すると、Andyが縦長表示になって、LINEの起動画面が表示されます。
縦表示向けのアプリの場合だと、Andyが縦型表示になります。
AndroidエミュレーターでのLINEの登録については、以下を参照してください。
まとめ
こんな感じで、Windows7、8やMac環境で手軽にAndroidテスト環境を作成することができます。
僕は、Windows10環境でも行ってみたのですが、今のところ問題なく動作しているようです。
これまで、いろいろなAndroidエミュレーター環境を利用してきました。その中でも初期設定が非常に手軽で、インターフェースも使いやすく、個人的にはNoxPlayerの次に好きかもしれません。
あと、Andyは、無料で利用できるAndroidエミュレーターです。そのため注意点として、無料アプリが自動的にインストールされてしまいます。ただ、アプリが自動インストールされてしまうといっても、アプリから支払い作業を行わない限りは料金が発生するといったことはないのでご安心ください。
無料でAndyにアプリがインストールされることで、Andy側に広告料が入り、それが運営や開発にまわるといったシステムなのでこればっかりはしょうがありません(BlueStacksも同様なシステム)。
というわけで、「MacでAndroidエミュレーター環境を手に入れたい」とか「無料アプリがインストールされてもいいので、初期設定が煩わしくないAndroidエミュレーターをパソコンにインストールしたい」なんて方は、Andyは結構お勧めです。
サイト Andy