2014年11月5日以降の書き込みから、BlueStacksでLINEアプリをインストールしようとすると、エラーが出るとの報告が出てきました。(※僕の環境ではうまくいきますし、インストールがうまくいったとのコメント報告もあり)ですのでPCの環境によっては、もしかしたら、この記事の方法はうまくいかないかもしれません。それでも良いという場合は、お試しください。
先日、Windows用の LINEアプリがあることを知りました。
僕はてっきり、スマホを持っていないとLINEは出来ないものと思っていたんですが、ガラケーはもちろん各種デスクトップパソコンでもできるんですね。
せっかくなんで、今さらだけど僕もLINEを使ってみようと思ってインストールしてみました。が、どうやらLINEを始めるにはスマホ(最低でもガラケー)の所持は必須なようです。次のように出てしまいました。
そこで、いつもパソコンメインの僕は「なんでWindowsからはダメなんだ?」と思ってしまい「電話(スマホ、ガラケー)無しでもLINEを始められる方法」がないものか、検証してみる事にしました。ネット検索しても思うような情報がなかったのですが、いろいろ試してみたら、良さげな方法を見つけることができたのでご紹介です。
手などに障害があってWindowsパソコンしか使えない人にも有効な方法だと思います。
長い記事ですが、わかりやすいように画像を沢山使って説明しているだけなので、設定の一つ一つは特に難しいものはないと思います。
Google Chromeアプリ版LINEを使った方法は以下を参照してください。
目次
準備
今回の方法を行うにあたって、必要なものは次のものです。
持ってる場合は、それを使ってもいいですし、必要な場合は新しくアカウントを取得してください。
Googleアカウントは、BlueStacks用に新しくアカウントを作成してもいいかもしれません。
とりあえず、それぞれの取得方法をざっくりと書いておきます。もう既にアカウントをお持ちの方は、項目を飛ばしてください。
Googleアカウントの取得方法
Google アカウントの作成から必要な情報を入力して、「次のステップ」ボタンを押します。「携帯番号」は特に入力せずとも登録できます。
ちょっと面倒くさいことといっても「画像認証」ぐらいです。
公開プロフィールの設定で、写真登録などを促されますが「次のステップ」で次に行ってしまいましょう。
ようこそ画面が表示されるので、登録完了です。
追記(2014/7/21):登録には実在する電話(携帯電話でなくても可)で認証が必須になったようです。コメントで報告いただきました。
Facebookアカウントの取得方法
Facebookアカウント登録から姓、名、メールアドレス、パスワード、誕生日、性別を入力して「アカウント登録」ボタンを押してください。
「友達検索」画面が表示されますが「スキップ」を押して飛ばします。
「情報を追加」画面も「スキップ」を押して飛ばします。
「プロフィール写真を追加」画面ですが、こちらも「スキップ」を押して飛ばします。
メール送信の案内があるので、先程登録したメールアドレスにメールが来ていないかチェックします。
メールボックスにこんな感じのHTMLメールが来ていると思うので「アカウントを認証」ボタンを押してください。
これでFacebookへの登録が完了しました。
BlueStacksの利用
今回はスマホ代わりとして、BlueStacksというWindows上でAndroidを動かせるソフトを使用します。
BlueStacks上からLINEに登録し、その登録情報をWindows用のLINEアプリで使用します。
※BlueStacksは、AMD、ASUS、Mac、Lenovoなどが開発資金を投資したり、プレインストールソフトとして採用したりされているちゃんとしたソフト(AMD, Asus, Mac等に次いでLenovoがBlueStacksを採用)です。
BlueStacksのインストール
BlueStacksからソフトをダウンロードします。今回はWindowsにインストールするのでWindows用のものをダウンロードしてください。
ダウンロードした「BlueStacks-SplitInstaller_native.exe」をインストールします。
「Continue」ボタンを押します。
インストール場所を設定します。特に問題なければ「Next」でOKです。
インストールオプションを選択してください。特に変更する必要はないと思います。設定が終わったら「Install」ボタンを押してください。
Androidの設定とLINEのインストール
インストールが終わると、BlueStacksが起動し、しばらく初期化作業が行われます。
Androidのアップデートなど待って1~2分ほど放置すると以下のようなAndroid画面が全画面表示されます。
全画面表示は邪魔なので、とりあえず矢印の部分をクリックしてウィンドウ表示にします。
LINEアプリのインストールを行います。「Search」をクリックしてください
入力ボックスに「line」と入力しEnterを押して検索してください。LINEアプリが表示されたら、クリックしてください。
LINEアプリを利用するための設定
設定がまだ済んでない場合は「One time setup」ボタンが表示されるので「Continue」をクリックしてください。まずは「AppStore」の有効化です。
「Googleアカウントの追加」画面が現れるので、「既存のアカウント」をクリックしてください。
先程取得したものもしくは既存のGoogleアカウントのメールアドレスと、パスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックしてください。
(追記:@を打ち込むには、”(ダブルクォーテーション)キーを押せばOKです。)
バックアップと復元画面が表示されるので「次へ」をクリックしてください。
次は「App Sync」の有効化です。「Continue」をクリックしてください。
Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを入力して「ログイン」ボタン押してください。
(追記:@を打ち込むには、”(ダブルクォーテーション)キーを押せばOKです。)
「One time setup」が終了しました。「Let’s go」ボタンをクリックしてください。
Google playの利用規約に同意します。
LINEアプリのインストール
LINEのインストール画面が現れるので「インストール」ボタンを押してください。
「アプリの権限」の同意画面が表示されるので「同意する」ボタンを押してください。
「開く」からLINEアプリを起動してください。ホーム画面からLINEを起動してもOKです。
LINEアプリの設定
起動すると、以下の画面が表示されるので「新規登録」ボタンを押します。
もし以下の設定手順の中で、年齢認証画面になったら(戻るボタンなどを押して)スキップしてください。年齢認証は必要ないです。
「利用登録」画面が表示されます。
もしガラケーを持っている人は、国と携帯番号を入力して登録することもできます。(※ショートメッセージが使える携帯でないと登録できません。)
ここでは、先程Facebookアカウントを取得したので「Facebook」ボタンを押して登録します。(既存のアカウントを持っている人はそれでもOK)
「メールアドレス」と「パスワード」を入力してFacebook認証を受けます。
(追記:@を打ち込むには、”(ダブルクォーテーション)キーを押せばOKです。)
LINEがFacebookから情報を受け取る設定です。「OK」ボタンを押してください。
LINEがFacebookに投稿する許可を求めています。「OK」ボタンを押してください。
「利用規約」画面が表示されるので「同意」ボタンを押してください。
これでBlueStacks上でLINEが使えるようになりました。この状態でもWindows上でLINEが使えている状態といえます。
ただ、せっかくWindows用LINEアプリが出ているのですから、そちらでも使えるようにしましょう。
もしFacebookのログインがうまくいかない場合は、BlueStacks2にFacebookアプリかInstagramアプリがインストールされていないかを確認してみてください。以下、匿名希望さんのコメントの転載。
BlueStacks2をインストールした後、BlueStacks2を初めて起動する際に、どうやらBlueStacks2が勝手にFacebookとInstagramという名のアプリをダウンロード及びインストールしているみたいです。
このFacebookのアプリが悪さをしているみたいで、このFacebookアプリをアンインストールすることで無事に認証することが出来ました。
Windows用LINEアプリでも使えるように設定
BlueStacks上でLINEを使用しても良いのですが、LINEを使用するときBlueStacksを起動してLINEアプリを起動する必要があったりして少し手間がかかります。またBlueStacksは、AndroidのエミュレーターなのでWindows用のLINEアプリを使った方が動作は圧倒的に速いです。
なのでこの機会 にWindowsネイティブでも使えるように設定してしまいましょう。
「設定」を選択します。
「アカウント」を選択します。
「メールアドレス登録」が未設定になっているので登録します。
「メールアドレス」とLINE用のパスワードを設定します。入力が終わったら「確認」ボタンを押してください。すると登録したメールアドレスに4桁の認証番号が送信されます。
登録したメールボックスには、次のような内容のメールが届きます。
メールに書かれてあった暗証番号を入力して「登録する」ボタンを押してください。
メールアドレスが登録されました。
設定を確認しても「登録完了」となっています。
以上でBlueStacks側でのLINEの設定は終了です。
ただ、この記事の設定が全て終わるまでは、起動したままにしておいてください。後でもう一度だけ認証に使います。
以下では、Windows用LINEアプリの設定方法です。もうほとんど終わったも同然です。
Windows用LINEアプリを使う
それではWindowsでの設定方法です。
LINEのダウンロードページから「Windows用アプリ」をダウンロードします。
Windows8以上を使っている場合は、「Windows8/10」の方がお勧めです。こちらを利用すると、「IDの検索」などの設定も行うことができます。
「Windows8/10」用アプリの初期設定方法は、以下を参照してください。
Windows用LINEアプリのインストール
ダウンロードした「LineInst.exe」を起動してください。
言語に日本語を選択して「OK」ボタンを押してください。
「次へ」ボタンを押してください。
利用規約が表示されるので「同意する」ボタンを押してください。
インストール先を選択します。特に問題がなければそのままで「インストール」ボタンを押してください。
しばらく待つとインストールが終了します。
「閉じる」ボタンを押すとプログラムが自動的に実行されます。
Windows用LINEアプリの設定
LINEが起動すると認証画面が表示されるので、先程のBlueStacksのLINEアプリで登録した「メールアドレス」と、「パスワード」を入力して「ログイン」ボタンを押します。
ログインすると、以下のように本人を確認するための4桁の暗証番号が表示されます。
この画面が表示されると、先程起動したままにしておいたBlueStacks側のLINEアプリに「本人確認」画面が表示されるので、先程の4桁の暗証番号を入力し「本人確認」ボタンを押してください。
以下のように「本人確認、PC画面を確認してください。」と表示されたら設定は完了です。お疲れ様でした。
Windows用LINEアプリの動作画面
Windows用のLINEアプリを動作させるとこんな感じになります。
ID検索画面。
トーク画面はこんな感じ。
Windows版は、動作がサクサクですし、画面の幅を自由に設定することができます。
よく問い合わせがある設定
以下では、よく問い合わせがある設定の設定方法を紹介します。
「IDによる友だち追加を許可」をオンにする
新しいバージョンでは、PC版のLINEの「IDによる友だち追加を許可」が無くなったようです。
「IDによる友だち追加を許可」を有効にする場合は、BlueStacksにインストールした側のLINEアプリの設定から設定する必要があります。
まずはアプリの「設定」をクリックします。
次に「プライバシー管理」をクリックします。
「Windows8/10」用のメトロアプリでも「友達からの検索を許可」という設定名で設定を行うことができます。詳しくは以下を参照してください。
友人にIDを知らせる手段例
友人などに、IDを知らせるにはQRコードを相手に送るという方法もあります。
QRコードを表示させるには、マイプロフィール画面から「友達追加」ボタンをクリックします。
次に、「QRコード」メニューをクリックします。
「QRコードリーダー」画面の「自分のQRコードを表示」ボタンをクリックします。
すると、以下のような「自分のQRコード」が表示されます。(画像のQRコードは加工してあります)
あとは、この画面のスクリーンショットをScreenpressoや「Skitch(Windows版のサポート終了)」などのキャプチャーソフトで撮影して、相手に画像を送ります。
相手が「QRコードリーダー」を用いてQRコードを読み込むことができれば、自分のIDを登録してもらうことができます。
※BlueStacksでQRコードが表示できない場合は、NoxPlayerなどでも試してみてください。(※要LINEの再設定)
まとめ
ネット検索しても、こういったやり方は書いてなかったので、「もしかしたら電話番号(スマホ、ガラケー)なしで登録できないのでは?」と最初思っていたんですが、案外あっさりとできました。
というか、そこまでWindows上でLINEをやる需要がないだけなのかもしれません。
ただ、普段はスマホでLINEをやっている人でも、パソコン作業をしている時、パソコン上でLINEを行えるので、いろいろとはかどるかもしれません。いや、逆にはかどらないか。
それはさておき、もしWindowsでLINEをやってみようと思っているならば、一度試してみてください。
注意点
Windows版LINEを設定してしまえば関係ないですが、BlueStacksを継続して使用する場合は、以下の注意が必要です。もう利用しない場合は、何もしなくてもOKです。
ベータ版のBlueStacksは無料で使用できましたが、正式版のBlueStacksを継続利用するには、「月額2ドル払う」か「お勧め無料アプリをインストールする」を選択しなければいけないようです。もし、BlueStacksの継続利用を促す画面が出た場合、無料で使用するには、「Install apps」を選択してください。
導入してみました
どうやらgoogleアカウントだと実在する電話番号の入力が必須のようです
facebookで試したところ、その認証はありませんでした
なお、facebookから登録した場合でも年齢認証には電話番号が必要のようです
年齢認証はスキップ可能でしたので、携帯を持ってない私でも導入が完了しました