Androidエミュレーター「Windroy」でGoogle Playアプリが利用できる環境の作り方

先日、Windroyのことについて書きました。

これまで、Androidエミュレーターに関しては、GenymotionとBlueStacksを紹介してきました。...

ただ、上記の設定だけでは、GoogleのPlayストアを利用できないので、今回はWindroyで利用できるようにする方法を紹介したいと思います。

photo by Kham Tran

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主な手順

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今回Windroyで、Google Playを使えるようにする主な手順は以下です。

  1. 必要なファイルをダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルを専用のフォルダに置く
  3. Google Playを起動しログインする

今回行う手順は、たったこれだけです。

手順としては、以前紹介したGenymotionの方法よりもかなり楽です。

先日、様々な端末のAndroidテスト環境を手軽に作成できる「Genymotion」のインストール方法を紹介しました。...

尚、今回の設定を行う前に、以下に書いてある設定を行っておいてください。

これまで、Androidエミュレーターに関しては、GenymotionとBlueStacksを紹介してきました。...

ファイルのダウンロード

Google PlayをWindroyで動作させるには、以下の2つのapkファイルが必要です。

  1. GoogleServicesFramework.apk
  2. com.android.vending.apk

とりあえず、上記のキーワードで、ググっても出てくると思います。

それぞれは、以下などからダウンロードできます。

GoogleServicesFramework.apk

Googleサービスフレームワークのapkファイルのダウンロード。

com.android.vending.apk

Google Play Storeのapkファイルのダウンロード。

上記にはいろいろな、Google Play Storeのapkファイルがありますが、僕はとりあえずGoogle Play Store 5.6.8をダウンロードしました。

ダウンロードしたファイル

上に書いた、2つのファイルは、以下のようなファイル名になりました。

  • GoogleServicesFramework.apk
  • com.android.vending-5.6.8-80360800-minAPI9.apk

ダウンロードファイルをフォルダに移動

それで、先程ダウンロードした2つのファイルをWindroyフォルダに移動します。

設置する場所は、Windroyデフォルトのインストール状態で、以下の位置になります。

C:/Windroy/windroy_root/data/app

上記の場所に、先程ダウンロードしたファイルをコピペなどで移動するだけです。

こんな感じにファイルを置くだけです。

Windroyでのはapkファイルの設置場所

Google Playを起動しGoogleアカウントでログイン

ここまでの設定が済んだら、Windroyを起動します。

Windroyの起動

起動したらアプリ表示をクリックします。

Windroyのトップ画面

すると、アプリ一覧にPlayストアが表示されています。表示を確認したら、Playストアをクリックします。

Windroyのアプリ一覧にGoogle Playが表示される

すると、以下の「Googleアカウント追加」画面が表示されるので「次へ」ボタンを押します。

WindroyのGoogleアカウントを追加画面

すると、以下のような画面が表示されるので、「ログイン」ボタンを押してください。

Windroy、Googleアカウントをお持ちの場合

この時点で、Googleアカウントを持っていない場合は、以下の方法でアカウントを作成しておいてください。

もはやおなじみのGoogleサービス。最近は何かと、Googleアカウントを持っていると便利になるサービスや、そもそもアカウ...

「ログイン」ボタンを押すと、以下のような画面が表示されるのでGoogleアカウントの「ユーザー名」と「パスワード」を入力し右下のログインボタンを押してください。

WindroyでGoogleアカウント情報の入力

このとき、ユーザー名(メールアドレス)を入力するとき、@を入力する場合は、”(ダブルコーテーション)キーを押してください。

すると、しばらく待った後、登録完了画面が表示されます。

Playストアの起動

Googleアカウントにログインした状態で、Playストアを起動すると、以下のような同意ダイアログが表示されるので「同意する」をクリックします。

WindroyでGoogleストアの同意画面

すると、以下のようにGoogleストアが表示されます。

WindroyでPlayストアの起動画面

ただ、Windroyの場合は、起動しないアプリが結構あります。

例えば、Playストアで以下のように「line」と検索しても、検索結果にもできません。

WindroyでLINEアプリを検索しても出てこない

LINEアプリページを表示させたとしても、以下のように「お使いの端末はこのバージョンに対応していません。」と表示されてしまいます。

WindroyでLINEアプリは対応していない

Instagramアプリも同様に対応していません。

WindroyでInstagramアプリは対応していない

なので、Windroyでアプリを利用する場合は、「大抵のメジャーどころのアプリは対応していない」と思っておいた方が良いと思います。

apkファイルを探すことでインストールもできるけど

「アプリ名 apk」とGoogleなどで検索すると、アプリのapkファイルは結構出てくるのでダウンロードすることもできます。

ダウンロードしたapkファイルを「C:/Windroy/windroy_root/data/app」フォルダに置けば、アプリがインストールされた状態になります。

ただ、apkファイルを利用した場合でも、動作しないアプリも結構あります。

まとめ

このように、Windroyでも、Googleストアを利用することはできます。

ただ、Windroyの場合は、有名どころのアプリは、ほとんど利用できないのが難点です。

どうしてもパソコンで、Androidアプリの利用や動作確認をしたい場合は、Genymotionか、BlueStacksのどちらかを利用した方がよさそうです。

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ですので、Windroyを利用する場合は、「自作のアプリの動作確認をする」とか「AndroidブラウザでWEBページなどの表示確認をする」とかが、最も適した使い方かもしれません。