何時間眠るのが適切か?厚生労働省が薦める年代ごとの睡眠時間(2014年版 睡眠指針)

睡眠指針

睡眠を健康的に取るための国の指針が11年ぶりに見直されました。以前、気温の変化が激しい季節の変わり目に、体調を崩さないために気をつけるべきたった2つのことという記事で睡眠の大切さについて書いたのですが、「どのくらいの時間眠れば適切なのか?」ということのガイドラインを、厚生労働省が年代ごとの注意点とともにまとめました。

年をとると朝型になるので睡眠時間は短くてOK、中高生は寝床での携帯電話の使用を控えて――。厚生労働省は近く、世代別の注意点を盛り込んだ健康のための「睡眠指針」をまとめる。2003年の策定以来11年ぶりの見直しで、年齢による生活や睡眠の特徴の違いを反映させる。

睡眠、高齢者は量より質 厚労省が「新・睡眠指針」:朝日新聞デジタル

年代ごとの、適切な睡眠時間はこちら。

年代適切な睡眠時間
10代前半まで8時間以上
25歳7時間
45歳6時間半
65歳6時間

指針では、無理に寝ようとせず、眠くなってから寝床に入るよう呼びかけられています。

10代前半は、寝床で携帯電話・ゲーム機を利用する場合は、画面の光(ブルーライト)を浴びすぎると不眠になる恐れがあるので注意が必要とのこと。

25歳、45歳に近い世代は、疲労を回復し仕事の能率を高めるため毎日、十分な睡眠を取るようすすめられています。睡眠不足の場合は、昼間の早い時間に30分以内の短い昼寝をすることが効果的だそうです。

65歳に近い世代は、長い時間眠ろうと必要以上に寝床についていると、寝付くまでの時間が伸びるなどして、熟睡感が得られない恐れもあるそうです。

ここ10年で明らかになってきたことでは、睡眠状態が悪いと高血圧や糖尿病など生活習慣病のリスクが高まるとされています。

僕自身も、睡眠状態が悪いと病気にかかりやすいのは身をもって体験しているので、適切な睡眠がとれるよう注意していきたいです。

前回の指針:第1回 健康づくりのための睡眠指針の改定に関する検討会資料

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