先日、もろもろの誘惑に負けてAmazonプライムに入会しました。
で、せっかくなら年会費4900円の元は取りたいし、使い倒してやろうと会員特典について調べて以下の記事に書きました。
それで、「Amazonプライムはすごいな…。何か大いなる野望のため、全力で動いてそう…。」と多少の畏れを抱く矢先、メールボックスに以下のようなメールが届きました。
件名:【プライムの新特典】無制限の写真保存サービスプライム・フォトを開始
プライム会員の皆様
新しい特典のご案内です。写真ストレージ サービス、プライム・フォト。追加料金なしで、写真を好きなだけ保存できます。スマホ、タブレット、パソコンから。また専用の Amazon Photosアプリをスマホにダウンロードすれば、自動アップロードでアップロードも可能。
なんと、これまで5GBまで無料だったプライム・フォトが、プライム会員には無劣化・無制限で無料開放されるということみたいです。
とりあえず、すぐさま使ってみることにしました。
目次
Amazonプライム・フォトとは
プライム・フォトは、Amazonクラウドドライブを用いた、フォトストレージ(写真保存)サービスです。
クラウドドライブは、これまで5GBまでは、無料で利用することはできました。
けれど、5GBを超えて利用する場合は、以下のような料金が必要でした。
今回のサービス提供開始により、Amazonプライム会員であれば、1,000GB(40,000円/年)分のストレージを使用したとしても、写真の場合は無制限しかも無劣化(無圧縮)で利用できることになります。
「プライム・フォト」は、スマホからは写真を自動保存することができ、またパソコンからは、アップロードして利用できるようになっています。
Googleフォトとの違い
写真のストレージサービスといえば、これまで僕はGoogleフォトを利用していました。
これと比べて、プライム・フォトの優れているところは、RAW画像(無圧縮画像)を劣化することなく無制限にストレージ上に保存できるところです。
これまでGoogleフォトでは、以下の2通りのプランから選ぶ必要がありました。
- 「無制限に使えるけど超高画質写真は圧縮してJPEGにするよ」というプラン
- 「空き容量(無料では15GB)内ならフル画像で保存できるよ」というプラン
けれど、アマゾンのプライム・フォトの場合は、Amazonプライム会員に限り「無料でフル画像を無制限に保存できるよ」というプランを提供し始めたことになります。
プライム・フォトの使い方(パソコン)
というわけで、せっかくプライム会員なわけだから、使わなければ損かと「プライム・フォト」を早速パソコン(Windows)から使ってみることにしました。
利用するには、まず「プライム・フォト」から、「Prime Photosアプリを見る」ボタンを押します。
すると、以下のようなデバイス選択画面が表示されるので、環境に合わせたボタンをクリックしてください。
僕はWindows環境で利用するため、以下ではWindowsでの利用方法を紹介します。
Windowsでの利用方法
「Windowsの場合」ボタンをクリックすると、「AmazonDriveSetup.exe」というファイルがダウンロードされるので、終了したら起動します。
すると以下のような「Amazon Cloud Driveへようこそ」というダイアログが表示されるので、「インストール」ボタンをクリックします。
すると、インストール画面が現れるのでしばらく待ちます。
すると、以下のようなAmazonへのサインイン画面が表示されるので、ログイン情報を入力して「サインイン」ボタンを押します。(通常のAmazonアカウントでOKです)
すると、以下のような「バックアップフォルダ選択画面」が表示されるので、必要なフォルダを選択して、「フォルダをアップロード」ボタンを押せば、設定が完了します。
個別のフォルダを設定する
デフォルトの設定では、Windows内のピクチャ、ドキュメント、ビデオ、ミュージック、デスクトップ上にある写真が全てプライム・フォト上にアップされてしまいます。
これでは都合が悪いので、指定したフォルダだけをアップロードする設定に変更したいと思います。
まずは、全てのチェックボックスを外して「ファイルの選択」をクリックします。
すると、以下のような「ファイルとフォルダの選択画面」が表示されるので、「フォルダの選択」をクリックして、アップロード用のフォルダを指定します。
以下のように、ドラッグ&ドロップでフォルダやファイルを指定することも可能です。
試しに、指定したいフォルダをドラッグ&ドロップしてみると、ドロップした途端に、アップロードが以下のように始まりました。
完全に画像のアップロードが終わると、全てのアイテムにチェックマークがつきます。
これで、アップロードフォルダの設定は完了です。超簡単でした。
新たなアップロードフォルダを設定する場合は、「フォルダを追加」ボタンから行うことができます。(ドラッグ&ドロップでも可)
アップロード動作
「プライム・フォト」が、「Googleフォト」と違うのは、フォルダを指定したからといって、フォルダ内のファイルが自動的に同期されるというわけではありません。
ですので、ここで指定したフォルダに後から写真を追加したからといって、勝手にアップロードされることはないので注意が必要です。
アップロードした写真の閲覧
アップロードした写真の閲覧は、「プライム・フォト」から「プライム・フォトの使用開始」ボタンをクリックします。
すると、以下のようにアップロードした写真が一覧で見やすく表示されます。
使ってみて気づいたのですが、ファイル検索機能はあるのですが、「Googleフォト」のように「画像の中身が何であるかを判断して検索結果に表示する機能」はないようです。
今のところは単に「ファイル名での検索」になるようです。
デスクトップアプリから閲覧
毎回、ブラウザから「プライム・フォト」を表示させるのが面倒な場合もあるかもしれません。
そういった場合は、タスク上のクラウドドライブアイコンをクリックして出るメニューの「お客様のCloud Drive」をクリックしても写真を手軽に閲覧することができます。
こちらから、クラウドドライブを表示させた場合は、「すべてのファイル」画面が表示されてしまいます。写真やビデオのみを表示する場合は「写真&ビデオ」をクリックしてください。
すると、写真とビデオだけが見やすくサムネイル状態で表示されます。
まとめ
とりあえず、「プライム・フォト」をパソコンから利用する場合は、以下のような方に向いているのではないかと思います。
- プライム会員でフル画像(無圧縮)で無制限に保存したい
- アップロード動作をしたときのみ写真をアップしたい
逆に以下の方は「Googleフォト」の方が良いかもしれません。
- 画像の中身を解析した検索を利用したい
- それなりに高画質であれば写真の品質にはこだわらない
- 指定フォルダ内のファイルが更新されたら自動同期したい
- 写真が探しやすく使い勝手が良いものが良い
なんだかんだで、まだまだ使いやすさは「Googleフォト」に分があるように感じます。
それにしても、「Amazonプライム」は会員向けには、ここのところプライムビデオや、今回の写真サービスを大盤振る舞いしだして「覇権獲り」を目指している感じが、末恐ろしくは感じます。
しかし、それをわかりつつもユーザーにとって実用的な特典があるのはとてもありがたいので、「年会費とか出来れば払いたくないけど、利便性から利用せざるを得ない」状態です。
Amazonプライム会員になることで得られる優遇はこちら。
学生プランの場合は、さらに上をゆく厚遇っぷり。
同じく最近のAmazonには少し恐れを抱きます。なんかこわいですよね。