先日、以下の理由から個人事業主から法人化することに決めました。
- 自分の死亡対策にサーバーやASPを法人名義で登録するため
- 節税効果のため
今から法人化した最大の理由は「僕の死亡対策」です。
サーバーとかは、本人が死亡しクレジットカードが無効になると、サイト自体がなくなる可能性があります。
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)から収益を得ている場合は、本人が死亡すると収益が振り込まれなくなる規約のサービスも多いです。
なので、名義を法人とすることで、「本人死亡による報酬のシャットダウンだけは避けたいな」と。
多少なりとて、キャッシュフローを生んでいる事業を遺産として残せればなと。
ただ、これまで個人事業主の間は、MFクラウド確定申告という会計ソフトを用いて青色申告をしていました。
ただ流石に、「法人成り(個人事業主からの法人化)」の手続きとなると
素人の手に余るな…
というのが正直な感想。
そもそも、法人化で何をしたら良いのかすらわからない。忙しくて調べる暇もない。
けど、その「忙しさ由来で収入が増えた」からこそ法人化するわけです。
それなら
多少のお金を払ってでも税理士にやってもらえばいいじゃん!
ということで、全て税理士にお任せすることにしました。
目次
税理士を選ぶに当たって
ただひとえに「税理士」と言っても、僕に税理士の知り合いはいません。
ここらへんは本当に困りました。
タウンページで税理士を調べて電話するのも、よく知らない世界だけに、ちょっと怖い。
そんなわけで
税理士どうしよう…
とネットでいろいろ調べていたら、「税理士紹介サイト」の存在を知りました。
そして、サイトの紹介実績等を読み込んで、
税理士のことなら多数紹介実績のあるサイトに頼んだ方が安心
ということで早速、申し込みました。
税理士紹介サイトとは
「税理士紹介サイト」の仕組みについて簡単に説明すると、「メールで問い合わせをすると税理士を紹介してもらえるサービス」です。
もう少し詳しく言うと「税理士紹介サイト」にメールを出すと「税理士紹介コーディネーター」にメールが届き、「住んでいる地域」や「税理士に対する要望」から適切な税理士を紹介してもらえます。
参考までに僕の場合は「税理士紹介サイト」に以下のような文面でメールを出しました。
〇〇年から法人化を考えている個人事業主です。
法人化手続きを行ってもらえる税理士を探しています。
現在ネット広告で収入を得ているので、ネットに強い税理士さんを希望します。
また、会計ソフトは「MFクラウド確定申告」を利用しているので、できればクラウド会計ソフトに慣れた方だとありがたいです。
あと、僕は四肢に障害があり、車椅子生活なもので外出は厳しいです。ですので、家まで訪問していただける方を探しております。
上記のような条件でもよろしければ、よろしくお願いいたします。
※障害のため、電話は時間を決めていないと出られない可能性があります。まずはメール連絡でいただけると助かります。
僕がお願いした条件をまとめるとこちら。
- 法人化手続きをやってくれる税理士
- ネット関係に強い税理士
- MFクラウドのようなクラウド会計ソフトを使える税理士
- 車椅子生活ため移動が困難なため家まで訪問してくれる税理士
自分でも、ちょっと面倒くさめな条件だと思います。
それでも、後述する「税理士紹介サイト」全てが、丁寧にご対応くださいました。
そして、紹介していただいた税理士さんも全て家まで訪問してくださいました。
税理士紹介サイトへのメールには、できるだけ要望を書こう。
税理士は複数人と面談しよう
「税理士紹介サイト」で税理士の紹介を受ける際に、1社のみで紹介を受けるのは避けましょう。
というのも、「自分の条件に合う税理士」が、その「税理士紹介サイト」に所属しているとは限らないからです。
僕自身、3社紹介サイトから、3名の税理士と面談をしました。
その中で、税理士の年間報酬の差で言っても、20万円の開きがありました。
詳細はこんな感じ。
A社の紹介してくれた税理士。
- 月額顧問料3万円
- 決算手数料20万円
- 会計ソフトは弥生オンライン(クラウド)OK
B社の紹介してくれた税理士。
- 月額顧問料3万円
- 決算手数料15万円
- 会計ソフトは出来れば弥生会計(クライアントソフト)を使いたいとのこと
C社の紹介してくれた税理士。
年間の税理士報酬だけでも、C社は36万円(月額顧問料のみ)と、A社の56万円(月額顧問料+決算料」と、1年で20万円もの違いが出ます。
また、税理士によって「得意としている会計ソフト」が違う場合もありました。
例えば、僕が「税理士紹介サイト」を1社しか利用していなくて、A社のみの面談で決めていたら、年間税理士費用が20万円も高かった計算になります。
僕の場合、3社3名の税理士と面談したおかげで、自分に合った税理士と契約することができました。
上でも書いたように「紹介サイトの紹介してくれる税理士」には当然違いがあります。住んでいる地域によって登録されている税理士も千差万別でしょう。
そうだったとしても、僕のような一般人には
どの税理士紹介サイトに、どんな税理士が登録されているか?
なんてことは分かりません。
なので、1社だけから紹介を受けるのでは「自分に合った税理士」に当たる確率も下がります。
そんなわけで「税理士紹介サイト」で紹介を受けるなら、必ず何社か申し込んで複数面談することをおすすめします。
例えば医師にかかる場合、2つの医療機関で診断を受け、納得する方で治療を受けるというのは最近多いと思います。いわゆるセカンドオピニオンですね。
税理士だって同じです。複数の税理士と面談し、一番納得する税理士と契約するのが望ましいのは間違いありません。
必ず複数の税理士と面談して話を聞こう。
おすすめの税理士紹介サイト
上記を踏まえた上で、おすすめの「税理士紹介サイト」はこちらの3社。
上記全て、僕が紹介を受けるのにあたって丁寧に対応していただいた「税理士紹介サイト」です。
以下では、それぞれの紹介サイトについて詳しく説明します。
税理士紹介ビスカス
税理士紹介ビスカス- 運営歴:29年
- 紹介実績:13万件以上
- 登録税理士事務所:全国3,300以上
- 紹介料無料
- 複数紹介可能
運営歴も、紹介実績も、登録税理士も、ナンバーワンの税理士紹介サイト。
ビスカスがよかった点は、担当者の対応が刺さったというか、素晴らしかったです。
僕が税理士面談で迷っていた際に、担当者からのメールで
税理士選びは非常に大事なことです。他社も含めて税理士としっかり面談をし、〇〇様に合った税理士を選んでください。
と言ってくれたこと。他社の面談も勧めてくれたのは印象的でした。
もちろん僕が他社の税理士と契約してしまったら、ビスカスに税理士からの仲介料は入ってきません。
それなのに、普通こんなこと言ってくれます?
そんなわけで、ビスカス担当者さんの
(他社も含めて)本当に合った税理士を選んでください
という誠実な対応には心打たれました。
と言うのも、ビスカスは「税理士紹介サイト」においては業界最大手です。抱えている税理士の質に自信があるので、こういったことも言えたのかもしれません。
それでも、上記のように言ってくれたのは、右も左もわからない素人には嬉しかったです。
で、実際いろいろ面談した結果、今回はビスカスで紹介していただいた税理士が一番僕に合っていたので、こちらで契約しました。
税理士紹介を受けるのであれば、ビスカスは必ず候補に入れるべき紹介サイトです。
税理士ドットコム
税理士ドットコム- 運営歴:19年
- 紹介実績:9万5,000件以上
- 登録税理士:全国4,700名以上
- 紹介料無料
- 複数紹介可能
ここもかなり大手の「税理士紹介サイト」です。
税理士ドットコムの担当者は、非常にこまめに連絡を取ってくれるのが印象でした。
例えば、税理士との面談後は
どうでしたか?
とアフターフォローがあります。その際、僕が「ちょっと考えと違った」ということを伝えると、
弊社には他にも紹介できる税理士が多いいますので紹介いたしましょうか?
と結構気さくに聞いてくれます。
メール対応のこまめさは、税理士ドットコムが一番感じました。
税理士ドットコムは、大手でありつつメール対応も非常に丁寧。
税理士紹介エージェント
税理士紹介エージェント- 運営歴:16年
- 紹介実績:記載なし
- 登録税理士:記載なし
- 紹介料無料
- 複数紹介可能
比較的、新しい税理士紹介サイトですが実績もあります。
信頼できる近くの税理士を厳選して無料で何度でも紹介するというのがサービスの方針。
税理士紹介エージェントは、税理士を経験・知識・人柄で厳しく審査しています。
大手2社でも、自分に合った税理士と巡り会えなかった場合は、こちらに申し込むと新たな出会いもあるかもしれません。
税理士紹介エージェントは、登録税理士審査の厳しさをサイト上でも大々と謳っています。
まとめ
僕が様々な「税理士紹介サイト」を調べた限りでは、この3社の税理士と面談を受ければ間違いないと思います。
どの紹介サイトも、サービス運営歴は10年以上と土台はしっかりとしています。
そして、税理士紹介料も無料です。加えて、合った税理士が見つからなければ、何回でも紹介を受けることが可能にもなっています。
とりあえず上記3社に、税理士紹介を申し込み「合う税理士ないなければ、もう一度紹介してもらう」というスタンスで十分かと思います。
僕の場合は、最終的にビスカスで紹介いただいた税理士と契約しました。
けれど、ビスカスだから良いというわけではありません。「税理士紹介サイト」それぞれ、地域によっては登録されている税理士の違いもあるでしょう。
結局のところは、実際に税理士に会って話してみることから始まると思います。
その橋渡しを安心して任せられるのが「税理士紹介サイト」です。