mixhostでバックアップデータからのエラー復旧(リストア)は超簡単。

先日、とあるプラグインをいじっていたらサイトが真っ白になって表示されなくなってしまいました。

サイトが真っ白に

原因を探ろうと、「エラーメッセージ表示」を試みても、エラーメッセージすら表示されませんでした;

もしこれが、テーマカスタマイズ後にでも発生したなら、自分のコードに問題があると分かるので、おおよその原因は予想可能です。

けれど、今回は「プラグインの通常操作」でサイトが表示されなくなってしまったわけで、わけが分かりません。「普通に操作していただけなのに何故?」といった感じ。

自分が作ったプラグインではないので、原因を探ろうにも、かなり時間を要するのは推測できました。ガッツリ原因を調べるのであれば、少なくても数時間、下手すると数日かかったかもしれません。

なので、「そんな長い時間サイトを落としておきたくはない。。はて、どうしたものか…」と数分、途方に暮れた後、「あ!、自分の使っているサーバー(mixhost)は、自動バックアップされているので復元ポイントから復旧出来るじゃん!」と思い出しました。

その結果、問題発生から十数分、復旧作業開始からたった数分で「原因不明のプラグインエラー」から復旧することができました。

正直、復旧操作は想像していた以上に簡単でした。

そんなわけで、「もし、原因不明のエラーが起こったら、mixhostサーバーパネルの復元ポイントから手軽にリストア(レストア)できるよ」ということで、そのやり方を説明したいと思います。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

mixhostでサイトを復元するのに必要な主な手順

手順は非常に簡単で、行うのはたったこれだけ。

  1. ファイルの復元
  2. データベースの復元

やることといっても、たったの2手順。

しかも、サーバーの管理パネル(cPanel)からマウスをポチポチと操作するだけという簡単さです。今回僕の場合は、作業時間と復旧時間合わせて数分で以前の正常な状態に戻すことができました。

こんな事が出来るリーズナブルなレンタルサーバーは、正直mixhostくらいしか知りません。「復旧ポイントを指定したリストア」が無料で出来るなんて本当にありがたすぎる。

ファイルの復元

mixhostでは手順を紹介します。まずは、のcPanelにログインします。

そして、「JETBACKUP」項目にある「File Backups」を選択します。

JETBACKUPでファイルの復元

すると「ファイルバックアップ(File Backups)」画面となり、復元ポイントがリスト上に表示されるので、エラーが出る前の日時を確認の後、「ファイルマネージャー」をクリックします。

エラーが起こる前の日付のファイルマネージャを選択

すると以下のようなバックアップ候補のファイル(ディレクトリ)一覧が表示されます。

JETBACKUP機能のバックアップファイルリスト

この中から復元するファイル(ディレクトリ)を選択してリストアする形になります。

WordPressサイトの復元であれば、まず「public_html」ディレクトリリンクをクリックしてください。

「public_html」ディレクトリリンクをクリック

次に「インストールドメイン(当サイトの場合はnelog.jp)」フォルダーの右のほうにあるチェックボックスを選択してください。

JETBACKUPで選択したファイルをリストアを選択

その後、「選択したファイルをリストア(Restore Selected Files)」ボタンをクリックしてください。

すると、リストアの確認画面が表示されるので、注意書きにチェック後「Restore」ボタンをクリックしてください。

JETBACKUPのリストア確認画面

すると、「ファイルリストア作業」がキュー(Queue)に追加されます。

JETBACKUPのリストアジョブがキューに追加される

ファイルのリストアには、しばらく時間がかかるので、その間にデータベース復元のリクエストも行ってしまいます。

データベースの復元

次に、cPanelのトップ画面に戻って「JETBACKUP」項目にある「Database Backups」を選択します。

JETBACKUPでデータベースの復元

すると、データベースの復元ポイント一覧が表示されるので、エラーが発生する前の日時の「リストア」リンクをクリックします。

JETBACKUPでデータベースのリストアを行う

先程と同様、確認画面が表示されるので、注意書きにチェック後「Restore」ボタンを押してください。

データベースバックアップの確認画面

データベースバックアップ作業がキューに(Queue)に登録されると、以下のようなメッセージが表示されます。

データベースバックアップの作業登録完了

データベースバックアップも、作業完了までしばらく時間がかかります。

作業状況の確認

mixhostでは、管理画面から作業状況の確認も行うことが可能です。

作業状況確認するには、「JETBACKUP」項目の「Queue」を選択してください。

JETBACKUPの作業状況の確認

すると、ファイルのリストア中には、以下のような進捗状況が表示されます。

ファイルリストアの進捗表示

データベースの場合はこんな感じ。

データベースリストアの進捗表示

それぞれの作業が完了すると、以下のように表示されます。

ファイルリストアの完了。

JETBACKUPでファイルリストア完了

データベースリストアの完了。

JETBACKUPでデータベースリストアの完了

サイトファイル、データベース双方とも完了が表示されたら、サイト復旧が完了です。

僕のサイトの場合は、作業時間+待ち時間合わせても数分程度で復旧が完了しました。
エラーポイントから復元ポイントの間に、サイトの更新をしていた場合は、その間の更新情報は失われますのでご注意ください。

まとめ

mixhostを利用している場合は、上記のような方法で簡単に健康なサイト状態に戻すことが可能です。

正直、以下の条件を備えている月額1000円未満のレンタルサーバーはmixhostくらいしか無いではないかと思います。

  • おおよそ毎日自動でバックアップ処理を行ってくれる
  • バックアップは遠隔地にも複製保存
  • 復元ポイントを自由に選んでリストア出来る(※30日以内)
  • サーバーの管理画面からマウス操作で手軽にできる
  • これらのことがすべて追加料金なしの無料で行える

もし他に、ここまでの「追加料金なしバックアップ体制」を整えているリーズナブルなレンタルサーバーがあれば教えて欲しいぐらいです(今度サイトを作る時はそこを試してみようと思うので)。

その他自動バックアップ機能があるサーバーと比較

mixhostと同様に、リーズナブルなサーバといえば、エックスサーバーもバックアップ体制はあります。「復元ポイント」も指定できます。けれど、エックスサーバーの場合、ファイル提供が有料(税抜1万5000円)です。しかも、ファイルアップロード作業や、データベース復旧作業を手動で行う必要があります。

参考 自動バックアップ機能 | レンタルサーバー【エックスサーバー】

その他だと、JETBOYは、無料でリストア可能です。けれど「復元ポイント」は、前日のものしか選択できません。これだと、前日より前にエラーになっていた場合は、エラーは状態で復元されてしまいます。

参考 データ復元方法 – JETBOYサポートサイト

やはり、月額1000円未満の格安レンタルサーバーで、ここまでのバックアップ体制を整えているのは、mixhostぐらいしか無いのではないかと思います。

上でも書きましたが、mixhostと同程度の機能がある格安国内サーバーがあるのであれば、教えて欲しいくらいです。

サイト mixhost

参考 自動バックアップからファイル/データベースの復元 – mixhostサポートサイト