エックスサーバー vs mixhost徹底比較表。どちらを選ぶべきか?

僕は複数サイトを運営しており、エックスサーバーと、mixhostサーバー双方を利用しています。

どちらも素晴らしいレンタルサーバーと言ってよいでしょう。

WordPressで個人サイトを運営するのであれば、どちらかを選択すればまず間違いないでしょう。

というか、これからサイトを始めようと思っている人は、ネットで評判などを調べると、この2つに行き当たり、「どっちが良いだろう??」と大いに迷う可能性が高いと推測されます。

そういった場合は、スペック表を見て自分の使用目的にあったサーバーを選べば良いと思います。けれど、それぞれのサイトを見比べながら比較するのでちょっと面倒くさいかと思います。

そんなわけで、手軽に両サーバーを比較できるように一覧表を作成してみました。

双方、「何が、どう優れているのか?」が分かりやすくなっているかと思います。

サーバースペック比較表

それぞれサーバーの最安の同価格帯プランで比較します。

エックスサーバーは「スタンダードプラン」。mixhostも「スタンダードプラン」での比較になります。価格はすべて税込料金として表示しています。

色別評価の違いは以下のようになっています。

  • 緑色:勝(まさ)っている
  • 黒色:変わらない
  • 赤色:明らかに劣っている
エックスサーバー
スタンダード
mixhost
スタンダード
初期費用 0円 0円
月額料金(1年契約) 1,100円 1,650円
月額料金(3年契約) 990円 1,320円
無料お試し期間 10日間 30日(※無料でなく返金保証)
商用利用
再販 △(一定条件を満たせば)
アダルトサイト ×
出会い系サイト ×
プラン
アップグレード
月単位 即時
プラン
ダウングレード
利用期限単位 不可
最上位プラン能力 スペックアップ可能。
大規模サイトでも運用可能。
スペックアップ可能。
大規模サイトでも運用可能。
サーバー引っ越し
オプション
(SSLサイト移転)
移行ツール有(無料)
移転代行:33,000円
移行ツール有(無料)
移転代行:10,890円
支払方法 クレジットカード
銀行振込
コンビニ決済
Pay-easy
クレジットカード
PayPal
銀行振込(楽天銀行)
サーバーソフト nginx LiteSpeed
HTTP/2
HTTP/3 ×
QUIC
(新高速化技術)
×
KUSANAGI
(WP高速化)
×
使用ディスク NVMe SSD SATA SSD
ディスク容量 300GB 300GB
CPU 6コア 6コア
メモリー 8GB 8GB
転送量目安 無制限 無制限
RAID構成 RAID 10 RAID 10
自動DBバックアップ 14日分
※自動復元機能あり
14日分
※自動復元機能あり
自動ファイルバックアップ 14日分
※自動復元機能あり
14日分
※要手動復元
遠隔バックアップ ?サイトに記述なし ○(北海道)
バックアップ
復元コスト
無料
※自動復元機能あり
無料
※要ファイル手動復元
ドメイン取得 同サービスで可能 同サービスで可能
ドメイン料金 2つ無料 1つ無料
マルチドメイン 無制限 無制限
サブドメイン 無制限 無制限
MySQL 無制限(MariaDB) 無制限(MariaDB)
MySQL
管理ツール
phpMyAdmin phpMyAdmin
SQLite
PostgreSQL × ×
独自SSL
無料SSL
管理パネル 独自パネル cPanel
CPU使用率表示
メモリー使用率表示
ディスク使用量表示
転送量表示
オリジナルCGI利用
SSI利用
PHP 8.1、7.4、5.6 8.1、7.4、5.6
Ruby 2.0 ×
Python 3.3、2.7 2.7
Perl 5.16 5.16
Cron
SSH利用
FTP利用
FTP追加アカウント 無制限 無制限
ファイルマネージャー
.htaccess編集
WEBフォント利用機能 モリサワ
75,000PVまで無料
×
メールアカウント 無制限 無制限
メーリングリスト
メールマガジン ×
メール転送
メール自動返信
WEBメール
メールボックス容量設定
アンチウィルス
スパムフィルター
メール暗号化
簡単インストール
サポート 電話、メール メール
サポート対応 良い 良い

エックスサーバーの強み

比較してみた結果、エックスサーバーの強みはこちら。

  • 日本のレンタルサーバーシェアNo.1
  • 運営コストが安い
  • 抜群に安定したサーバー
  • KUSANAGI搭載で高速化
  • NVMe SSD搭載で高速化
  • ドメイン2つまで永久無料
  • 電話でサポートを受けられる

日本のレンタルサーバーシェアNo.1

エックスサーバーは日本で一番使用されているレンタルサーバーです(hostadvice.com 調べ)。

シェアがナンバーワンということは、それだけ利用者も多く、情報も多くWEB上に公開されているため、何かトラブルがあった場合は検索から調べて解決できる確率が高いと言えます。

これはかなり大きなアドバンテージです。

運営コストが安い

以前はほぼ同スペックで利用料金も似たようなものでしたが、近年エックスサーバーの方が利用料金がかなり安くなっています。

エックスサーバーは、インフレや資源高があるにも関わらず、一貫してお値段据え置きを貫いています。

ということでエックスサーバーの方が、企業としての体力が高いとも言っていいでしょう。

安定したサーバーとして有名

エックスサーバーは2003年7月からサービス提供を行っており、とにかく運芸歴が20年と長いです。そのため、運営経験も豊富。

非常に不具合が出にくいド安定したサーバーとして有名です。

ファイルの自動リストアが可能

テーマなどのカスタマイズなどに失敗して、エラーになった場合でも、サーバー機能でファイルの自動復元が可能です。

mixhostは、データベースの自動復元機能がありますが、ファイルの自動復元機能はありません。

やはり自動復元機能は、データベース・ファイルともできたほうが、何かサイトに異変があった時に安心です。

ドメインが2つも無料

エックスサーバーの方は、ドメインが2つ永久無料となっています。

1つ無料だとしても、年間1650円ぐらいはかかるので、2つだと3300円もお得ですね(一般的な.comドメインの値段。高いところはもっと高い)。

ドメイン料金って、とりわけ値段が高いわけではないんです。けれど、サイトを続けていく限り毎年確実に支払いが必要になるので、地味にコストがかかるんですよね。それが2つまで永久無料なんて、これはマジでありがたすぎます。

すでにサイトを運営している方であれば、このありがたさがわかる人も多いはず。

電話サポートあり

また、「サポートは電話でないと文章を書くのが面倒くさい」なんて場合は、エックスサーバーになると思います。

サイト エックスサーバー

mixhostの強み

エックスサーバーと比較して、mixhostの方が優れていると思う点はこちら。

  • サーバースペースの再販売が可能
  • アダルトサイトを運営可能
  • 出会い系サイトを運営可能
  • プランの変更がフレキシブルに可能(急なトラフィックの増減にも対応できる)
  • WordPress移転代行オプションで引っ越しが安い
  • HTTP/3の通信高速化に対応
  • 直線距離で2000km以上離れた遠隔地にバックアップ(災害によるデータロスもしにくい)

アダルト・出会い系サイトOK

そして、アダルトサイトや出会い系サイトを運営するのであれば、数あるレンタルサーバーの中でもmixhostが最もコストがかからない仕様になっていると思います。

アダルトサイトはアクセス数が多く、トラフィックによる問題が出てくるため、一般的にはアダルト不可なサーバーが多いです。

けれど、mixhostの場合は、アクセス制限を超えると自動的に制限がかかり、他のサイトに迷惑がかからないシステムになっています。

この余所に迷惑をかけないシステムのおかげで、アダルトサイト運営が可能なサーバーとなっています。

アダルトサイト運営側としては、制限がかかるようであれば、プランをアップグレードすれば対応可能です。加えて、オプション料金を支払えば、1000万PV/月以上あるような、サイトでも運営できるように対応してくれます。

アダルト専用サーバーにも対応しています。

サイト mixhost

まとめ

「で、どちらのサーバーが良いの?」ということに一言で答えるならば、以下のようなことが言えるかと思います。

何年か前であれば、mixhostの方がすぐれた機能も多かったり、性能も高かったりした時期もありました。

けれど、日々エックスサーバーは性能強化、機能追加を続け、現在は非常に使いやすいサーバになっています。加えて、ファイルの自動復元機能もエックスサーバーにはあります。

僕が現時点で、新しくサイトを始めるのであれば、間違いなくエックスサーバーを採用すると思います。

とはいえ、双方とも良いサーバーなのは間違いないので、個人サイトであれば、どちらを選んでも問題ないような気はします。どちらも100万PV/月 規模のサイトであれば十分に運営できます。

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