ジブリの世界を仮想現実化する取り組みが海外で行われているそうです。(RoadToVR)
開発を行っているのは、Nick Pitton氏。普段はアニメやモーショングラフィックスを手がけている人物。 ヘッドマウントディスプレイのOculus Rift(オキュラスリフト)と、Unity – Game Engine(Windows と OS X 上で動作する統合型のゲーム開発環境)を使用して、ジブリの世界を仮想的に再現しようとしています。
彼のサイトでは現在、となりのトトロと
「千と千尋の神隠し」の釜場(ボイラー室)をVR化したものが公開されており、ダウンロードして体験することも可能です。
トトロのVR動画はこちら。
僕は、Oculus Riftを持ってないんだけど、プログラムは入手して使えるっぽいので試しにダウンロードして使用してみました。
プログラムを起動すると、解像度とグラフィックのクオリティーを選択します。(全画面表示しない場合は「Windowed」をチェック」)
始まりました。「まず傘を見つけて」と指示が出ます。
せっかくなので周りを探索。神社がありました。
御堂の中まで作り込んであります。(見えやすいように色調補正してあります)
本筋に戻って、道を進んでいくと、あの見なれた街灯が。
もう完全にあの街灯です。
バス停のところに近づくと、傘がありました。(傘にフォーカスしてダブルクリックすると取れる)
傘をとると、足音が聞こえ森の中からトトロが現れました。
森から出てきて
トトロが隣に。
正面から見てみると、メイとサツキがいない以外は、完全にあの風景。
近づいて傘を渡すと
傘を渡すと
不思議そうに、傘を眺めたあと
傘をさしました。
しばらくして雨粒が落ちてきて、雨粒に反応。
傘を見上げます。
しばらくして、また雨粒が落ちてきて
いたく気に入った模様です。
そして更なる雨粒で、あの名シーンが。
傘を持ち替え
ジャンプ
雨粒ザーーー!
何ともいえない表情で悶えるトトロ。完全にあのシーンを再現。
しばらくすると、森の奥の道から
何かが近づいてきます。
猫バス来たーーー!とテンションが上がります。
下がって見ていると、トトロがバス停の方を見ています。
何かお土産をくれる模様。
お土産を受け取ると、
トトロがネコバスの方に行き
乗り込んで行ってしまいました。
この後は、本編にないちょっとしたことが起こって終了です。
それにしても、このプログラムに使われている雨の音とかなどの効果音がまたいい音で、それだけでもこの世界に引きずり込まれます。それに加えてこれをバーチャル体験できる「ヘッドマウントディスプレイOculus Rift」で見たら相当ヤバそうというのはわかります。
そのOculus Riftの凄さというのは、この動画を見てもらえればわかります。
ジェットコースターのVRシミュレーションを見ている人がこんなになってしまいます。
これは、そのジェットコースターのシミュレータで、カタカタと上がっていき、ちょうど最初の一番高い所に登ったところで後ろから押すといういたずらをした動画。いい歳したオッサンが、この驚きよう。
Oculus Riftなんかで、こんなのばっか見ていたら完全にバーチャルの世界から帰ってきたく無くなりそう…。全く、けしからんデバイスです。
Oculus Riftを入手するには、今のところ開発版のOculus Rift Development Kit 2を直接購入するのが、最も安く手に入れられるそうです。今現在の価格は350ドル(ちょっと前まで300ドルだったのに)購入をものすごく迷う…。