僕は、毎日パソコンを使用した仕事をしています。
そのせいか、目が異常に疲れます。ひどいときは目が痛かったり重かったりして、ポロポロ涙が止まらないときも…。
毎日10数時間以上モニターを凝視しているのと、年齢のせいか、目のピント調節に時間がかかると言うか何というか。
目が疲れていると、テレビや映画を見たりするのも、普段より全然楽しめません。日常生活においても、手元のリモコンに焦点が合うまでに時間がかかって、少しイライラするくらいです。
これは、「かなり目が疲れているんだな…」ということで、気になっていました。
で先日、ふと昼のワイドショーを見ていたら、番組の終わりに船越英一郎さんが、「目の疲労感にはアントシアニン!」と、やわた食品の「北の国から届いたブルーベリー」を紹介していました。
普段から、目の疲れが気になっていた僕は「これだ!」と早速注文しました。
目次
実際に届いたもの
ネットで注文すること2日ほどで、B5サイズより一回り小さい大きさのパッケージが届きました。
名前が「北の国から届いたブルーベリー」なので、北海道あたりから届くのかと勝手に思っていましたが、発送元の八幡物産は鳥取県と、意外と南の国から届きました。
これを見て「なぜ北の国?」と思ったら、どうやら原料のブルーベリー(ビルベリー)の原産地が北欧だからだそうです。なので正確には「北の国(北欧:フィンランドなど)から届いて鳥取で加工されて届いたブルーベリー」ということになります。
それはさておき、パッケージを開けると以下のような袋が入っています。
このサプリは、機能性表示食品となっています。
「機能性表示食品」とは、事業者の責任で、科学的根拠を基に商品パッケージに 機能性を表示するものとして、消費者庁に届け出られた食品です。
もちろんこの「北の国から届いたブルーベリー」もビルベリー由来のアントシアニン成分が「目の疲れなどに効果がある」という届け出がされています。
中身を、紙の上に出してみると小指の先ぐらいの大きさの黒色のカプセルが入っていました。
カプセルを全部出してみると、こんな感じです。全部で30粒。1日1カプセルとして、30日分入っています。
こんな感じで、一粒ごとに「北の国」と印字されているくらいの芸の細かさです。
カプセル一粒(550mg)あたりのカロリーは、2.8kcalなので、これを食べて太るなんてことはなさそうです。食塩相当量もかなり少ないのが分かります。
カプセルを包丁で割るとこんな感じです。
カプセル自体も結構真っ黒なんですが、中にも様々なものが凝縮されたような黒いエキスが入っていました。
この中に、目の調子を整えるビルベリーエキスが200mg入っています(他社製品はもっと少ない)。
これをちょっと舐めてみたのですが、「かなり凝縮された渋い味」がしました。そのときの僕の顔を誰かが見ていたら「苦虫をかみつぶしたような顔」になっていたことでしょう。
決して美味しいものではないので、噛まないで飲み込むことをお勧めします。カプセル自体は無味無臭で、飲んだ後も胃から嫌な臭いが上がってくるということはありません。
北の国から届いたブルーベリーにはどんな有効成分が?
パッケージの裏には、ちゃんと原材料名も書かれています。
消費者庁に「機能性表示食品」として「届け出た機能表示」は以下。
本品にはビルベリー由来のアントシアニンが含まれます。アントシアニンには、パソコン作業、事務作業など目をよく使うことによる、目の疲労感、ピント調節機能の低下を緩和することにより、目の調子を整える機能があることが報告されています。
パッケージの裏には、ビルベリーのアントシアニンも含めた機能性関与成分も全て明記してあります。
以下では、この機能性関与成分が体にどのような効果があるのかを説明したいと思います。
主成分:ビルベリー由来アントシアニン
ビルベリーエキスの中に入っているアントシアニンは、消費者庁の届け出にもあったように、「目の疲労感、ピント調節機能の低下を緩和することにより、目の調子を整える機能」があるとされています。
通常のブルーベリーでも目には良いとされているのですが、ビルベリーと比べてその量は少ないです。
ビルベリーは、これだけの実の大きさの違いがありながら、3倍以上もの多くのアントシアニンを含んでいます。
その理由としては、この「北の国から届いたブルーベリー」のビルベリー原産国が北欧であるということに意味があります。
原産国の1つである北欧フィンランドは、国土の7割が森林という自然に恵まれた国です。
そのフィンランドの夏は、いわゆる「白夜」で、1日の日照時間が20時間(日本の1.5倍)にもなります。この長い日照時間の照りつける太陽から身を守るために、野生種のビルベリーは「アントシアニン」をその果実内に蓄えます。
その、北欧の白夜効果により蓄えられたアントシアニンにより、指で潰してみると一目瞭然の色の違いがあります。
「北の国から届いたブルーベリー」には、1カプセルにつき、この野生種のビルベリーエキスが60個分、200mgも含まれています。一袋(30粒)には、1800個分のビルベリーエキスがあるということですね。
なんか、こういうのを見るだけでも効果がありそうです。完全にプラシーボ効果かもしれませんが。
やっぱり、飲むからには「目の疲れに効いてくれ!」と思って飲んでいるので、プラシーボ効果にせよ何にせよ、こういうストーリーを知りつつ「効果がある!」と思って飲みたいものです。
β – カロテン
β-カロテンは、植物に豊富に含まれている赤橙色色素の一つです。
β-カロテンが多く含まれている野菜としては、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどが挙げられます。
β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され目の神経伝達物質となります。また、活性酸素を抑え、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病から守ったり、皮膚や粘膜の細胞を整える働きがあり免疫力を高めてくれます。
β-カロテンは、目の神経伝達物質に変化するため採用されているものと思われます。
DHA
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、体を作る上で必要となる必須脂肪酸(栄養素)の一つです。人間の脳や目の網膜、心臓の筋肉、胎盤や精子に多く含まれます。脳に使われる栄養素なので、DHAをとると頭がよくなる「DHAパン」みたいなものも過去にありました。
このDHA、体を構成する上で必要なものでありながら、体内でほとんど作ることができず、主に食事から摂取するしかありません。DHAが多く含まれているものとしては、マグロ、ブリ、サンマ、カツオなどのような青魚に多く含まれています。
DHAは、目の網膜の必須脂肪酸であるため採用されているものと思われます。
EPA
EPA(エイコサペンタエン酸)も、DHAと同様で、人間の体を構成する上で必要となる必須脂肪酸(栄養)の一つです。
EPAも、イワシ、サバ、アジ、サンマ、マグロ、カツオ、ハマチのような青魚に多く含まれています。
EPAには、血液の状態を整える働きがあり、血をサラサラにすることで、高脂血症を予防したり、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を予防してくれる働きがあります。
EPAは、この血液サラサラ効果により、目の毛細血管にも血が十分に巡るようにするため、採用されているものと思われます。
ルテイン
ルテインは、強い抗酸化作用を持つカロテノイド(黄、橙、赤色などを示す天然色素)の一種で、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。
人間の眼の水晶体や黄斑部に存在する主要なカロテノイドは、ルテインやゼアキサンチンであるため、目が正常に機能するために重要な働きを持っています。
特に、ルテインは光に強く、光そのものを遮る役割を果たしています。これにより目の細胞が光により受ける酸化ダメージを軽減してくれる力を持っています。ですので、ルテイン不足になると眼病のリスクが高まるともいわれています。
こういった、光の遮断効果などによる眼病予防効果により、このサプリに採用されているものと思われます。
コエンザイムQ10
コエンザイムQ10とは、肉類や魚介類などの食品に含まれている脂溶性の物質です。
コエンザイムQ10は、細胞の中にあるミトコンドリアに存在しており、生命活動に必要なエネルギーの大部分をつくり出している補酵素です。
人間の体が動くためのエネルギーは、食事から摂取した糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素からつくり出されます。コエンザイムQ10は、これらの栄養素からエネルギーを効率よく作り出すのに大きな働きをしています。これにより、疲れにくく健康な体が維持できています。
コエンザイムQ10で、体内で効率よくエネルギーを生成することにより、眼の疲れを軽減する役割のために採用されているものと思われます。
実際に飲んでみた
この「北の国から届いたブルーベリー」を毎日飲んで、まもなく1ヶ月となります。
で、飲んでみた僕個人の感想としては、眼の疲れは改善されているのではないかと思います。
前は、眼の疲れが原因なのかはわかりませんが、ふとした瞬間に、急に目が痛くなって、涙がボロボロ流れて止まらずティッシュでふき取っていることが結構ありました(別に悲しくて泣いているわけではありません)。
けれどこのブルーベリーを飲んでから、急に目がしみて(痛くなって)涙がドバーっと出るのは無くなったように思います。これは、最近目が余りにも疲れすぎているために、パソコン仕事を少しセーブしたからというのもあるかもしれません。
けれど今回、目を癒すためにこのブルーベリーサプリを購入して、それを機会に仕事を少しセーブしたので、良い機会になっているのは確かです。僕はこの「ブルーベリーサプリ」+「PC作業のセーブ」の相乗効果で、結果的に目が癒されたのだと思っています。
その他に、外に出ても、遠くの標識文字への焦点が合いやすくなったような気がします。これは、このブルーベリーサプリの「ピント調節機能」の効果が、それなりにあったのではないかと思っています。
これは、「目に良いサプリを飲んでいる」というプラシーボ効果なのかもしれません。けれど、どういった理由にせよ、目の疲れに効果があったのであれば、こちらとすればOKです。
まとめ
こんな感じで、「北の国から届いたブルーベリー」は、北欧のブルーベリー(ビルベリーのアントシアニン)の他にも、目に良さそうな成分が、これでもかと含まれています。
しかも、ただ無造作に含んでいるわけではなく、以下のまとめから見て取れるように、それぞれの機能に必要な成分をバランスよく配合していると思います。
- アントシアニン:眼の疲労回復・ピント調節機能
- β-カロテン:眼の神経伝達物質になる
- DHA:眼の網膜の必須脂肪酸
- EPA:血液がサラサラになり毛細血管まで行き届く
- ルテイン:光に強く眼病予防効果
- コエンザイムQ10:エネルギーを効率よく生成し疲れにくくする
僕はこれまで、こういったブルーベリーサプリは、「ただただブルーベリーエキスを配合しているだけのもの」と思っていたのですが、思っていた以上にいろいろと考えられて構成されているようです。