先日、日本語名を入力すると英語の関数名などを出力してくれるcodicについて書きました。
このサービス、ネーミングで悩んだ時なんかに、結構な精度でよい名前を生成してくれるので、名前の参考情報として、かなり重宝しそうです。(今まで普通の辞書で調べてた)
codicは現在、APIを利用したプラグインも出しており、現在のところeclipseとExcel VBAに対応しています。
で僕が利用しているSublime Textはというと、プラグインと拡張には「//Coming soon」となっています。
ただ僕の場合、codicがあまりにも便利だったので、パッケージを待ちきれず、すぐにSublime Textから利用したくなりました。
それで、「何か良い方法はないか?」といろいろ試してみたら、Sublime Textの右クリニックメニューから1発で、「日本語名→英語名」のような名前変換が利用できるようになりました。
こんな感じで。(取得系の関数例)
今回は、その設定方法と使用方法の紹介です。
目次
codicを手軽に利用する設定方法
エディターからcodicを手軽に利用するその方法には、Online SearchというSublime Textパッケージを利用します。
詳しい初期設定方法や、使い方などは以下を参照してください。
このパッケージのユーザー設定部分に検索設定を追加して、codicで関数名取得などをしてみたいと思います。
Online Searchのユーザー設定
Online Searchパッケージで、個別のユーザー設定をするには、「Preferences -> Package Settings -> Extended Tab Switcher -> Settings – User」から行います。
僕は今のユーザー設定部分に、以下のように書いています。
{ // domains to search "domains" : [ { "key": "default", "url": "https://codic.jp/engine?text={{search_query}}" }, { "key": "codic", "url": "https://codic.jp/engine?text={{search_query}}" }, { "key": "google", "url": "https://www.google.com/search?q={{search_query}}" }, // google.co.jpの結果を表示したい場合 // { // "key": "google", // "url": "https://www.google.co.jp/search?q={{search_query}}" // }, { "key": "github", "url": "https://github.com/search?q={{search_query}}" }, { "key": "youtube", "url": "http://www.youtube.com/results?search_query={{search_query}}" }, { "key": "php", "url": "http://www.php.net/manual-lookup.php?pattern={{search_query}}&scope=quickref" }, { "key": "jquery", "url": "http://api.jquery.com/?s={{search_query}}" }, { "key": "stackoverflow", "url": "http://stackoverflow.com/search?q={{search_query}}" }, { "key": "image", "url": "https://www.google.com/search?q={{search_query}}&tbm=isch" }, // google.co.jpの結果を表示したい場合 // { // "key": "image", // "url": "https://www.google.co.jp/search?q={{search_query}}&tbm=isch" // }, { "key": "ruby", "url": "http://docs.ruby-lang.org/ja/search/query:{{search_query}}/" }, { "key": "rails", "url": "https://www.google.co.jp/search?q={{search_query}}+site%3Arailsdoc.com/" }, { "key": "python", "url": "https://www.python.org/search/?q={{search_query}}" }, ] }
これのポイントとなる部分は、以下の部分です。
{ "key": "default", "url": "https://codic.jp/engine?text={{search_query}}" },
上記の設定部分で、デフォルトの検索エンジンをcodicに設定しています。
ただ、そうすることでOnline Searchのデフォルト検索であるGoogleは検索利用できなくなってしまいます。
Google検索も手軽に使うには
上記の設定により、デフォルトでGoogleは利用できなくなってしまいました。
けれど、その代わりが必要ならば、Google Searchパッケージあたりを利用しておけば問題ないかと思います。
Online Searchからcodicを利用する方法
で実際の、Sublime Textからcodicで関数名を取得する方法なんですけど、まずはSublime Textのエディター上にコメントなどで以下のように日本語の関数名を書きます。
こんな感じで。
<?php //有料会員か
あとは、その日本語名部分をテキスト選択し、右クリックメニューから「Online Search」メニューを選択します。(もしくは、テキストを選択した状態でCtrl+Alt+Sショートカットキー)
すると、ブラウザが開き、codic上で「日本語名→英語名」変換が行われます。
あとは、出てきた名前を参考に、関数の定義などを行えばOKです。
ここまでの、操作の流れをGIFで表すと以下のような感じになります。
このようにすることで、右クリックメニューからワンクリックで名前の参考をcodic上に表示させることができるようになります。
真偽値取得以外の関数名や、変数名、定数名、クラス名、英語エラーメッセージの取得となど、いろいろな場面で利用できるかと思います。
ただ、codicで日本語を変換すれば毎回、良い名前が出るというわけでもないので、あくまで参考程度に。今後ユーザーによるアップデートで、どんどん良くはなっていくと思います。
codicでコピーした関数名などは、そのままSublime Textに貼り付けると、改行が崩れたりします。
まとめ
こんな感じで、Sublime Textから手軽にcodicでプログラマー向けの変換辞書を使用できるようになりました。
いずれ、codicのプラグインと拡張に書かれているように、Sublime Textパッケージも公開されると思います。
けれど、「それまで待ちきれない」と言う方や、「ネーミングが苦手なんで、いますぐ手軽に使えるようにしたいんだ!」なんて方は、Online Searchでの設定も使い方も、とても簡単なのでおすすめです。