Twitterには高度な検索ページというものがあって細かな検索が行えます。
これが、Googleでもできないような検索機能もあって結構便利です。
ただ、クライアントアプリから高度な検索を利用するには、詳細検索機能が備わっていないものもあり、検索ボックスに直接コマンドを入力する必要があります。
こんな感じに入力して。
ただ、こういったコマンドは人から聞いて1度使用しても、すぐに忘れてしまいます。というわけで今更人に聞くのもなんなんで、すべてを調べて1つにまとめておくことにしました。
加えて、用途別に思いついた利用例も書いてみました。
photo by gaelx
目次
キーワードや単語の指定して検索
通常のキーワード検索(AND検索)
まずは一応基本の検索です。AとBというキーワードがあった場合、両方とも含まれているツイートを探すには「キーワードA キーワードB」(間は半角スペース)と書きます。
WordPress プラグイン
ドメイン名で検索をすれば、自分のサイトに関するツイートを検索すること(サイトエゴサーチ)もできます。
nelog.jp
完全に一致するフレーズを検索(フレーズ検索)
入力したフレーズに完全に一致する語句が含まれるツイートを探すには、「”キーワード”」というように”(ダブルクォーテーション)で囲みます。
「一言一句間違わずに、同じフレーズが含まれているツイートを検索したい」なんて場合は、以下のように書きます。新しいサービスなどのエラーメッセージをリアルタイム検索するときなどは便利です。
“WordPressが動作しない”
以前からあるものだと、こういうのは、Googleが得意ですね。
どちらかのキーワードが含まれるものを検索(OR検索)
AかB、入力したキーワードのどちらかが含まれているツイートを探すには、「キーワードA OR キーワードB」と入力します。
例えば「WordpressかMovableTypeどちらかのツイートがヒットすればいいや」という場合は、以下のように書きます。(※以下の例のキーワードで検索した場合は大量にヒットしすぎます)
WordPress OR MovableType
不要なキーワードを取り除く(NOT検索)
検索したいキーワードの結果から、不要なキーワードを削除するには「キーワードA -キーワードB」と書きます。
例えば、留学関係のツイートを探したいときに、アメリカとイギリスをなるべく除外したツイートを検索する場合は、以下のように書きます。
留学 -アメリカ -イギリス
ハッシュタグだけを検索
ハッシュタグのみを検索する場合は、「#キーワード」「#検索フレーズ」のようにキーワードの直前に#(シャープ)をつけて検索します。これは簡単ですね。
#この秋行きたいところ
現在人気のあるハッシュタグなどは以下から見つけることもできます。
- トレンドハッシュタグ – hashtagsjp
- ハッシュタグランキング 【いま】|ついっぷるトレンド
日本語のツイートだけを検索
日本語のツイートだけを検索したい場合は、「キーワード lang:ja」と入力します。
例えば、半角英数字のみの検索などを行うと、世界中のツイートが検索結果に表示されてしまいます。世界中の情報が手に入るのは素晴らしいことですが、日本語の情報が欲しい場合は、手に入れるまで、かなりタイムラインをスクロールしなければならないなんてことになります。
そんな時は、以下のように日本語のツイートだけにヒットする検索コマンドを使用すれば、欲しい情報に辿り着きやすくなります。
iPhone6 lang:ja
これまでの応用
当然これまでに紹介した検索コマンドを組み合わせて利用することができます。
例えば「日本語ツイートの中からGoogle Chromeについてのリアルタイム情報検索したいけど、拡張情報は不要」という場合は以下のように検索します。
Google Chrome lang:ja -拡張
ユーザーを指定して検索
これはGoogleにはないユーザーに焦点を絞って検索する方法です。
特定のユーザーのツイートを検索
例えば、Twitter上に気になるアカウントがあって、その人だけのツイートを表示したい場合は「from:ユーザーID」のように書きます。@は必要ありません。
from:MrYhira
例えば、日テレの世界の果てまでイッテQ!メンバーのツイートのみを表示したいなんて場合は、以下のように設定します。
from:kesuidawagayami OR from:Becky_bekiko OR from:imotodesse
@kesuidawagayamiは、宮川大輔。@Becky_bekikoはベッキー。@imotodesseはイモトアヤコ。ただ、こういった場合はリストを作成した方が便利かもしれませんが、それはさておいてください。
特定のユーザーのツイートを除外して検索
特定ユーザーのツイートを除外する場合は「-from:ユーザーID」と記入します。ただ、これだけ入力しても検索にヒットしないので、キーワードと組み合わせて使用します。
例えば、「自分のサイトのエゴサーチをしているけど、自分がツイートしたものは必要ない」なんて時は以下のように入力します。
nelog.jp -from:MrYhira
これで、ドメイン検索から自分のツイートを除外します。
特定のユーザー宛の返信のみを検索
特定のユーザーにどんな返信が来ているのかを調べたいときは、「to:ユーザーID」と検索します。@は必要ありません。
例えば、ホリエモン宛にどのような返信が来ているのかなと検索したい場合は、以下のように入力します。-(マイナス)を指定すれば除外します。
to:takapon_jp
ここら辺まですると、ちょっと気持ち悪い検索の部類に入るかもしれません。
特定のユーザーへの@ツイートを検索する
特定のユーザーのツイートと、どのような@ツイートが来ているかを検索する場合は、そのまま「@ユーザーID」と検索します。先程紹介した「from:MrYhira」と「to:MrYhira」を組み合わせたような結果が表示されます。
以下のようにすると「from:MrYhira OR to:MrYhira」としたような検索結果が表示されます。
@MrYhira
自分のサイトのエゴサーチなどで完全に自分に関連するツイートを除外するには、このようにしないとだめなようです。(@を外す。)
nelog.jp -MrYhira
これまでの応用
これまでの検索コマンドを応用すると、「自分が運営している2つのサイトからツイートを表示、ただし自分に関するツイートは除外する」なんて使い方もできます。
nelog.jp OR wp-simplicity.com -MrYhira
自分がツイートしたものだけを外す場合は、以下のようにします。
nelog.jp OR wp-simplicity.com -from:MrYhira
日付を指定して検索
日付を指定して検索する場合は、「キーワード since:2014-09-19 until:2014-09-25」のように書きます。
例えば、「先月の自分のツイート」のみを検索したい場合は、以下のように検索します。
from:MrYhira since:2014-08-01 until:2014-08-31
2014年8月から現在までの場合は、以下のように検索します。
from:MrYhira since:2014-08-01
内容を指定して検索(その他の検索)
高度な検索を使用すると、ツイートの内容をある程度選別できます。
ポジティブな意見を検索する
ポジティブ(肯定的、好意的など)なツイートのみを検索する場合は、「キーワード :)」(コロンと右カッコ)のように欧米式の顔文字をつけて検索します。
例えば、ファンの人や、頑張っている人へのネガティブなツイートは見たくないものです。そういった時は、以下のように入力して、好意的なツイートのみを表示させます。
錦織圭 :)
錦織選手はそんなことはないと思いますが、アンチが多い人や物を調べるときに、ネガティブな意見を見たくない場合には有効かもしれません。
「自分のサイトのポジティブな意見だけを見て過ごしたい」なんて時にもいいかもしれませんね。
nelog.jp :)
ネガティブな意見を検索する
ネガティブ(否定的、批判的など)なツイートのみを検索する場合は「キーワード :(」(コロンと左カッコ)のように欧米式の悲しい顔の顔文字をつけて検索します。
投資などをするときに、その企業の影の部分を探る時に使ったりすると良いのかもしれません。
カネボウ :(
疑問系のツイートを検索する
質問や問題提起などを疑問系のツイートを検索する場合は「キーワード ?」のようにして検索します。
例えば、「孫正義社長にどのような質問が来ているのか?」なんてのを調べるときには以下のように入力します。
to:masason ?
その他にも、例えば「iPhone6などでユーザーが疑問に感じていることなどを調べたいとき」などは以下のように入力します。「-http」は、ブログ記事紹介ツイートなどを除外しています。記事のタイトルなどには、読者の注意を引くため?などが使用されるからです。
iPhone6 ? -http
このように検索することで、リアルタイムでiPhone6機能などに、疑問を感じているツイートをとらえることができ、ブログ記事を書くヒントになったりならなかったりするかもしれません。
検索結果にリツイートも含める
検索結果にリツイートを含めるには「キーワード include:retweets」のように検索します。拡散の勢いを知るのには良いのかもしれません。
自サイトツイートの拡散具合を調べるには、以下のようにします。
nelog.jp include:retweets
ただこの機能は、利用しない方が見やすいので、そこまで有効な使い方が思いつきません。
まとめ
Twitter検索コマンドを理解すると、ツイートを効率的に検索できるようになります。
また、クライアントアプリなどでも詳細な検索ができるようになります。
ただ、クライアントで利用するとき、これら全てを覚えて使いこなすのは大変です。
そういった場合は、Twitter / 高度な検索でまず検索して、
その検索後の入力フォームの文字をクライアントアプリの検索ボックスにコピペするというのでもいいかもしれません。
あとは、クライアントアプリで検索クエリが保存できるようなら、保存すると次からは簡単に検索できます。
それにしてもTwitter、今回調べるまで知らなかったコマンドも結構あって、豊富な検索ができるもんなんですね。
中でもポジティブ検索は、コマンドも簡単だし面白いです。「エゴサーチをしすぎていきなりリプライで反論してしまうほど心が疲れているようなとき」には良いかもしれません。
僕はまだそういうのはやったことないですけど、そうなる前に使うと有効かも。