わかると楽しいTwitterアナリティクス、どのようなことがわかるのか?

Twitter

2014年8月27日にTwitterは、Twitterアナリティクス(ダッシュボードサービス)を一般ユーザー向けにも公開しました。

実際に使ってみると、自分のツイッターアカウントに関するいろいろなことがわかりとても楽しいです。

ただ、なにぶん新しいサービスです。聞き慣れない言葉や、見方のわからないグラフなどもありました。ということで、わからないところを自分なりに調べてみました。

photo by Coletivo Mambembe

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Twitterアナリティクスとは

Twitterアナリティクスを利用すると、以下のようなことを知ることができます。

  • 自分の各ツイートがどれくらい表示されたか
  • 各ツイートに、どのくらい反応があったか
  • 各ツイートに、どのくらいクリック、リツイート、お気に入り、返信されたか
  • フォロワーの伸び率
  • フォロワーが興味のある分野
  • フォロワーの住んでいる国・都市など
  • フォロワーの男女比
  • フォロワーがフォローしている人
  • Twitterカードの効果(ツイッター上でのサイト分析)

Twitter上からアナリティクスに行くには、「設定→アナリティクス」で移動することができます。

Twitterアナリティクスの行き方

アナリティクスでは、以下の3つのタブから、分析結果にアクセスできるようになっています。

Twitterアナリティクスのタブ

  1. ツイートアクティビティ
  2. フォロワー
  3. Twitterカード

以下ではそれぞれについて説明します。

ツイートアクティビティ

Twitterアナリティクスのタブ

ツイートアクティビティータブからは、自分のした各ツイートに対して、どのくらい反応があったかを見ることができます。

例えば、自分が昨日行ったこのツイートに対する反応は以下のように表示されます。

自分のツイートの反応

聞き慣れない言葉があるかもしれないので、用語解説をしておきます。

インプレッション
ユーザーがTwitterでツイートを見た回数

ユーザーの目に触れた回数です。この場合、上記のツイートが113人の目に触れた(表示された)ということになります。

エンゲージメント
ユーザーがツイートに反応した合計回数。ツイートのクリック(ハッシュタグ、リンク、プロフィールの画像、ユーザー名、ツイートの詳細表示のクリックを含む)、リツイート、返信、フォロー、お気に入り登録を含みます。

ユーザーの目に触れたツイートに対して、何かしらのアクションがあったときの回数です。上記のツイートの場合、6回、何かしらのアクションを行われたことになります。

エンゲージメント率
エンゲージメント(クリック、リツイート、返信、フォロー、お気に入り登録)の数をインプレッションの合計数で割って算出します。

計算式は、「何かしらのアクションがあった回数」÷「ユーザーの目に触れた回数」です。上記のツイートの場合、6÷113×100で5.3%になります。

ツイート自体をクリックすると、以下のようなエンゲージ内容の詳細データも見ることができます。

ツイートの詳細クリック

インプレッション(表示回数)、リンクのクリック数、詳細のクリック数、お気に入りされた数、ユーザープロフィールのクリック数、返信数、リツイート数などの詳しい数値を見ることができます。

グラフで見やすい

全ツイートのインプレッション数の推移はグラフでも見ることができます。最近始まったサービスなので、8月23日からの1週間分しかまだデータは無いようです。

インプレッション数推移

その他に、エンゲージメント率の推移、リンクのクリック数、リツイート数、お気に入りの登録数、返信数の推移をグラフで見ることができます。

その他のクラフ

エンゲージメント率は、今のところ1週間分のデータしかありませんが、僕のアカウントの場合、平均は0.8%だそうです。1000回ツイートが表示されたら、8回、誰かが何らかのアクションを起こしてくれたことになります。クリックはアクションの内の1つなので、クリック率はエンゲージ率よりさらに低いということになります。

※エンゲージ率は、データの足りてない分まで平均して計算されるので、低いようです。データのある1週間分だけを実際に計算してみると、約3.6%でした。エンゲージ率は、28日間経過すれば、データが溜まり正しい数字が出ると思います。

フォロワー

フォロワータブ

フォロワータブでは、アカウントをフォローしてくれているフォロワーの傾向がわかります。

フォロワーAnalytics

フォロワーの推移

まず目に飛び込んでくるのが、フォロワーの推移です。

このブログを始める9ヶ月前のTwitterをしたての頃に、使い方もよくわからずに、フォローしてフォロー返しをもらった形跡までわかります。

フォロワーの推移

興味分野

アカウントのフォロワーに特異な興味分野の上位5位です。

興味分野

なかなか奇妙な興味分野になっています。

トップインタレスト

フォロワーが興味のある上位10カテゴリを見ることができます。

トップインタレスト

興味分野と、トップインタレストを分析して、フォロワーの興味のある分野の記事を書いたりするのに便利です。

フォロワーの位置情報

フォロワーの地域分布などがわかります。

フォロワーの国や都市

日本語でツイートしている場合は、大体こんな感じなんじゃないでしょうか。地域ブログなどをやっている場合などは、自分が紹介している地域がトップに来るようになると良いのかもしれません。

男女比

フォロワーの男女比も見ることができます。

フォロワーの男女比

フォロワーの97%が男性という悲しい結果が出ました。

ただこれは、ほとんどの方が同様の傾向にあるようです。

フォロワーのフォロワー

フォロワーのフォローしている人が上位から表示されます。僕のフォロワーの1位は孫正義社長です。

フォロワーのフォロワー

Twitterカード

Twitterカード

Twitterカードタブでは、あなたがTwitter Cardsに登録しているURLに対してTwitterがどのくらい効果があったか見ることができます。

このTwitterカード情報は、かなりためになる情報です。サイトを運営していて、Twitterもやっている場合は、以下の方法などでTwitterカードに登録しておくと、サイト運営の参考になると思います。

Twitter Cardsの登録方法
Twitterで自分のブログのURLがツイートされたときに「概要の表示」を出す方法
[WordPress]インパクトのあるツイッターカードを作る方法

スナップショット

スナップショットには、自分のウェブサイトへのリンクが含まれているツイートの数が表示され、Twitter上でのコンテンツの効果を見ることができます。

スナップショット

左からツイート数インプレッション数(表示数)URLクリック数が表示されます。あとリツイート数なども見ることができます。

スナップショットリツイート

大きい方の円には、Twitter上で投稿された、ウェブサイトへのリンクが含まれるすべてのツイートが表示されます。

小さい方の円には、自分のTwitterアカウントから発生した、ウェブサイトへのリンクが含まれるツイートが表示されます。

これらのデータは、「昨日」、「過去7日間」、「過去28日間」、「自由に日付の設定」の中から自由に期間を指定してデータを見ることができます。

日付の設定

時系列変化

スナップショットの全体データが時間の経過と共にどのように変化しているかなどをグラフとして見ることができます。

時系列変化

バズなどが、あった時期がすぐわかります。

カードタイプ

Twitterカードのどのタイプのカードが効果があったか見ることができます。

Twitter Cardsの効果

灰色のグラフはTwitter全体の平均。オレンジ色のグラフはあなたのグラフです。これを見ると、全体的にはPhotoカードが最もクリック率が高いことがわかります。

僕のアカウントの場合は、全体平均よりもクリック率が低く、しかしその中ではSummaryカードが効果的ということが分かります。

グラフの色指定

このように、カードに関するアドバイスももらえるので、カード効果を高めるのに、いろいろ試行錯誤するのもいいかもしれません。

Twitterカードは全部で、Summary、Product、Photo、Summary Large Image、Player、App、Galleryの7つのタイプがあります。

[Wordpress]インパクトのあるツイッターカードを作る方法(Twitter Cardsプラグイン設定)

WordPressでの設定方法:インパクトのあるツイッターカードを作る方法(Twitter Cardsプラグイン設定)

リンク

リンクは、ツイート内にあるリンクに対してクリック数の多い順で表示されます。

リンク

今月最も人気のあったツイートでクリック率が1.31%です。これまで、Twitterのクリック率は低そうだとは思っていましたが、思っていた以上に低いと感じました。

トップアカウント

トップアカウントは、自分のTwitterカード登録ページを、誰が拡散してくれたか見ることができます。

トップアカウント

アドバイスには、

インフルエンサーとつながる
あなたのウェブサイトのトラフィックに影響を与えているユーザーを見つけ、会話をしてみましょう。

と、少し計算高いことが書かれています。

ツイート

ツイートは、どのツイートが拡散効果があったか見ることができます。

ツイート

ベストなツイートを増幅させる
これらの人気のツイートはウェブサイトへの誘導を促してくれています。最も良いツイートをリツイートすればその効果は更に増大します。

拡散力のあるツイートをさらにリツイートすれば、効果大なようです。

ソース

ソースは、どのようなサービスのURLが効果が高いか見ることができます。

ソース

僕はdlvr.itで自動ツイートしているので、トップに来ています。僕のアカウントだけなのか分りませんが、はてなのクリック率が0.35と思っていた以上に低いです。

まとめ

Twitterアナリティクスは、このように、結構詳細な分析ができるので、Twitterの活用案を練るのに重宝しそうです。

暇なときにGoogle Analyticsを眺めるのは楽しいですが、これからはそれにTwitterアナリティクスも含まれそうです。

『わかると楽しいTwitterアナリティクス、どのようなことがわかるのか?』へのコメント

  1. 名前:ジャックと豆の気 投稿日:2015/02/04(水) 15:10:49 ID:a1e5f21a7

    分かりやすく解説されていたり

    ためになりました

    わからないこともあったので(*^.^*)

  2. アバター画像 名前:わいひら 投稿日:2015/02/04(水) 16:16:31 ID:1cf78c5a8

    記事がお役に立ててよかったです。
    いろいろ分かってあらためて見ると、面白いです。

  3. 名前:しろう 投稿日:2016/11/13(日) 17:41:12 ID:33213062c

    Twitterを最近本格的にやりはじめました。このサービスはつい最近のものですね。
    このブログ役にたちます。

    管理人さんのブログでわからない箇所があったので教えてください。

    >リンクは、人気のあったページがクリック数の多い順で表示されます。
    これはどういったことでしょうか。Twitterはページというものがないと思いますが

    >トップアカウントは、自分のTwitterカード登録ページを、誰が拡散してくれたか見ることができます
    どうやって判断するのでしょうか

    >ツイートは、どのツイートが拡散効果があったか見ることができます。
    これもどうやって判断するのでしょうか

  4. アバター画像 名前:わいひら 投稿日:2016/11/14(月) 12:35:18 ID:0c96a13ae

    ありがとうございます。

    >リンクは、人気のあったページがクリック数の多い順で表示されます。
    これはどういったことでしょうか。Twitterはページというものがないと思いますが

    ページというか、ツイートです。標記が紛らわしいので修正しておこうと思います。
    一応、1つのツイートに対して以下のような個別URLが割り当てられて、個別ページとしては表示できます。
    https://twitter.com/MrYhira/status/797061303118401537
    ただ、個別ページでなくともリンクのクリック数は計測されるので、訂正しておかねばと思います。

    >トップアカウントは、自分のTwitterカード登録ページを、誰が拡散してくれたか見ることができます
    どうやって判断するのでしょうか

    基本的に、上に来るアカウントの人が、「自分のツイートを多くの人に見せて、URLをクリックさせてくれた人」といったように判断します。
    ちょっと質問が短かすぎて、質問の意図に合った答えかわからないのですが、違った場合は、どういった判断のことなのかについて詳しく書いていただけると、分かる範囲で答えられると思います。

    >ツイートは、どのツイートが拡散効果があったか見ることができます。
    これもどうやって判断するのでしょうか

    これも、上位のツイートから「拡散効果の高かったツイート」として判断します。