先日、朝に目が覚めると部屋が何だか焦げくさいということがありました。
それで、壁にあったとある電化製品の操作パネルを見ると以下のように少し溶けて穴が開いていることに気づきました。
これを見た途端「もしかして漏電か!」ということで、裏面を見てみるとこんな感じになってました。
この操作パネルが取り付けられていた壁(コルクボード)には、こんな焦げ跡が残っていました。
僕は、これを見た後、恐怖で全身から血の気が引きました。
僕は、こういったことに全く気づかず朝までグースカ寝ていたことになります。
加えて、僕は事故の後遺症で、身体に障害があり自分で逃げることができません。もう少し強く火が出ていたら、おそらく逃げることができず焼け死んでいたでしょう。
僕も、まさか操作パネルが燃えるとは思わず、壁のコルクボードに貼り付けていました。そして、上の方には、紙なども貼っていたので、そこに燃え移っていたらと思うと、今でも心臓がバクバクします。
これを見て、多少なりとも家が燃えるということは非常に恐ろしいことだと気づきました。
なので、家の防火体制を見直すことにしました。
僕の部屋には、以前購入した使用期限の切れた消火器が1本だけだったので、防火体制強化の一環として初期消火で手軽に使えるスプレータイプの消火具を購入してみました。
目次
実際に購入したもの
で、実際に購入したものが以下の「エアゾール式簡易消火具スーパールームガード」です。
製品の表面は、以下のようになっています。
表面に書かれているように、スーパールームガードは、以下の家庭内初期消火に威力を発揮します。
- 小規模普通火災
- 天ぷら油の火災
- ストーブの火災
ちなみに、自動車用のクッション火災や、電気火災には対応していないので注意が必要です。スーパールームガードは、値段がかなり安い消火具なので、ここら辺はしょうがないところだと思います。
主に、台所や居間などの、目につきやすいところに置いておくと、いざというときに威力を発揮してくれると思います。
ちなみに、自動車や、電気火災にも対応したスプレー式消火具にしたい場合は、少し値は張りますが、ブロックショットがおすすめです。
僕の場合、スプレー式消火剤は、今回紹介するスーパールームガードとブロックショットの2本を購入しました。
ちなみに、スプレーの裏面は以下のように使い方が書かれています。
製造国は日本。保証期間は、3年(製造日から)になっています。
ちなみに、裏面にスペックも書かれていたので、以下に記しておきます。
機種 | スーパールームガード4 |
---|---|
使用温度範囲 | 0℃~40℃ |
放射時間 | 約31秒 |
消火薬剤等の名称及び量 | 水(潤滑剤等入り)N2(窒素ガス) 400g |
総重量 | 約530g |
サイズ | 高さ22.2cm、直径6.6cm |
放射距離 | 約2~3m |
品質保証期間 | 製造日より約3年 |
「使用温度範囲」が0~40℃となっているので、ある程度保存場所は限られます。「使用温度範囲」を見る限りは、居間などに置いておいて、ストーブ火災に備えるのがベストのような気がします。
ちなみに、ブロックショットの場合は、-5~100℃の場所で保存できるので、台所のコンロから少し離れたところとか、車のダッシュボードなんかにも置いておくことができます。
この商品を購入した理由
僕が今回、スーパールームガードを購入した理由は以下です。
- スプレー式で手軽に初期消火が始められる
- ストーブ火災用に部屋に置いておきたかった
- 値段がとにかく安い
- 製造日から3年とそれなりに保存できる
- 液体なので後始末が簡単
スプレー式で手軽に初期消火が始められる
通常の消火器だと、使ったことがない人の方がほとんどだと思います。
基本的に使ったことがないものは、実際に利用するときに抵抗感がある人もいると思います。それに引き換え、スプレー式は、スプレーなので、誰でも利用したことがあると思います。
住宅火災で最も大事なのは、初期消火です。もし、運悪く火災になった時には、手軽にパッと初期消火ができることに越したことはありません。
僕の場合は、極々初期の火災は、スプレー式で素早く対応できるようにしておき、もし対応できなかった場合のためにも、通常の消火器を部屋の隅に待機させておく体制をとっています。
ストーブ火災用に部屋に置いておきたかった
僕は、冬になると部屋にヒーター設置して利用しています。
もちろん、ヒーターは、ちゃんとしたメーカーのものであれば、きちんと安全管理がされているとは思います。
けれど、いくら安全管理されているとはいえ、火を使うものである以上、万が一の備えをしておくのは、決して無駄ではないと思います。
値段がとにかく安い
今回、スーパールームガードを購入した一番の理由は値段が安いことです。
同じスプレー式のブロックショットは、非常に高性能な消火具ではあるのですが、結構な値段がします。今回購入した、スーパールームガードと比較すると3倍くらいの値段になります。
とにかく、値段が安いので、まとめ買いをして各部屋にそれぞれ配置しておく、なんてことも手軽にできる価格だと思います。
基本的に、以下の条件に合うのであれば、値段の安いスーパールームガードでも十分な能力を発揮してくれると思います。
- 一般的な住宅の初期火災を想定
- ストーブ火災を想定
- 天ぷら火災を想定
- リビングなどの室温の安定した場所に置いておく
これ以外の用途の場合、スプレー式ならブロックショットという選択になると思います。
製造日から3年とそれなりに保存できる
スーパールームガードは、製造日から3年間保存することができます。
品質保証期間は、スプレー裏面のしたの方に書いてあります。(この記事は2016年4月に書きました)
これだけの安い製品で、約3年間品質保証が付いているのなら、十分すぎるのではないかと思います。
ちなみに、品質保証期間を過ぎたスーパールームガードは、以下のようにごみ袋と新聞紙を利用すれば家庭でも廃棄をすることができます。
わざわざ、処理するところに持ち込んで料金を取られ無くても、燃えるゴミとして廃棄できます。
液体なので後始末が簡単
火災が起こらないことに、こしたことはないですが、もし火が出たときでも、スーパールームガードは、手軽に片付けることができます。
通常の、泡状や粉末状の消火器だと、片付けがものすごく大変です。火事になったときに、「これは片付けが簡単で、こちらは大変」とかを考える余裕はないと思います。けれど、火が小さいうちの初期消火は、スプレー式で行えるように、手の届きやすい所に置いておけば、極々初期の火災は、スプレー式で消火することができ、片付けも簡単になると思います。
もし、スプレー式で手に負えないような場合は、スプレー式で少し火の勢いが弱った間に、ガチの消火器を取りに走って、消火できる体制を整えておくことが重要だと思います。
まとめ
もし火災になったときは、火が出来る限り小さい時に初期消火を始めるのが、最も重要かと思います。
そういった初期消火には、目の付きやすい場所にスプレー式の消火具を置いておいて、すぐに消火を始められるようにしておくのは、決して悪いことではないと思います。
以前、マインクラフト中にオイルライターを使用して、住宅火災になる経過を実況中継したなんてことが以前にありました。
このとき、以下のような小さな火の状態のとき、手元にスプレー式の消火具さえあれば、家を半焼(2階が全部燃えてしまう)なんてこともなかったと思います。
上の動画を1回見ておくと、消火器や、消火剤を手元においておく重要性がわかると思います。
というわけで「部屋とか、リビングに、ちょっとした消火具だけでも置いておきたい」とか「キッチンのストーブ火災や、天ぷら火災用に、手頃な値段の消火具を備え付けておきたい」なんて場合には、スーパールームガードは、かなり適している消火具だと思います。