日々たまったストレスの解消方法といったらどんなものがあるでしょうか?
普通なら、外に遊びに行くとか、スポーツをしてさわやかな汗を流すとか、ツーリングに行くとか、いろいろあるとは思いますが、寝たきりの僕には残念ながら出来ないものが多すぎます。
それでいて、いつもベッドの上にいるだけの生活なので、ストレスがないと言ったら嘘になります。というか発散する場所がないので、下手したらストレスは溜まる一方です。
けれど、15年も寝たきりをしていると、そういったストレスをうまく解消する方法が、だいぶ分かってきたように思います。
ということで今回は、寝たきり生活を行う上でのストレス解消法についてまとめたいと思います。
あくまで僕の考えた寝たきり生活向けのストレス解消法なので、ほとんどの人には参考にならないと思います。
目次
ストレスを感じたらとにかく寝る
とにかく、何か嫌なことがあったら、僕の場合寝てしまいます。寝ると、ストレスは寝る前より確実に減少します。ふて寝でもいいので寝るのが一番です。
逆に、ストレスを感じていながら眠れないのが、最もよくありません。これまであったストレスと、眠れないストレスの相乗作用で、さらに強いストレスになります。眠れないときは、主治医に睡眠導入剤などをもらってでも眠ってしまった方が、効果的です。
僕の場合、「嫌な事がある→寝る」を繰り返していたら、嫌な事があったとたんに眠たくなるようになってしまいました。
たまに眠れない時もありますが、そういった時は以下のような食べ物に気を使うようにしています。
参考 不眠に悩んでいた僕が、バナナとアーモンドで朝まで快眠できるようになった話
参考 不眠で眠れないとき。あなたの眠りを助ける食べ物 10選
テレビを眺める
普段、あまりテレビは見ない方なんですが、ストレスがたまってきたときに僕の場合、テレビが有効でした。
特に、くだらないバラエティーあたりをつけておいて何も考えずボーっと眺めるのが効果的。
ストレスがたまったときは、寝るのが一番ですが、眠れないときはパソコンなどをするでもなく、難しいドキュメントを見るでもなく、バラエティーをつけて音を右から左へ聴き流す感じで見ると、心が落ち着くこともあります。
おそらく、番組中に入る笑い声が効果的なのではないかと思っています。
外に出る
外といっても、遠出をするわけではなく、庭に出るだけでも効果的です。
庭に出ると、部屋の中では聞こえない風の音や、鳥の声などが聞こえてくるので、思ったより癒されます。
外出ができて、近場にショッピングセンターなどが、ある場合はちょっと買い物に出掛けても良いでしょう。
欲しい物を見つけたときや、値段が安かったりするとちょっとテンションが上がります。
困難があったら回り道
目の前に越えなければいけない壁(困難)があるとします。そうすると、一応一度はジャンプしてみて壁を越えれそうか見てみましょう。
その結果、その壁を越えれそうなら越えればいいですし、越えれそうにないなら、壁沿いに回り道をして、どこか抜け穴がないか探しましょう。
抜け穴があれば、そこから抜けてしまえばいいですし、無ければ壁を越えるのは後回しにしましょう。
後回しにしていると、そのうち壁が崩れて越えれるかもしれません。
どうしても壁が越えられそうになかったら、壁のことはすっかり忘れてしまって、ジャスコにでも買い物に行きましょう。
嫌な事があったら全力で逃げる転進する
目の前に自分の嫌なことが迫って来ていたとします。
そこでちょっと考えて、その嫌なことが、乗り越えれそうなことなら一応対峙してみます。そこで無理そうなら、全速力で逃げましょう華麗に転進しましょう。
わざわざ嫌なこととガチ対決する必要はないと思います。
例えば、「嫌な事を頼まれたとしても、しっかりと断る」、「見たくもないものがあれば、そこから遠ざかる」なんてことをやってしまっても良いと思います。
頼み事はアウトソーシングする
サービスなどに頼めるものは、すべて外注してしまいましょう。
例えば、買い物ならAmazon、掃除とかなら清掃業者などにです。(僕は簡単な掃除はルンバに任しています。)
例えば、家族に買い物を頼んでいても、忘れてしまうことがあります。それが1、2回ならば問題ないのですが、家族も年をとるので何度頼んでも忘れてしまうことがあります。そういったことで、イライラして文句を言ってしまうのはその後の生活の上でも、あまり良い事ではありません。家族は、見守ってくれ、いざとなったら助けてくれるという大きな役割があります。その重大な役割があるのに、あれやこれやと注文をして、家族が病気になったら本末転倒です。
ですので任せられることは、なるべく既存のサービスに任せてしまいましょう。サービスに頼むと、お金はかかりますが、サービス提供者と客という関係上、仕事は正確ですし、こちらの要望を後腐れなく伝えることができます。
最近では食料品などの買い物をアウトソーシングできるところも増えてきました。最近ではセブンイレブンが宅配サービスも始めましたし、生協は昔から宅配サービスを行っています。障害者手帳を持っていれば、生協の場合は宅配料無料になります。
掃除も面倒な部分は全部清掃業者任せです。
参考 ハウスクリーニングなら【おそうじ本舗】
参考 セブン-イレブンのお食事お届けサービス「セブンミール」
参考 【生協公式サイト】生協(コープ)宅配をはじめませんか
頑張らない
人間生きていたら、頑張らなければならない場面はあります。そういった時は、多少無理をしても力を注げばいいと思います。
しかし、特に必要がなければ何事も頑張らないようにしましょう。何事も、頑張って完璧にしようとはせずに7~8割くらいの出来で満足できるようになると、何かと楽です。
まとめ
世の中に一生懸命働いて頑張っている方が多数いる中で、こういった逃げ優先のストレス解消方法は心苦しい部分もあるのですが、これらが僕のストレス解消方法です。
おかげで、この十数年間、鬱病などにはならずに済んでいます。
精神を病むにしても、僕1人の問題で済めば良いですが、僕のような介助を必要とする生活の場合、周りの人が大変な思いをすると思います。
そういった意味でも、多少逃げ気味であっても「自分なりの心のケア方法」を見つけるのは大事なことだと思っています。
と、自分を正当化。←こんな感じで自分を無理矢理にでも肯定することも大事
初めまして、わいひらさん。
私は数年前からベッド上での生活を余儀なくされ、気管切開をしています。
そして、病院での生活を送っていますが、パソコンを使用してフェイスブックなどを見たり、Microsoft Wordで絵や詩を作っています。
去年あたりに、周り(主に家族ですが)との良い連絡手段はないかと思い、調べているとパソコンでラインが使えることを寝ログで知り、すぐに使えるように手順を辿り、見事に不自由なく使えるようになりました。
毎日が今までよりも楽しく過ごせています。これもわいひらさんのおかげです。
ありがとうございました。