アメリカのスミソニアン博物館が所蔵する作品の中から、4万点超もの作品が画像ギャラリーとして公開されました。
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公開されている4万点超の画像は、すべて中東からアジア中心とした歴史資料で、エジプトのレリーフ、チベットの曼荼羅、クメール王朝時代の陶磁器などもあるようです。
最も多く公開されているのが、中国のものとなっており、次いで日本の作品となっているようです。日本の作品は、絵画や浮世絵、絵巻物、屏風、陶磁器などが公開されています。
これらの作品は、非商用の個人利用であれば、画像の再利用を許可しています。
photo by Jessica ※アイキャッチの画像はスミソニアンギャラリーにはないです。
目次
検索機能がちょっと使いにくい
ただ、このスミソニアン博物館のページ「どんな画像があるのかな?」と検索してみようと思ったら、思いのほか使いにくいです。
というのも、こんなふうに検索結果が8つまでしか表示されません。
画像を探すなら、Google画像検索のように多くの一覧の中から、ざっと探したいです。
ということで、スミソニアン博物館の公開画像を検索しやすくする方法を考えてみました。
Googleイメージ検索で検索する方法
Google画像検索のような表示にしたいなら、Google画像検索を使ってしまえばいいということで、その使い方を紹介します。
Google画像検索で、スミソニアン博物館の画像ギャラリーを検索するには、Google 画像検索から以下のように検索します。
キーワード site:www.asia.si.edu/collections
以下は、「utagawa」で検索してみた結果です。
先程のものも、同じキーワードでも検索でしたが、Google画像検索で表示した検索結果の方が、情報の一覧性が高いうえに見やすく表示されています。
ちなみに、英語で「エジプト」と検索するとこんな検索結果が
英語で「中国絵」と検索すると以下のような検索結果が表示されます。
スミソニアン博物館ギャラリー用の検索プラグイン
毎回、Google画像検索にコマンドを入力するのが面倒くさい場合は、検索用のプラグインを作成するという方法もあります。
Ready2Searchというサービスを利用すれば、検索クエリをカスタマイズした「検索エンジンプラグイン」を自前で作成することができます。(Chrome、Firefox、IEなどでも使えます。)
ただ、検索クエリなどを編集したことがない場合は、ちょっと設定が面倒くさいので、スミソニアン博物館のギャラリー内を検索するようにクエリを設定した物を作っておきました。
OpenSearch プラグイン スミソニアン博物館ギャラリー検索
ブラウザの登録方法は簡単で、「OpenSearch プラグイン スミソニアン博物館ギャラリー検索」と書かれている部分をクリックして登録すればOKです。
それぞれのダイアログはこんな感じです。
Chrome
Firefox
Internet Explorer
あとは、検索キーワード入力後、登録した検索エンジンを選んで検索します。
Chromeなどは、検索エンジン選択がちょっと面倒なので、他ブラウザを写真検索用ブラウザとしても良いかもしれません。
検索エンジンプラグインで検索をしても、先程と同様の検索結果が出ます。
英語で「葛飾北斎 富士」の検索結果。
Google画像検索を利用した場合は、たまに違ったものも引っかかってしまいますが、ここらへんはどうしようもありません。
きっちりと検索する場合は、やはり、本家検索を使用するしかないかもしれません。
まとめ
冒頭にも書きましたが、このスミソニアン博物館の公開画像は、非商用なら無料で使用できます。
ページのFAQにあるUsing the Imagesには、以下のように書かれています。
What does “non-commercial” mean?
Non-commercial use encompasses a wide range of exciting possibilities―including artistic, educational, scholarly, and personal projects that will not be marketed, promoted, or sold. Examples include, but are not limited to, presentations, research, tattoos, sixth-grade science fair projects, tablet backgrounds, free and ad-free apps, GIFs, holiday centerpieces, Halloween costumes, decoupage, inspiration boards, and shower curtains.
プレゼンテーション、研究、教育目的、タトゥー、タブレットの背景とか、イベントのコスチューム、カーテンの柄、フリーで広告のないアプリなどには、自由に使えます。
ブログに関しては、書いてないので、ちょっとわからないです。けれど、「広告のあるアプリ」で、使用してはいけないことから、少なくとも広告が表示されているブログでは、利用不可なのではないかと思います。