最近、コメント欄に書き込みがあったかどうか、サイト上からでもわかるようにしたく思いました。
そこで、サイドバーに「最近のコメント」ウィジェットを設置してみました。
ただ、WordPressにデフォルトでついてくるコメントウィジェットは、どうも味気ないというか、ただ「記事のタイトル」と「投稿者」が書かれているだけで、どんな情報なのかがわかりづらいです。
その、デフォルトのコメントウィジェットは以下。
このウィジェット、「もうちょっと何とかならないものか?」とググって調べてみたのですが、日本語ページにはあまり「コメントウィジェット」に関するまとめられたページがなかったので、今回調べて、まとめてみることにしました。
以下は、「デフォルトのものより、ちょっと表示がリッチになるコメントウィジェット」の紹介です。
photo by Pedro Ribeiro Simões
目次
WP-RecentComments
個人的には最もおすすめのコメントウィジェットです。
アバターからユーザー名、タイトル、コメントの抜粋が綺麗にレイアウトされて、コメント一覧もAjaxで非同期に読み込まれます。(非同期読み込みなので追従エリアなどとは相性はちょっと悪いかも)
設定も詳細に行うことができるので、それぞれの項目の表示/非表示を手軽に切り替えることもできます。
Better WordPress Recent Comments
Better WordPress Recent Comments
アバターや、コメント本文、日付なども表示してくれるコメントウィジェット。
通常の設定はもとより、ピンバックやトラックバックに関する設定なども豊富です。テンプレートを編集することで、自前で配置をカスタマイズすることもできます。
RecentComments
Gravatarと投稿者名が一覧に表示される折り畳み式のウィジェットです。
投稿者名の上にマウスを乗せると、記事のタイトルが展開されて表示されます。小スペースな部分に、多くのコメント履歴を残したい場合には便利です。
個別の設定画面が用意されていて、設定も豊富ですが、ウィジェットタイトルを「最近のコメント」のように日本語を入力するとウィジェットが表示されなくなるという不具合があります。
Advanced Category Excluder Widgets
こちらは、デフォルトのコメントウィジェットと比べて、投稿者ファーストになるウィジェット。
投稿者名を最も目立たせたい場合には良いかもしれないけど、それ以外はほとんどデフォルトと変わりません。
プラグイン個別の設定項目もありません。
まとめ
今回この記事を書くにあたって、いくつかコメント表示用のウィジェットを試した中では、「WP-RecentComments」が最も使い勝手がよかったです。
というのも、デフォルトの状態で、ある程度最適化された設定になっているため、インストールしてウィジェットをエリアに配置するだけで、すぐに使えます。
凝った使い方をしたいなら、「Better WordPress Recent Comments」が最もカスタマイズ性にすぐれています。管理画面上から自前でテンプレートを編集して、好みのレイアウトにできるのは、このプラグインしかありません。
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最近は、SNSがあるので、コメント欄はあまり重視されていないかもしれません。
ただ、Googleのジョン・ミューラー氏もコメントも含めたページ全体のコンテンツが品質評価されると言っており、コメントの質のチェックもある程度重要かと思います。
コメントも含めたページ全体のコンテンツが品質評価の対象になるからです。 メインコンテンツに対するコメントの比率に大小の差があったとしても、依然としてコメントはコンテンツの一部です。 つまり、質を下げるようなコメントが多ければそのページあるいはサイトの品質が低いとみなされる可能性があります。
質の良いコメントだと、全体とともにコンテンツとして評価されますが、スパムまがいの質の悪いコメントを放置しておくと、ページが低品質評価される可能性もあります。
質の悪いコメントを書き込まれて、ページの評価が下がっても、それは書き込んだ人ではなく、それを放置したサイト管理者の責任になります。ですので、コメントのメンテナンスも結構重要です。
WordPressの場合は、コメントなどがあったとき、大抵メールなどで通知があります。けれど、それ以外で自サイト閲覧中にコメントがあったことがわかるような、わかりやすい仕組みを作っておくと、よりコメントメンテナンスがやりやすくなるかもしれません。