最近アーモンドをおやつによく食べます。
体にも良くて、ちょっと食べたくらいじゃ太らないですし、睡眠にも良いからです。(*1)
そのおかげで、太ってもないですし、よく眠れるようにもなったんですけど、思わぬ副作用がありました。それは、ナッツの細かい破片が歯の間に挟まるせいで、歯の隙間の汚れが気になるようになったことです。歯間が汚れると口臭や歯周病の原因になるのが怖いです。
そのせいか、口腔ケアグッズを結構買うようになりました。グッズを使うようになってから、毎日歯磨きをしていても意外と歯間が汚れていることに気づきました。それとともに、歯間のケア、つまり口腔ケアについて調べるようになり、その重要性を再認識しています。
credit: db Photography | Demi-Brooke via FindCC
目次
口腔ケアの重要性
口腔ケアは、毎日の健康にとても大切だと僕は思っています。というのも、口腔ケアを怠って歯周病になったりすると、口からの細菌が原因で、様々な病気を引き起こすといわれているからです。
熊本県歯科医師会によると歯周病は、誤嚥性肺炎、血管障害、心内膜炎、糖尿病、低体重児出産早産の原因の一因とも考えられており、以下のように書かれています。
(歯周病により)細菌が作った毒素や細菌そのものが血液に乗って体中をかけめぐることになり、その結果様々な病気を引き起こすことがよく指摘されています。
日本歯周病学会でも以下のように書かれています。
歯周病が他の病気を引き起こすことがあるのでしょうか?
重症の歯周病になり、口の中に歯周病を引き起こしている細菌が多くなると、血液や呼吸器内に入り込み、心筋梗塞・動脈硬化症・肺炎・早産などを引き起こしやすくします。
意外とバカにならない口腔ケア、テレビや本などでも上記の事を目にすることが多いので、僕はなるべく口の中は清潔に保つように心がけています。
歯周病予防のための歯間ケアの重要性
歯磨きは毎日しているという人は、ほとんどだと思います。ただ、歯と歯の間にはハブラシだけでは除ききれない、プラーク(歯垢)が残っており、それらはやがて歯周病を引き起こす原因となります。
日歯保存誌の調査によると、歯ブラシだけのブラッシングだけでは、歯垢が61%しか取り除けていないのに対して、歯間ブラシを使用すると85%まで除去できます。
歯間ブラシの歯間部のプラーク(歯垢)除去効果
(日歯保存誌、48、272(2005年)
歯周病防ぐためにも、こまめな歯間掃除は重要です。
以下では、僕が上記のことを踏まえて購入したものの中から、使ってみてよかった歯間ケアグッズを紹介したいと思います。
使ってみてよかった歯間ケアグッズ
歯の隙間を掃除するのに役立つグッズです。
Panasonic ドルツ・ジェットウォッシャー
強い水流で歯間の汚れを一気に洗い流します。初めて使用したときには、水が嫌な感じのニオイになります。おそらく、歯磨きでは取りきれない汚れなどもあったのでしょう。これは、使っていくうちにその嫌なニオイはなくなります。
僕は、歯磨きをした直後このジェットウォッシャーを使ったこともあるのですが、歯磨き直後であるにもかかわらず、食べかす(おひたしの葉っぱのかけらなど)が結構取れます。その、普段取れないものが取れたときの爽快感たるやハンパないです。
これを、洗面所などに置いておいて、歯磨き前でも後でもいいので、歯間洗浄をすればその爽快感と気持ちよさに病みつきになると思います。
大きいものが邪魔な場合は、手軽な携帯用のものもあります。
関連記事 「Panasonic ドルツ・ジェットウォッシャー」を買って歯の隙間の食べかすをジェット水流で洗浄してみた
やわらか歯間ブラシ 極細タイプ SSS-S
大げさな機械はちょっと…という方には、やはり歯間ブラシです。
なかでも、小林製薬のやわらか歯間ブラシ極細タイプが使い心地が良いです。20代、30代だとまだまだ歯の隙間が狭いのでSSS-Sサイズの細いものがちょうど良いと思います。歳を重ねて、歯の隙間が大きくなったところで、徐々にサイズを上げていけばいいと思います。
やわらか歯間ブラシは、写真にあるように、先端がゴムになっていて、針金タイプと違い歯茎にやさしく、ちょっとぐらいなら無理に入れても痛くありません。そんな、ユーザーへの優しさから僕は、歯間ブラシなら小林製薬派です。
関連記事 歯の隙間を掃除しても痛くない「小林製薬の極細やわらか歯間ブラシSSS」を使ってみた
GUM歯間ブラシL字型 SSS
小林製薬のやわらかゴムタイプと違って、こちらは正真正銘ワイヤーにブラシが織り込んである歯間ブラシです。
ゴムタイプと違って、耐久性に優れているので多くの回数を使えます。ただサイズSSSとはいえ、ワイヤータイプなので歯間が狭い若い人には厳しいかも。30代、40代ぐらいからSSSから始め、年齢による歯の隙間の開きとともに徐々にサイズを上げていくのがよさそうです。
関連記事 「GUM極細歯間ブラシ」でキツイ口臭の原因となる食べかすをスッキリ除去する
その他の歯間ケアグッズ
その他の、グッズとしては、「糸ようじ」「デンタルフロス」などの糸タイプのものも何度か使ったことがあるのですが、糸のものは、ちょっと扱いづらく、無理やり歯間に挿入しようとして、糸で歯茎を何度か切ったこともあるので、僕はあまり好きではありません。
前述のグラフ「歯間ブラシの歯間部のプラーク(歯垢)除去効果」からも、フロス(糸)は79%、ブラシは85%ということから、「よほど糸使いに自信がある人」もしくは「ブラシが苦手・嫌だという人」以外は、ブラシの方が効果的かと思います。
歯間ブラシの歯間部のプラーク(歯垢)除去効果
(日歯保存誌、48、272(2005年)
その他の口腔ケアグッズ
歯間ケア、歯周病予防といっても、歯磨きや歯間掃除だけとは限りません。
ライオン 歯科用オーラル ヘルス タブレット
舐めることにより乳酸菌の力で虫歯・歯周病を防いでくれるタブレットです。
このタブレットは、1gあたり乳酸菌を3億も配合していて、この乳酸菌が口の中の細菌バランスを整えます。こういった効果がある製品や食品のことを、プロバイオティクスといいます。
味は、クリーンミント味と書いてありますが、僕はオレンジのラムネのような味に感じました。駄菓子が好きな人なら、美味しいと感じると思います。僕が子供の頃に、これが3時のおやつに出てきたら「うまい、うまい」と言って喜んで食べるでしょう。ただ、1回3錠なので「量が少ない」と文句を言うかも。
夜中は、口の中に雑菌が繁殖するので、寝る前に飲むのが効果的です。
関連記事 舐めることにより乳酸菌の力で虫歯・歯周病を防ぐ「ライオン 歯科用オーラル ヘルス タブレット」を買ってプロバイオティクス始めました
コンクールF
コンクールFは、虫歯の発生および進行の予防、歯肉炎の予防、歯槽膿漏の予防、口臭の防止をする成分が配合されているマウスウォッシュです。
僕の場合は、歯磨きの後のうがいのときに、コップに10滴ほど垂らしてクチュクチュうがいして使っています。味は、よくあるマウスウォッシュと違って辛くなく、毎日続けるのも特に苦になりません。これでうがいをした後は、口の中がハーブっぽい香りで爽やかになります。
まとめ
これらのケアのおかげかどうかわかりませんが、最近は寝起きでも口の中が爽やかです。
歯周病と病気の関連性をテレビか何かで見て以来、口の清潔さに気をつけるようにしていますが、それなりに効果は出ていると思います。
昔は、虫歯や歯周病は、「単なる口の中だけの出来事」と考えていましたが、いろいろな病気との関連性が指摘される今、気をつけておくに越したことはないと思います。