先日、ポータブル版アプリをまとめてインストールできるPortableAppsを紹介しました。
今回は、ポータブル版ではなく、インストール版のWindowsアプリを、一括インストールできるNiniteの紹介です。
photo by Frank Hemme
目次
Niniteとは
Niniteとは、パソコンなどで広く利用されている定番アプリを、まとめてインストールもしくはアップデートしてくれるソフトです。
Windowsではもはや定番ともいえるアプリを、選択して統合インストーラーを起動することで、一発でインストールしてくれます。
インストールできるアプリはこちら。
アップデートが必要な場合は、自動でアップデートしてくれ、不要な場合は勝手にスキップしてくれます。
基本的にインストールプログラムは、ツールバーもなく、「次へ」などのクリック作業も必要なく、統合インストーラーを起動するだけですべてのことをやってくれます。
Niniteの特徴
サイトには、Niniteの特徴として以下のように書かれています。
- インストールオプションなどを選択する必要なく、すぐに始めることができる
- それぞれのアプリをデフォルトのインストール場所にインストールする
- 64bit版のマシンには64bit版のアプリがインストールされる
- 勝手にパソコンの使用言語から言語が選択される
- バックグラウンドで勝手に動作する
- 最新の安定バージョンをインストールする
- インストール時の再起動リクエストをスキップしてくれる
- Internet Explorerのプロキシ設定が使用される
- アプリは公式サイトからダウンロードされる
- アプリ起動前に、デジタルサインやハッシュ値を検証してくれる
- あなたの時間を大幅短縮
Niniteの使用方法
Niniteの利用は簡単で、主に以下の2ステップで行うことができます。
- 必要なアプリの選択
- インストーラーを起動する
必要なアプリの選択
まずはNiniteで必要なアプリを選択します。選択し終わったら、「Get Installer」ボタンを押してインストーラをダウンロードします。
すると、以下のようなアプリのダウンロード確認画面が表示されます。
それとともにインストーラがダウンロードされます。
インストーラーを起動する
あとはインストーラを起動すると、インストーラが起動し、
アプリを1つずつ公式サイトからダウンロードしてインストールしてくれます。(最新の安定版がある場合はアップデート、不要な場合はスキップ)
以下のようにタスクが作られ、アプリを1つずつインストールしてくれます。
オプションの選択画面もなく、インストーラを起動したら、バックグラウンドですべて行ってくれます。
まとめ
Windowsの初期設定時などは、これを使うと、かなり時間を短縮できそうです。
基本的にマルチ言語のアプリも多いですし、日本語環境に合わせて、言語も勝手に日本語を選択してくれます。(言語を選択する必要があるのもあるし、言語パックがない場合は英語表記のまま)
また、以下のようなことを自動でやってくれるのも地味に便利です。
- インストール済みアプリの場合、アップデート版があるのはアップデート
- 間違って既にインストール済みのものを選択してもアップデート不要なものはスキップ
- 64bit版環境を判別して適切なものをインストールしてくれる
「パソコンの初期設定でアプリのダウンロードが面倒くさい」なんて場合、インストール版を使う場合はNiniteを、ポータブル版を利用したい場合はPortableAppsを、なんて使い方がよさそうです。
1つ1つダウンロードして実行していると、結構時間を取られちゃうので、結構な時間短縮になりそう。
尚、プロフェッショナル版(有料)を利用すると、ネットワーク上の1000台以上のパソコンにも同時インストールができるようです。