最近、姪っ子やお婆ちゃんが、隣の部屋のドアを開けっぱなしで出て行くのが気になってきました。
僕の部屋と、ドアの構造的な配置はこんな感じ。
僕は、車椅子なもので隣の部屋にドアを閉めに行くのが面倒くさいんですよね。
というか、そんなことより問題なのは、「ドアが開けっぱなし」ということに気づかずに、「隣の部屋に誰かが入ってきていることに気づかない」というシチュエーションが嫌だったり。
というのも、僕はブログ文章を書くときに、音声入力ソフトを使っています(なので誤字が多い)。
で、当ブログの「プログラムに関する記事」を書くときも、音声入力で声を発しているわけです。
そんなときに姪っ子が入ってきて、例えばプログラム記事を書いていて「正規表現で置換~」とか「正規表現で書かないと~」とか部屋の中で1人連呼していると、小学生の姪っ子には「うわぁ…、おじちゃんが性器の表現とか変なことを叫んでる…。今後は近づかないでおこう…。」となる可能性もなきにしもあらずで(実際に結構書いてる)。
上記は、ちょっと大げさな例えかもしれませんけど、隣の部屋に知らない間に誰かがいるのは、嫌なものです。
なので最低限、「開けっぱなしのドアは最低限閉まるようにしておきたいな」と。そうすれは、ドアが開く瞬間ガチャっと音がするので、僕もあらぬ誤解を招く音声入力を止めることができます。
というわけで、「家の部屋のドアを勝手に閉めてくれるナイスなグッズはないものか…」とネットを探してみたら、「ミニドアクローザー」なるものを見つけたので購入してみました。
目次
ミニドアクローザーとは
ミニドアクローザーは、家庭用ドアが開けっ放しになるのを防いでくれる、ドアクローザーです。
よく、公共施設やマンションのドアとかにこんな感じのドアクローザーがついているのを見かけたことがある方もおられると思います。
今回購入した「ミニドアクローザー」は、これを家庭用の簡易版にしたような感じの商品です。
出典:金物専科
動作状態を見るには、以下の動画が分かりやすいかと思います。
実際に届いたミニドアクローザー
で、実際に届いたミニドアクローザーがこちら。中国製となります。
色は、ホワイトとブラウンがあるのですが、僕はホワイトを購入しました。
中には、以下のものが入っています。
左から。
- ミニドアクローザー本体
- ドアを押して閉めるためのアーム
- ドア側に貼るプラスチック(キズ防止スライド保護板)
- 取り付けビス(6本)
- 調整用の工具
右開き・左開き両方のドアに取り付けることが可能です。
こちらが、ミニドアクローザー本体です。
真ん中にある穴に、アームを差し込んで利用します。
ネジを6本利用して、壁面に本体を取り付ける構造になっています。
こちらが、ドアを押して閉めるアームです。単なる鉄の棒です。
以下が、アームからドアが傷つくのを守るスライド保護板です。
裏面は、両面テープになっており、ドア側に貼り付けて利用します。
取り付け用のネジは、あらかじめ6本付属しています。
ドアクローザー取り付け後、閉め具合を調整するための金具も付属しています。
調整用の工具もあらかじめ付属しているので、家にドライバーさえあれば、買い足すものは必要ないと思います。
取り付け方法
取り付け順序も、パッケージ裏側に結構詳しく書かれています。
注意点としては、室内用軽量扉(~8kgまで)対応可能ということです。あまりにも重すぎる、ドアであったら、通常のドアクローザーを購入した方が良いかと思います。
製造元である朝日工業株式会社の方にも、詳しい取り付け方法(色付き)があるので、より分かりやすいかと思います。
取り付けてみた
で、僕の部屋の隣の取り付け対象のドアがこちら。
高いところに取り付けるのは、大変なので取り付け位置は、腰の辺りの位置で良いかなと(上の方につけた方が良いことは良いと思う)。
取り付け後は、こんな感じになりました。
拡大するとこんな感じ。
アームがドアを「強いバネで一生懸命押している」といった感じ。
以下のように、スライド保護板でドアが傷つくのを防ぎます。
この状態でドアを手前に開くと、アームも手前に引っ張られて、強いバネの力で押し戻そうとします。
手を離すと、ドアが押し戻されて閉まるという単純な機構です。
あとは、付属していた調整機能を使って、閉める強さを5段階で設定することが可能です。
弱めに調整しておけば、バタンと大きな音を立てて閉まることもありません。
使ってみた感想
使ってみた感想としては、概ね満足です。
というのも、ネジ6本で手軽に取り付け可能で、「ドア閉め」も十分に行ってくれるからです。
僕は、「開けっぱなしのドアが勝手に閉まってくれればそれで良い」と購入したので、その役割は十分果たしてくれていると思います。
ミニドアクローザーの良かったところ
今回、ミニドアクローザーを使用してみて、良かった点をまとめると以下。
- 通常のドアクローザーよりも少ないネジ数で手軽に取り付け可能
- 左右開きどちらとも対応
- 小スペースで取り付け可能
- 値段も手頃(※通常のドアクローザーとそこまで変わらない)
- 閉める強さも変更可能(五段階)
- 安全な構造(指とかを挟む構造ではない)
コンパクトさと手軽さに重点を置くのであれば、ミニドアクローザーは、良い選択肢だと思います。
ミニドアクローザーで注意したいところ
ただ、ミニドアクローザーには、以下のような難点というか注意点もあると思います。
- 最大8キロのドアまでしか対応していない
- 強さ調整は5段階なので細かな微調整まではできない
- ダンパー機能(ゆっくりと閉まる機能)はない
- 閉め具合を弱めに調整すると大きく開かないと完全に閉まらないこともある
僕は、閉め具合を最も弱いレベルで取り付けました。
そうすることで、急に強くバタンとしまったりすることはありません(風にあおられる場所でない場合)。
ただ、閉め具合を弱く調整すると、閉まるときに勢いが十分でないので、完全に閉まらない可能性もあります。
こんな感じで、最後の「カチャッ」が閉まらない可能性があります。
ただ、人が出て行くには、結構ドアを開けて出て行く必要があるので、上の画像のように閉まらない状態になることは、ほとんどないようです。
ただ、上で書いたようなことが気になる場合は、通常のドアクローザーの方が良いかもしれません。
まとめ
今回、ちょっとした作業で、一般家庭の部屋のドアに「自動で閉まる機能」を取り付けることができました。
これで、知らないうちに隣の部屋に誰かがいるなんてシチュエーションにはなりにくくなったかと思います。
これで部屋でいきなり自作ポエムを朗読しても大丈夫。
というわけで、「部屋のドアが勝手に閉まるようにしたい」とか、「ドアが開いたままだと非常に困る状況がそこにはある」なんて場合は、ある程度役割を果たしてくれると思います。
白色。
重いドアに設置したかったり、ダンパー機能が必要だったり、細かく微調整がしたい場合は、こっちのほうがいいかも。
こんなコンパクトのがあるのさ知りませんでした。
ドアクローザーは閉まる機能もさることながら、急激に閉まるのを防ぐ目的の方が本来の目的。
価格も従来型より安いのはいいですね。^_^