自然気化式シート型加湿器では「ミクニ ミスティツリー」が最強に潤う

ミスティツリー完成

冬、エアコンでガンガン部屋を暖めていると非常に乾燥します。

僕の部屋は、とにかく乾燥するようで湿度が30%以下になるようなこともしょっちゅうです。

部屋が乾燥して最も辛いのは、朝の喉の痛みです。加えて、唇のひび割れとかも地味に痛い。

例年なら、冬にスチーム型加湿器を設置してやり過ごしていました。けれど去年、デロンギのオイルヒーターも購入しました。

先日、デロンギのオイルヒーターを衝動買いしました。 前々からオイルヒーターは、人づてに「静かで乾燥しなくて良い」とは聞いていた...

これにしたら、加湿器を差し込むコンセントの場所がなくなってしまいました。

オイルヒーターのような電気量を消費する家電は、コンセント自体が発熱するのを防ぐため安全面のため1つのコンセントに付き1つの家電しかつけないことが説明書などにも推奨されている。なので、コンセント口が2つあったとしても、オイルヒーターと加湿器を2つ点けることは安全面上よくない。1つのコンセントに付き1つの家電が推奨されています。

加えて、オイルヒーターと加湿器を同時につけると、ブレーカーが落ちる心配も出てきました。

なので、「今年はオイルヒーターだけで行くか」としばらく使用していました。けれど、オイルヒーターがいくら乾燥しにくいからといって全く乾燥しないわけではありません。

冬も本番になってくると、朝の喉の痛みがピークに達しました。

ただ、電気を使用する加湿器は利用できません。なので「電気を使用せずに部屋を潤してくれる便利なものはないのか?」と探していたら、自然気化式の加湿器なるナイスなものを発見しました。

寒くなってきてからというもの、毎朝喉の痛みで目が覚めます。 これが、1日だけならまだしも、毎日毎日となれば、さすがにしんどくな...

先に上記の加湿器ミスティーガーデンを購入して試してみたところ思いのほか加湿効果があって、いたく気に入ってしまいました。ただ、僕の部屋は13畳くらいあるので、ミスティーガーデンだと少し物足りなくもありました。

なので「同じ加湿力のあるミクニのものでもっと大きなものはないか?」と探したら「ミクニ ミスティツリー」という僕の需要にピッタリの加湿器を見つけたので早速購入しました。

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ミクニ ミスティツリーとは

自然気化式小型加湿器「ミスティーツリー」

ミスティツリーは、電気を必要としない自然気化式加湿器を得意とするミクニが販売しているエコ加湿器です。

この、ミクニの加湿器は、加湿シートがとても優秀で、コップ1杯の40倍もの加湿能力を持っているものもあります。

小型の置き型タイプであれば、僕は現在以下の2つを保有しています。

寒くなってきてからというもの、毎朝喉の痛みで目が覚めます。 これが、1日だけならまだしも、毎日毎日となれば、さすがにしんどくな...
冬に入ってからというもの、朝起きると喉が痛くて痛くてたまりません。 それを解決すべく、先日、加湿フィルターを利用して自然気化さ...

6~8畳ぐらいの部屋であれば、これでも十分すぎるくらいなのですが、10畳以上ある部屋では、より大容量のものを設置した方が、加湿力は高いし、水を注ぎ足す手間も省けるので便利です。

なので僕がさらに楽をするために「ミクニ ミスティツリー」を購入してみました。

実際に届いたミスティツリー

で、実際に届いたのが以下です。

ミクニ ミスティツリーの箱

箱を開けると中には以下のものが入っています。

ミクニ ミスティツリーの中身

  • ミスティツリーの本体(白色の土台4点)
  • ミスティツリーの加湿フィルター(緑色の加湿シート)
  • 満水ポインター(青色のタンク満水を見極める浮き)
  • 取り扱い説明書

実際の利用に必要なものは、「本体」と「加湿フィルター」というシンプルなつくりになっています。

ミスティツリーの組み立て方

ミスティツリーを利用するには、まずは本体を以下のように組み立てます。

ミスティツリー本体の組み立て

とりあえず、それっぽい部品をポコポコと嵌め込んでいけば以下のような本体を数十秒で組み上げることができました。

ミスティツリー本体の組み立て

上から見た状態が以下です。矢印部分に「満水ポインター(青色のパーツ)」を入れてあります。

ミスティツリー本体を上から見た状態

あとはこれに、以下の加湿フィルターを取り付けます。

ミスティツリーの加湿フィルター

取り付けるのは簡単で、まずは本体に以下のように加湿フィルターを引っかけます。

ミスティツリー本体に加湿フィルターを引っかける

あとは、基本的に以下のようにブワーっと広げるだけです。

ミスティツリー本体にフィルターをセットする図

実物だと、こんな感じになります。

ミスティツリーの加湿フィルターをブワーっと広げる

あとは、フィルターを織り込んで閉じてしまえば完成です。超簡単。

ミスティツリー完成

組み立ててみると、縦横40cm、高さ70cmと思っていたよりもでかいです。全体の重さは、約1.1kgとなっています。

家具や人の大きさと比べても、結構大きいことが分かるかと思います。

ミスティツリーの大きさ

それでも、電気式加湿器とは違い、コンセントに差し込む必要はないので周りはスッキリとしますし、場所さえあれば自由に配置することができます。

ミスティツリーの使い方

ミスティツリーを利用するには、単に以下のように本体の真ん中に水差しなどで水を流し込むだけです。

ミスティツリーに水を流し込む

タンク容量は、約1.5リットルと結構入ります。

この部分に、1.5リットルもの水を一度に貯めておくことができるわけです。

ミスティツリーの水タンク

水を入れる目安としては、以下の「青色の満水ポインタ」が容器から少し顔を出すぐらいが適量です。

満水ポインターが少し顔を出すまで水を入れる

あとは注入した水が、以下の経路を通ってフィルターに染み出して蒸発することにより部屋を潤してくれるといった寸法です。

ミスティツリーの水の染み込み方

僕は毎日夜寝る前に1.5リットルの水を満タンに入れているのですが、次の日の夜にはほとんど水が空になっているくらいに結構強力に水が蒸発してくれます。

これだけ大きな加湿フィルターが水を吸い込んで蒸発させるので、それだけの自然蒸発力があるのだと思います。

実際に使ってみた感想

それで、この自然気化式エコ加湿器(ミスティツリー)を1ヶ月ほど利用して試してみました。

そして正直、加湿能力の高さに驚かされました。

僕は以前購入した同じメーカーのミスティガーデンの加湿能力にも十分に驚かされていました。

寒くなってきてからというもの、毎朝喉の痛みで目が覚めます。 これが、1日だけならまだしも、毎日毎日となれば、さすがにしんどくな...

しかし、今回このミスティツリーを使った後では、その能力が霞む霞む。

もはや「ミスティガーデンは、このミクニ エコ加湿界でもまだまだ小物」とでも言わんばかりの強力な加湿能力をミスティツリーは持っていました。僕としては、「デカさこそパワー」とでも言わんばかりのラスボス感を感じさせられました。

とにかく水が蒸発する

先程も書きましたが、とにかく蒸発する水分量が(自然気化式にしては)ハンパではありません。

僕の部屋が乾燥しているのもあるのかもしれませんが、1日約1.3~1.5リットルの水は自然蒸発されます。

これは、水タンクの大きさもあるからなんですが、加湿フィルターの大きさゆえというのもあると思います。

とにかく加湿フィルターが広い面積に薄く吸収されて広がるので、気化量が小型タイプのものより格段に大きいです。

ミスティツリー完成

加えて、僕の場合は、空気清浄機の横に、このミスティツリーを置いているので、気化した水蒸気が、部屋中に巡るというのもあると思います。

空気清浄機の横に置いたミスティツリー

このミスティツリーを利用するようになってから、部屋の湿度は確実に45%以上はキープされるようになりました。僕の部屋の場合は、安定して50%以上を保っています。

ミスティツリーを使ったときの湿度

僕の以前の部屋では、悪くて湿度が20%台、良くても30%後半ぐらいでした。

なので、現在平均50%ぐらいの湿度の部屋となり、大変満足しています。朝方の喉の痛みも、このミスティツリーを置いてからは、劇的に軽減されました。

ミスティツリーの利点

ここ1ヶ月ほど、ミスティツリーを使ってみて、感じた利点は以下です。

  • 組み立てが簡単で5分もかからない
  • 使い方も水を注ぐだけと簡単
  • 適切に利用すれば部屋の湿度45~55%くらいは保てる
  • 電気を使用しないので電気代が不要
  • 電気不要でコードも不要(好きな所に置ける)
  • スチーム式加湿器のように熱を持たないので安心・安全
  • 水を無理やり気化させるわけではないので電気式と比較して結露しにくい
  • 噴霧式加湿器のように菌が繁殖した水を撒き散らすことはない
  • 噴霧式・ハイブリッド式のようにフィルターをこまめに掃除する必要がない
  • 安全な自然気化式に加えてフィルターにもちゃんと抗菌・防カビ加工がしてある
  • フィルターの交換はワンシーズンに1回ぐらいで良い(3~6ヶ月毎)
  • 自然気化式の中でも大サイズなので水分蒸発量が多い

とにかく、ミスティツリーは簡単かつ安全、しかも効果的と三拍子揃った自然気化式エコ加湿器だと思います。

とにかくサイズが大きいので、僕の13畳の部屋でも十分に潤してくれています。

ミスティツリーの難点

反面、難点は以下のようになります。

  • 電気を利用した加湿器よりは当然加湿能力が低い
  • 急激に湿度を上げるのは困難(加湿に時間がかかる)
  • 電気代コストはかからないがフィルター交換コストはそれなりにかかる(3~6ヶ月毎)
  • 部屋が大きくなればなるほど加湿能力が追いつかない(※これは電気式にも言える)
  • 湿度が高めのときは下の受け皿に水が貯まることがある

ミスティツリーは、自然気化式の加湿器なので、電気式加湿器のように無理やり湿度を60~70%などにもっていく能力はありません。平均的な加湿能力は50%前後になるので、部屋の湿度を60%とかを目指すなら、お勧めしません。

追記:フィルター交換について

数ヶ月使用して感じた難点としては、このミスティツリーは、上記難点にも挙げたように、フィルター交換コストは、それなりにかかります。上記では、メーカー発表の「3~6ヶ月ごと」と書いていましたが、実際に使ってみた感じ、ミスティツリーのフィルター寿命は、もって2ヶ月といった感じです(あくまで僕の環境では)。

訂正:説明書の「お手入れ方法」項目を読んでみたところ、「フィルターの汚れの落とし方」というのがありました。

ミクニミスティツリーのフィルター汚れの落とし方

フィルターの汚れの落とし方
バケツ等フィルター全体が入る容器に水をたっぷり入れ、その中にフィルターを半日ほど漬け置きしてください。汚れが水に溶け出し、フィルターは綺麗に再生されます。洗剤・漂白剤などは使用しないでください。

フィルターの吸い込みが悪くなったら、上記のようなつけ置き洗いをすることで、フィルターの吸い込み能力が復活します。ちゃんと手入れをすれば、3ヶ月~6ヶ月は十分利用可能かと思います。

このように2ヶ月に1度ほどメンテナンスすることにより、フィルターの交換コストをかなり抑えることができます。

詳しくは以下。

先日、全く電気を使わない自然気化式加湿器を購入しました。 そしたら、思いのほか使い勝手がよく、以下のような利点から加湿...

まとめ

今回購入したミスティツリーは、自然気化式中では、最強の加湿器だと個人的には思っています。

そう思った理由として、とにかく「大容量タンク」ということ、加えて「加湿フィルターもでかく空気に触れる面積が大きい」ということが相まって、大抵の部屋であれば湿度を50%前後には潤してくれるからです。

僕は使う前は正直「自然気化式のフィルター型加湿器」の能力を舐めていました。「数%湿度が上がればいいかな」くらいに思っていました。

しかし、「ミクニ製の通常の40倍ある自然蒸発力のあるフィルター」の加湿能力は、僕の想像の上を行っていました。僕の部屋であれば、20%くらい湿度を上げてくれています。

湿度が50%程度あれば、インフルエンザ予防にかなりの効果を発揮しますし、僕としては十分すぎる能力をもっていると思います。

というわけで、今回購入したミスティツリーは、今年の買い物の中では、ベスト3に入る良い買い物でした。

交換用の加湿フィルターはこちら。

僕が同時期に購入した、水補給用の水差しはこちら。

6~8畳くらいの部屋であれば、こちらで十分かも。