先日、全く電気を使わない自然気化式加湿器を購入しました。
そしたら、思いのほか使い勝手がよく、以下のような利点から加湿器は自然気化式に一本化しました。
- 電気が不要なので電気代がいらない
- 電気が不要なので安全
- ただ置いておくだけなので非常に静か(というか無音)
- 水の注ぎ足しが非常に楽(水差しなどで入れるだけ)
僕が以前使用していたスチーム式加湿器なんて、電源を入れたときはグツグツと煮沸音がしますし、調子が出てきたらシューシューと蒸発音がうるさかったので、この静けさはクセになります。僕の場合、こちらもほぼ無音の暖房であるオイルヒーターとあわせて利用しています。
そんな、自然気化式加湿器ですが、普段は置いておくだけで50%前後になる部屋の湿度が、ある日35%ぐらいになってしまいました。
どうやら、それは加湿器フィルターの寿命だったようで、交換する必要性が出てきました(※)。
その時、交換用フィルターを購入して取り付けたのですが、思いのほか値が張ります。自然気化式加湿器は、電気代が要らない代わりに、フィルター交換を定期的にする必要があるからです。そしてフィルター代もそれなりにします。
そう、自然気化式加湿器の難点は、「フィルターを定期的に交換する必要があり、それなりにコストがかかる」ということです。
今後も、自然気化式加湿器を利用するのであれば、フィルター交換は必須となるので、僕が利用している「自然気化式加湿器メーカー ミクニ」の交換用フィルターについてまとめたいと思います。
目次
ミクニ ミスティツリー 交換フィルター
以下のタイプの大容量自然気化式加湿器の交換用フィルターです。
水容量は、1.5Lです。
公式の取り扱い説明書(PDF)によると、フィルター交換の目安はワンシーズン(3~6ヶ月)とありました。
けれど、僕の部屋では、毎日毎日1.5L以上を自然蒸発させていたためか、2ヶ月程度で水を吸わなくなってしまいました。おそらく、水道水の中に含まれる成分(塩素・汚れ)などが付着→蒸発→濃縮されたことにより、フィルターの機能が低下したのだと思います。
定期的なフィルターの漬け置き洗いを推奨
水を吸わなくなったからといって、フィルターを即交換していては、コストがかさみます。
説明書読んでみたところ、お手入れ方法に「フィルターの汚れの落とし方」という記載がありました。
フィルターの汚れの落とし方
バケツ等フィルター全体が入る容器に水をたっぷり入れ、その中にフィルターを半日ほど漬け置きしてください。汚れが水に溶け出し、フィルターは綺麗に再生されます。洗剤・漂白剤などは使用しないでください。
フィルターの吸い込みが悪くなったら、上記のような漬け置き洗いをすることで、フィルターの吸い込み能力が復活します。ちゃんと手入れをすれば、3ヶ月~6ヶ月は十分利用可能かと思います。
このように2ヶ月に1度ほどメンテナンスすることにより、フィルターの交換コストをかなり抑えることができます。
僕の環境の場合、洗えば吸収力が復活したので、11月~翌年3月ぐらいまで5ヶ月間利用できました。
そんなわけでミスティツリー、ワンシーズンのフィルター代は、4000円弱ぐらいになりました。
ミスティツリーの交換用のフィルター
実際に届いた、交換用フィルターはこんな感じです。
中には、以下のような加湿フィルターが入っているだけです。
こんな感じに取り付けて利用します。
交換は非常に簡単で、1分もかかりません。
ミクニ ミスティーガーデン2nd 交換フィルター
以下のタイプの、卓上用の自然気化式加湿器交換フィルターです。
水容量は、500CCです。
公式の、取り扱い説明書(PDF)によると、こちらもフィルタ効果の目安は1シーズン(3~6ヶ月)とのこと。
ただ、僕が実際に使ってみた限りでは、フィルターは、3ヶ月くらいで水をあまり吸い込まなくなります。
こちらも、水道水に含まれる塩素や汚れなどで、フィルターの目が詰まったからだと思われます。
定期的なフィルターの漬け置き洗いを推奨
こちらも、説明書の「お手入れ方法」に以下のような記載があります。
フィルターの汚れの落とし方
バケツ等フィルター全体が入る容器に水をたっぷり入れ、その中にフィルターを半日ほど漬け置きしてください。汚れが水に溶け出します。排水後は新しい水を入れてご使用ください。
フィルターの吸い込みが悪くなったら、漬け置き洗いをすることで、フィルターの吸い込み能力が復活します。
ミスティーガーデンのフィルターも2ヶ月に1度ほどメンテナンスすることにより、11月~翌年3月ぐらいまで約5ヶ月間利用できました。
ということで、ミスティーガーデンのワンシーズンのフィルター代は、1800円ぐらいになりました。
ミスティーガーデンの交換用フィルター
実際に購入したものは以下。
中身はこんな感じで容器の中に立てかけるだけです。
とりあえず、袋を開けるところから含めても、30秒もあれば交換は可能です。
まとめ
こんな感じで、自然気化式加湿器は、電気代はかからない代わりに、フィルター交換コストが結構かさみます。
僕の場合は、「雑音のない静かな部屋で過ごしたい」という動機で自然気化式加湿器を利用しています。なので、「うるさいぐらいなら多少高くても良い」という考えなので、このフィルター交換代金は、十分許容できています。
ただ、「自然気化式加湿器は、電気代がかからないので安く運用できる」ということは決してないので、誤解なきようお願いします。
けれど、「コストがかかる」と言っても、ちゃんと定期的に漬け置き洗いさえすれば、僕の場合、冬の間ワンシーズンは十分利用することができました。
洗いながら利用した結果、最終的に僕が冬にワンシーズン利用した、自然気化式加湿器の交換用フィルター代は合計5800円ぐらいになりました(ミスティツリーフィルター×1、ミスティーガーデンフィルター×1)。
このぐらいの値段だったら、スチーム式加湿器を利用するよりは、コストが安いのではないかと思います。
ということで、自然気化式加湿器を積極的に利用する利点を、もう一度まとめると以下。
- 電気が不要なので安全
- ただ置いておくだけなので非常に静か(というか無音)
- 水の注ぎ足しが非常に楽(水差しなどで入れるだけ)
反面、難点は以下。
- 定期的にフィルターを交換する必要がある(フィルター交換コストがかかる)
- フィルターを長持ちさせるには定期的に漬け置き洗いする必要がある
- 電気式に比べて加湿能力は弱い(50%より上にはなりにくい)
自然気化式加湿器の購入を考えている場合は、上記の利点・難点を踏まえた上で、利用を判断することをおすすめします。
ちゃんと定期的にフィルターを洗いさえすれば、それなりにフィルター交換コストを抑えられて、静かで安全な加湿器として十分に威力を発揮してくれると思います。
ミスティガーデンの方は、出力が低いので8畳以下の部屋での利用推奨です。
僕は13畳の部屋でミスティツリー+ミスティガーデンの2台体制で利用しています。