先日、国内最大手の動画配信サイトU-NEXTの損益分岐点を計算してみました。
で、今回はU-NEXTより月額料金が安い(933円税抜き)Huluでは、「月にどれだけ見れば料金の元が取れるのか?」を調べてみました。
目次
Huluとは
Huluは、20,000本以上の映画・ドラマ・アニメが見放題のオンライン動画配信サービスです。
Huluは、U-NEXTとは違って、全ての動画が見放題となっています。ですので、「この動画は、PPV(ペイパービュー)で購入しなきゃ」とか面倒くさいことを考える必要がありません。全ての動画が定額で見放題です。
また、画質もかなり綺麗で、720pのHD画質になっています。流石に、480pのSD画質だと、結構映像の粗も目立つのですが、HD画質となると、よほど映像にこだわりのある人でもない限り、もうほとんど見ていて気になることもないのではないかと思います。
Huluの損益分岐点
Huluの月額料金は、933円(税抜)となっています。税込価格だと、1007円です。今回は、この1007円で計算したいと思います。
以下では、「ジャンルごとにHuluで月にどれだけ動画を視聴すれば、料金の元が取れるのか?」について検証してみたいと思います。
Huluにある動画のジャンルとしては、以下のようなものがあります。
- 洋画
- 邦画
- 海外ドラマ
- 国内ドラマ
- 韓流・アジアドラマ
- アニメ
- バラエティー
以下では、それぞれのジャンルごとに、「月にどれだけ見放題動画を見れば毎月の月額料(1007円)をペイできるのか?」を計算してみたいと思います。
洋画
Huluでは、様々なハリウッド映画などを見放題で見ることができます。
比較対象として、まず、GyaOでも値段の安い洋画の旧作を基準に計算してみたいと思います。洋画の旧作はだいたい324円~432円します。
以下では、その中でも値段の低い、324円で計算してみたいと思います。
洋画の損益分岐点
洋画が好きな方が洋画のみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- 洋画をひと月に3回視聴=972円(-35円)
- ————損益分岐点(4回以上視聴)————
- 洋画をひと月に4回視聴=1296円(+289円)
だいたい、1週間に洋画を1本見れば元が取れる計算になります。
週末の、土日のどちらかに、1本映画を見れば、元が取れるのであれば、そう高くもない値段だと思います。今回は、一番値段の安い旧作(324円)を基準としましたが、最近の映画を見れば、もう少し値段が高いので、より元が取りやすくなります。
邦画
Huluの日本映画は、U-NEXTとかよりも非常に充実している印象です。
損益分岐点を計算するにあたって、最も値段の安い旧作を基準に計算してみたいと思います。
まず、GyaOの場合、邦画の旧作は432円します。
GyaOで一般的な旧作は、432円のようなので、その値段計算してみたいと思います。
邦画の損益分岐点
邦画を好んで見る方が、邦画のみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- 邦画をひと月に2回視聴=864円(-143円)
- ————損益分岐点(3回以上視聴)————
- 邦画をひと月に3回視聴=1296円(+289円)
Huluは、たったひと月に3回邦画を見れば、会費の元が取れてしまいます。
映画好きな人なら、休みの日に1日3本映画を見るという人もおられるかと思います。そういった人なら、1日で月額料金の元が取れてしまいます。
海外ドラマ
Huluは、外国発のサービスだけあって、海外ドラマも非常に充実しています。
まず、GyaOの場合、海外ドラマ1話につき162円します。
海外ドラマは、安く購入できるのか結構値段設定が安めです。
海外ドラマの損益分岐点
海外ドラマのみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- 海外ドラマをひと月に6話視聴=972円(-35円)
- ————損益分岐点(7話以上視聴)————
- 海外ドラマをひと月に7話視聴=1134円(+127円)
Huluは、ひと月にたった7話海外ドラマを見れば、月額料金の元が取れてしまいます。
海外ドラマは、だいたい1シーズン24話くらいあります。
なので、だいたい1シーズンの4分の1強を見れば、元が取れます。ひと月以内に、1シーズン見てしまえば2881円も得する計算になります。
ひと月で、24話を見るには1日に1話ずつ見ていても、余裕で見れる計算なので、結構余裕な数字ではないでしょうか。
海外ドラマは、見始めると止まらなくなるので、ひと月に3シーズンぐらい一気に見てしまうこともあります。それぐらい、普段から見る人は、Huluの見放題プランは非常に魅力的だと思います。
国内ドラマ
Huluでは、意外にも、日本ドラマもかなり充実しています。
特に、NHKの大河ドラマや、朝の連続ドラマなどが見放題で見れる(全てではないけど見れる)のは、ここぐらいではないでしょうか。
GyaOの場合、国内ドラマ1話につき216円~324円します。
以下では、値段の安い216円の方で計算してみたいと思います。
国内ドラマの損益分岐点
国内ドラマのみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- 国内ドラマをひと月に4話視聴=864円(-143円)
- ————損益分岐点(5話以上視聴)————
- 国内ドラマをひと月に5話視聴=1080円(+73円)
Huluは、ひと月にたった5話国内ドラマを見れば、元が取れてしまいます。だいたい1週間に、1本くらい国内ドラマを見れば良い計算です。
だいたい、日本のワンクールドラマは10話~12話ので構成されている場合が多いです。なので、ワンクールドラマの半分を見れば良い計算です。全12話の国内ドラマをひと月以内に見た場合、1585円得する計算になります。
韓流・アジアドラマ
GyaOの場合、韓流ドラマ1話につき216円~324円します。
以下では、値段の安い216円の方で計算してみたいと思います。
韓流ドラマの損益分岐点
韓流ドラマのみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- 韓流ドラマをひと月に4話視聴=864円(-143円)
- ————損益分岐点(5話以上視聴)————
- 韓流ドラマをひと月に5話視聴=1080円(+73円)
ひと月にたった5話、韓流ドラマを見れば、元が取れてしまいます。
1シーズン20話の韓流ドラマを、ひと月ごとに見た場合は、月に3013円もお得になる計算です。僕の知り合いの、韓流ドラマ好きの人は、月に2シーズン(40話)くらい見ているので、その人がHuluを使用すれば、月に7633円得する計算になります。
(※その方は、毎回レンタルビデオで借りているので、もう少し得する金額は少なくなるかもしれませんが)
アニメ
Huluのアニメは、U-NEXTほどではありませんが、それでも、とても数ヶ月では見切れないほどのアニメが見放題となっています。
GyaOの場合、一般的なアニメ1話につき108円です。
以下では、1話につき108円で計算してみたいと思います。
アニメの損益分岐点
アニメのみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- アニメをひと月に9話視聴=972円(-35円)
- ————損益分岐点(10話以上視聴)————
- アニメをひと月に10話視聴=1080円(+73円)
Huluは、アニメ(24分)を、ひと月に10話視聴すれば、月額料金の元が取れてしまいます。
大体、深夜アニメの場合ワンクールで10話~12話ぐらいなので、ワンクールアニメを1本見れば余裕で元が取れる計算です。
アニメは、オープニングとエンディングを含めて、1本大体24分です。なので、ぶっ続けでアニメを見れば、4~5時間で元が取れます。
僕の場合は、アニメの一話を見始めると、つい立て続けに見てしまって、1日で2クールとかを見てしまうことが結構あるので、ひと月に10話とか余裕すぎます。
バラエティー
Huluで侮れないのが、バラエティーだったりします。
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!絶対に笑ってはいけない」シリーズが全部見放題なのは、Huluだけではないでしょうか。
GyaOでバラエティー動画はピンキリですが、だいたい216円~324円します。
以下では、値段の安い方の216円で計算してみたいと思います。
バラエティーの損益分岐点
バラエティーのみで月額料金1007円の元を取ろうと思ったら「損益分岐点」は以下になります。
- バラエティーをひと月に4回視聴=864円(-143円)
- ————損益分岐点(5回以上視聴)————
- バラエティーをひと月に5回視聴=1080円(+73円)
ひと月にたった5つバラエティーを見れば、Huluの月額料金の元は取れます。
これは、週にバラエティー番組を1つちょっと見ればよい計算になります。
僕は、体調が悪いときに何も考えずに頭を空っぽにしてみることができる、バラエティー番組をよく見ます。難しい映画とかだと、逆にしんどくなることもあるからです。
なので、体調不良の時は、ウトウトしながら、ボケーっと眺められるバラエティが僕の薬だったりします。なので、見たいときに、見放題で見れるこういった動画配信サイトは、かなり助かります。
まとめ
というわけで、Huluで月額料金以上の動画を見る損益分岐点を計算してみました。
U-NEXTと比較するまでもなく、Huluの方が月額料金がほぼ半分と安いです。ですので、損益分岐点のハードルが低く、ライトユーザーでも余裕で月額料金の元が取れる値段設定になっていると思います。
僕の個人の感想としては、映画、海外・国内ドラマ、バラエティーを見放題で見るなら、Hulu。アニメ、アダルトを見るならU-NEXTといった選択の仕方がベストではないかと思います。
Huluの場合は、無料体験期間が2週間となっています。
2週間無料で試したいだけ試すことができるので「自分には不要だな」と感じたら、ネットから手軽に解約することもできるので安心です。
というわけで、いろいろ損益分岐点を見てきましたが、「とにかくコスパが良くて見放題のオンデマンド動画配信サービスを利用したい」とか「アダルトはいらないから値段の安い映像コンテンツを気軽に見たい」なんて場合には、Huluがおすすめです。