無料検索順位チェックツール「Serposcope」のインストール方法

前回、無料なのにキーワード登録数が無制限というSerposcopeを紹介しました

先日、Serposcopeという完全無料で使える検索順位チェックツールを知りました。僕は、これまで無料で使える順位チェックツ...

完全無料ツールなら、これに勝るツールを僕は知りません。

ただ、Serposcopeは、デフォルトでは英語圏用の設定になっており、日本で利用するには、ちょっとした初期設定をする必要があると思います。

というわけで今回は、無料SEOツールSerposcopeのインストールと初期設定方法の紹介です。

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主な手順

Serposcopeを利用するために必要な主な手順は以下です。

  1. Serposcopeのダウンロード
  2. Serposcopeのインストール
  3. 管理者アカウントの作成
  4. Serposcopeの初期設定

僕は、WindowsユーザーなのでWindowsでの設定方法になります。

ただSerposcopeは、サーバーソフトでブラウザから利用するため、設定方法はWindowsもMacもほとんど変わらないと思います。

Serposcopeのダウンロード

Serposcopeは、こちらからダウンロードすることができます。

Serposcopeのダウンロード

Serposcopeは、Windows、Mac、Linuxで利用することができます。

Windowsの場合は、「32 bits & 64 bits version(recommended)」をダウンロードしてください。

「serposcope-X.X.X-x86.exe」というファイルがダウンロードされます。

Serposcopeのインストール

ダウンロードしたファイルを起動してください。

serposcope-2.5.1-x86.exe

起動した時点で、以下のダイアログが表示された場合は、「OK」ボタンを押してください。

Javaのダウンロードが必要かも

ブラウザで、以下のサイトが開くと思うのでJavaのダウンロード&インストールを行ってください。

無料Javaソフトウェアをダウンロード

インストール

インストーラーの表示は英語ですが、基本的に「Next」を押していけば終わります。

Serposcopeのインストーラーを起動したら、以下のような画面が表示されるので、「Next」ボタンを押してください。

Serposcopeのインストーラー

次にSerposcopeの利用規約の画面になるので「I accept the agreement」を選択して「Next」ボタンをクリックしてください。

Serposcopeの規約に同意

規約に同意したら「Install」ボタンを押してください。

Serposcopeのインストールボタンをクリック

インストール作業が始まるので、しばらく待ちます。

Serposcopeのインストール中

インストールが終了すると、以下のような「Serposcopeを利用するためのローカルURL」と、「Serposcopeをインストールしたフォルダ」が表示されるので、確認後「Next」を押してください。

Serposcopeのインストール結果情報表示

これで、インストール作業が終わったので「Finish」ボタンを押してください。

Serposcopeインストールの終了

インストール自体は、非常に簡単にできるようになっているので、特に迷うようなところはないかと思います。

管理者アカウントの作成

インストールしたら、デスクトップに以下のようなショートカットが作成されていると思うので起動します。

Serposcopeのショートカット

管理者情報の入力

    ソフトを起動すると、デフォルトのブラウザ上で以下のようなログイン情報を入力画面が表示されます。

    Serposcopeのログイン情報入力

    ここでは、以下の情報を入力し「Create」ボタンをクリックしてください。

    • Email:管理者のEメールアドレス
    • Confirm Email:確認用のEメールアドレスをもう一度入力
    • Password:ログイン時のパスワード
    • Confirm Password:確認用のパスワードをもう一度入力

    管理者アカウントが作成されると「Admin account created」と表示されるので、先程入力した「メールアドレス」と「パスワード」を入力してログインしてください。

    管理者アカウントでSerposcopeにログイン

    ログインを終えると以下のようなウェルカム画面が表示されます。

    Serposcope Welcome画面

    Serposcopeの初期設定

    このままグループを作成し、検索キーワードを登録して順位チェックすることもできます。

    けれど実際に利用する前に、事前にやっておいた方が良いおすすめの設定を紹介しておきます。

    設定画面を開く

    まず、設定を行うには、Serposcopeメニューの「ADMIN」をクリックしてください。

    Serposcopeの設定

    基本設定

    すると、以下のような設定項目が表示されるので「GENERAL(基本設定)」を選択してください。

    SerposcopeでGoogleの設定を行う

    すると、以下のような基本設定画面が表示されます。

    Serposcopeの基本設定画面

    以下では、重要な設定についてそれぞれ説明したいと思います。

    Cron time (Server time = 12:00)

    Cron time

    Cron timeは、自動検索順位チェックを行う開始時間を設定します。

    Serposcopeは、GRCとは違い、デフォルトでは自動チェックが行われない設定になっているため開始時間を04:00のように設定する必要があります。

    僕は大体、朝起きた時に検索順位チェックができるように、夜の2時(02:00)にチェックを開始して、明け方終わるような設定にしています。

    この、チェック開始時間は、「利用者のスケジュール」と「チェックキーワード数」に合わせて調整する必要があると思います。

    「GENERAL(基本設定)」で最初に行っておいた方が良い必要な設定といったら、これぐらいかと思います。

    設定が済んだら「Save」ボタンを押してください。

    SerposcopeのSaveボタン

    Google設定

    Google設定では、「Googleで検索順位チェックをするときの振る舞い」について設定します。

    設定画面で「GOOGLE」を選択してください。

    SerposcopeのGoogle設定

    すると、Google設定画面が表示されます。

    SerposcopeのGoogle設定画面

    以下では、Google設定の重要な設定項目についてそれぞれ説明したいと思います。

    Number of pages(ページ数)

    Number of pages

    Number of pagesでは、Google検索結果何ページ分の順位を取得するか設定します。

    ここは、検索上位100位まで取得できれば良いので、Googleの負担を少なくするためにも、1で良いのではないかと思います。

    次項の「Results per page(ページあたりの表示件数)」と「Number of pages(ページ数)」を掛け合わせた数字が、取得する順位数になります(今回の場合は、[ページ数1]×[表示件数100]で100位まで順位を取得する設定になっています)。

    Results per page(ページあたりの表示件数)

    Results per page

    Results per pageでは、「Googleの検索結果1ページ」あたりに何件表示するかを設定します。

    ここも、Googleの負担をできる限り軽減するため、1ページに100件表示させます。

    Number of pagesとResults per pageをこのように設定することで、1つのキーワードあたりGoogleに対して1つのリクエストになるので、Googleへの負荷を軽減させることができます。

    前項の「Number of pages(ページ数と)」「Results per page(ページあたりの表示件数)」を掛け合わせた数字が、取得する順位数になります(今回の場合は、[ページ数1]×[表示件数100]で100位まで順位を取得する設定になっています)。

    Pause(待ち時間)

    Pause

    Pauseは、Googleにリクエストを送った後の待ち時間(秒)を設定します。

    Minには最小限待ち時間を。Maxには最大限待ち時間を設定します。

    Googleにリクエストが行われた後は、MinとMaxの間の秒数がランダムで待ち時間になります。

    デフォルトは、「Min=5、Max=5」となっています。

    けれど、5秒の待ちでは、キーワード数が余りにも多いと、Googleから負荷対策としてアクセス制限を受ける可能性が高いです。

    なので、できれば余裕を持って「Min=30、Max=60」あたりには設定しておきたいところです。

    待ち時間を長めに設定する

    もし、これでもGoogleから制限を受けてしまう(キーワードチェックが途中で終わってしまう)場合は、待ち時間をもう少し長めに設定してください。

    僕は現在余裕をもってMin:60、Max:90ぐらいで設定しています。

    Maximum threads(スレッド数)

    Maximum threads

    Googleの検索結果を得る時のスレッド数を設定します。

    スレッド数は、多くしすぎてもGoogleから制限を受ける可能性もあるので、ここはデフォルトの1のままでOKかと思います。

    Fetch retries(リトライ数)

    2016-07-13_12h40_55

    Fetch retriesは、ネットワークエラーが起こったときに、再試行する回数を設定します。僕は、ネットワークエラーが起こったらしょうがないので、再試行回数は2に設定しています。

    TLD(トップレベルドメイン)

    TLD(トップレベルドメイン)

    TLDでは、順位チェックするGoogleのトップレベルドメインを指定します。

    デフォルトの「com」では、アメリカのGoogle検索結果が表示されてしまいます。

    なので、日本の検索結果を表示したい場合は「co.jp」を指定します。

    トップレベルドメインをco.jpに設定

    Device(デバイス)

    Device(デバイス)

    Deviceでは、検索結果を得たいデバイスのデフォルト設定を行います。

    もし「パソコンの検索結果をメインで得たい」のであれば「Desktop」を。

    スマホやタブレットメインのサイトであれば「Mobile」を選択してください。

    この設定はあくまで、「設定画面でデフォルトで選択されているデバイス」を選ぶもので、設定追加時にも変更することができます。

    設定が済んだら「Save」ボタンを押してください。

    SerposcopeのSaveボタン

    2016/07/10に公開されたバージョン2.5.1では、(僕の環境では)モバイル登録できなくなりました。登録項目はあるのでおそらく不具合だと思います。もしかしたら、次のバージョンが出るまではモバイルでのキーワード登録はできないかも。

    まとめ

    こんな感じで、Serposcopeの初期設定を行うことができます。

    ここ数週間、Serposcopeを使用してみた感じで、必要となりそうな重要設定項目のみを紹介しました。なのでその他の設定についてはドキュメント(英語)を参照してください。

    Serposcopeは、インストールは簡単ですが、初期設定が少しややこしいかもしれません。

    ただ、Serposcopeは無料でキーワードの追加はし放題なので、「検索順位チェックツールにコストをかけたくない」なんて方には、重宝するかと思います。

    もちろん使い勝手の点において言えば、個人的にはGRCに分があると思います。ただ、Serposcopeにしかできないこともあるので、「検索順位チェックツールは何を使って良いかわからない」なんて場合は、1度双方を無料で試してみると良いかもしれません(GRCもキーワード20個まで無料)。

    本気でサイトを運営するなら、キーワードの検索順位チェックは必須だと思います。そしてキーワードの検索順位をチェックし、検索エン...

    サイト serposcope

    『無料検索順位チェックツール「Serposcope」のインストール方法』へのコメント

    1. 名前:無能 投稿日:2017/02/14(火) 13:19:49 ID:fb129cd9b

      serposcopeエラーで動かないんです。
      助けてもらえませんか?ログを見ても意味が分からなくて。。。

    2. アバター画像 名前:わいひら 投稿日:2017/02/14(火) 13:39:05 ID:ddb5ef4ff

      僕は開発者でないので、詳しいことはわからないです。
      海外サイトではありますが、正常動作しない場合は、開発者に問い合わせていただくしかないかもしれません。

    3. 名前:みき 投稿日:2017/02/14(火) 17:51:36 ID:085d993e5

      >無能さん
      どのようなエラーですか?
      僕のサイトでもSerposcopeのインストール、設定などを紹介しています(2月3日公開)
      その時点でのバージョンではエラーなどがでていないので
      環境か設定ミスだと思います

      一番良いのは開発元に問い合わせることだと思いますが…