先日、Amazonプライムの無料体験に申し込みました。
申し込んだと言っても、夜中に寝ぼけ眼で購入手続きをしていたら、無料体験案内ページから誤って登録してしまったからです。
こんなやつ。
ただ、せっかく登録したのだから、無料期間中はサービス内容の確認をしました。そして、今の自分の生活には、そこまで必要なかったので解約をすることにしました。
で、解約方法なんですが、以前行った、Yahoo!プレミアムの解約手続きと全然違って、余りにも簡単すぎて少し拍子抜けしてしまいました。
その、Amazon解約と、Yahoo解約の難易度が違いすぎて、その対比がちょっと面白かったので紹介です。
photo by Ben Mortimer
目次
Amazonプライム無料体験の解約方法
Amazonプライム無料体験の解約方法は、Amazon.co.jp ヘルプに書かれています。
その方法は、以下のようになっています。
Amazon管理画面、「アカウント設定」の欄にあるAmazonプライム会員情報を管理するをクリックします。
すると、以下のような画面が表示されるので、「自動移行しない」をクリックします。
最後に、「会員資格を継続しません」をクリックすれば解約完了です。
とこのように、わずか3クリックほどで、解約手続きが終わってしまいます。
「会員をやめると、こんな特典が受けられないよ」といった引き止め的なものも1回しか表示されません。
「なんだ普通じゃん」と思われるかもしれません。けれど以前、Yahoo!プレミアムの解約手続きが余りにもエキセントリックだったもので、その簡単さに驚きました。
Yahoo!プレミアム解約手続きとの比較
その、Yahoo!プレミアムの解約手続き方法の詳細は、以下に書いてあります。
まーとにかく長いです。
そして途中、何回にも及ぶ引き止めページや注意事項、軽いボタントラップ、解約理由アンケートと、とにかくアトラクションが満載で、ある意味楽しい作りにはなっています。
解約方法のヘルプの違い
Amazonと、Yahoo!の違いは、まずヘルプからして違います。
その見た目を、以下でスクリーンショットで比較してみたいと思います。
Amazonプライム解約方法のヘルプ
Amazon.co.jp ヘルプで、解約をするのに読む必要がある内容は、これだけにまとめられています。
この内容に、「Amazonプライム解約方法」と「無料体験キャンセル方法」の2つの方法がまとめられています。
そして、これに書かれている通りに実行すれば、解約作業はすぐに終わります。
Yahoo!プレミアムの解約方法のヘルプ
反面、Yahoo!プレミアムヘルプでは、とりあえず、これだけの内容を読む必要があります。
こちらも「ウォレットから解除」と「プレミアムトップページから解除」の、2通りの方法が書かれていて、どちらか1つを読めばいいのかもしれません。
けれど、ユーザーとしては、どちらが自分に当てはまるのかを見きわめるため、結局全て読む必要があります。
で、書いてある通りに実行すれば、うまく行くのかといえば、そういうわけでもありません。
解約手順で比較
Amazonプライムと、Yahoo!プレミアムの解約手順の違いを比較すると以下のようになります。
Amazonプライム
以下は、プライム無料体験の解約方法です。
- 「アカウント設定」の欄にあるAmazonプライム会員情報を管理するをクリック
- 会員情報管理ページで「自動更新しない」をクリック
- 最後の確認画面で「会員資格を継続しません」ボタンをクリック
手順通りにやれば、解約開始から3手順ほどで終わります。
通常のパソコン画面なら、スクロールの必要もありません。
Yahoo!プレミアム
対して、Yahoo!プレミアムの解約手順を箇条書きにすると以下のようになります。(2015年1月時点)
- 「プレミアム会員登録の解除、登録情報の変更」から「プレミアム会員登録の解除手続き」をクリック
- 「Yahoo!プレミアム会員登録を解除いたしますと、ヤフオク!のプレミアム会員特典がご利用できなくなります。」と軽い引き留めページをスクロールしていって最後にある「次へ」ボタンを押す
- 「その他の会員特典も利用できませんよ」と引き止めページをスクロールしていって「次へ」ボタンを押す
- またも「Yahoo!プレミアム会員登録を解除いたしますと、下記の特典が受けられなくなります」と表示されるので「下へ」とボタンをクリック(スクロールで飛ばせない)
- 「保証の対象外になる」というメッセージが表示されるので「下へ」ボタンをクリック(スクロールで飛ばせない)
- 「Yahoo!ボックスで利用可能な容量が減る」というメッセージが表示されるので「下へ」ボタンをクリック(スクロールで飛ばせない)
- またも、「無料の特典が受けられない」「割引利用中のサービス料金の変更」「サービス内容の制限」に関する情報が表示されるので「下へ」ボタンをクリック(スクロールで飛ばせない)
- そしてまたも「ご注意」とタイトルされた注意喚起表示がテキストで表示されるので「次へ」ボタンをクリック
- 「来月無料プレゼント」情報が表示されるので、下にスクロール(これまで最大のスクロール量)していって「登録解除を続行する」ボタンをクリック(このとき、これまで次の画面に進むときのボタンの位置とは逆のボタン配置というトラップに気をつける)
- 「Yahoo!プレミアムの登録解除の理由をお聞かせください」とアンケート(任意)があるので「次へ」をクリック
- ようやく「ご利用の停止」画面が表示されるので「はい」を押して解約完了
とりあえず、なるべくわかりやすく書いたつもりではありますが、Yahoo!プレミアムでは、これだけの手順が必要です。
Yahoo!プレミアムの方は、とにかくユーザーの引き留めに力が入っている感じです。何度倒しても立ち上がるJRPGのボスキャラみたいな印象です。
詳細は以下。
解約手続きの動作比較
ということで、管理画面からパソコンで解約しようと思ったら必要な操作は、以下のようになります。
- Amazonプライム:クリック3回
- Yahoo!プレミアム:クリック11回(ボタントラップ込み)、下までスクロール3回
「ユーザーの引き留め、もしくは注意事項」が書かれたページが表示される回数は以下のようになります。
- Amazonプライム:1回
- Yahoo!プレミアム:9回
※Yahoo!プレミアムに関しては、2015年1月時点のものです。
まとめ
とりあえずAmazonの方は、「とにかくユーザーの願い(解約)を最短距離で叶えてあげよう」という作りになっていると感じました。
反面、Yahoo!の方は、「プレミアムの利点や、解約することによるマイナス面を何度も伝えることにより、とにかくユーザーに解約という考えを止めてもらおう」という作りという印象を受けました。
結局、ユーザビリティー(使いやすさ・利便性)の感じ方は、人それぞれなので、どちらがどうあるべき、という事ではありません。
ただ、サービスによって、ここまで「解約手続きの手順」に差が出るほど、方針の違いがあるものだと思った次第です。
追記:その後、「お急ぎ便」「日時指定便」「プライム・ビデオ」が利用したくなり、結局年会費を払って加入することにしました。これだけ特典があって年4900円なら余裕で元を取れると試算しました。