異所性骨化という病気由来で大腿骨を骨折してしまった話

先日、異所性骨化(いしょせいこっか)という病気になりました。

その病気が原因で、大腿骨まで骨折することになってしまいました。

ただこの異所性骨化という病気、ネットを見ても知りたい情報(体験談)が見つかりませんでした。

なので、「(脊髄損傷者が)異所性骨化になったら、こういったこともありえるよ」ということを書き記しておこうと思います。

大学病院の主治医曰く、「異所性骨化」は、人(病院)によっては「骨化性筋炎」と診断されることもあるようです。実際、市民病院では「骨化性筋炎」と診断書に書かれてた。
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異所性骨化とは

日本医事新報社によると異所性骨化とは、以下のように、本来骨が存在しない部分に骨ができる病気のことです。

異所性骨化とは,本来骨組織が存在しない部位,すなわち筋,筋膜,靱帯,関節包などに異常に骨形成が起こる現象であり,骨梁構造を認める点が石灰化との違いである。好発部位は骨盤,股関節,膝関節,肩関節,肘関節などである。

僕の場合、左足の股関節部分に不必要な骨ができました。

発症の原因と考えられているものはこちら。

発生病態としては打撲,脱臼,骨折などの外傷,暴力的な可動域訓練や粗暴な手術操作などの(準)医療行為により発症することが多い。また長期間の臥床・外固定,人工呼吸器使用,脳・脊髄損傷,熱傷,透析,人工関節手術などが発症の契機となることもある。

僕は頸髄損傷なので、「脊髄損傷に起因する発症」の可能性が高そうです。

実際、僕の周りの頸髄損傷(脊髄損傷)の方で、この病気になっている人を何人か見たことがあります。なので実感としても脊髄損傷の人の発症率は高いように感じる。

僕のCT画像で説明すると、画面右上(左股関節)部分に、本来ない骨が形成されています。

異所性骨化のCT画像

股関節の骨を見ると、白色が薄めで骨粗鬆症気味であるにもかかわらず、異所性骨化部分は濃い白色になっているのが見て取れます。

さぞかし強固な化骨が形成されているのではないだろうか。

症状

症状として以下のようなものがあります。

初期には局所の軽度の疼痛,腫脹,熱感のみであり,臨床症状からの早期診断は難しい。進行に伴ってしだいに関節可動域の制限が出現するようになる。

慢性期になると局所の疼痛などの症状は消褪し,関節強直を含めた可動域制限が残る

僕の場合、初期症状として太腿から骨盤にかけて結構な腫れが出ました。

股関節の隙間に骨が出来てしまうので、足の可動域がかなり少なくなってしまいました。

あと症状に、「痛み」について書かれているのですが、僕の場合は頸髄損傷で首の神経が切れています。なので、痛覚が遮断されているため痛み(疼痛)は全く感じませんでした。

症状が進行した現在でも全く痛みは感じていません。

血液検査での症状

後、血液検査をしている場合は、「血清アルカリフォスファターゼ(ALP)」や「CRP」が上昇します。

血液学的には,初期に骨形成を反映する血清アルカリフォスファターゼ(ALP)値やCRPの上昇を認めるが,軽度のことも多い。このため予後判定や治療方針の決定には,X線検査などの画像所見がより重要となる。

僕の場合も、血液検査でALPが異常値になりました(2019年11月)。

2019年11月のALP

股関節が腫れたとき、CRP(炎症反応)も上がるには上がったのですが、そこまで上がらず。0.54程度でした。

2019年11月のCRP

ALPは最高値で954になりました(2019年12月)。

2019年12月のALP

最高値が出たのは、異常値が出てから1ヶ月後でしたが、このときまだ何の病気でこのような症状が出ているのか判明していません。なので、対策は打てていませんでした。

この病気が判明していないとき、「ALPの異常値」について調べたら、「胆道がん、胆道性の肝硬変、がんの骨転移」という恐怖ワードが結構並んでいたのを見て、かなりビビッた思い出。

科学雑誌を発行するニュートンが安心してかかれるドクター探しをお手伝い。あなたにピッタリのドクターが見つかります。

異所性骨化の初期症状から大腿骨骨折までの経緯

僕の場合の、異所性骨化になってから、結構な時間病名がわからず、結構遅れて判明しました。

その後、さらに大腿骨を骨折するまでの経緯を簡単に箇条書きで書きます。

  • 2019年10月後半:左太腿から股関節部分が大きく腫れて市民病院の救急外来に行く
  • その際は原因がわからず皮膚の病気と判断
  • 翌日「皮膚科を受診して」と言われ帰らされる
  • 素人目に見てもどう見ても皮膚の病気とは思えなかったので翌日はいかず
  • その代わり数日後訪問診療してくださっている主治医に相談する
  • 主治医は血栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)を疑い大学病院の循環器内科に紹介状を書いていただく
  • このとき血液検査のALP値は638(基準値:104 – 338)
  • 2019年11月後半:大学病院の循環器内科にかかるが血栓症ではないという判断
  • 同院の整形外科(リハビリ科)の紹介状を書いていただく
  • 2019年12月前半:整形外科でようやく「異所性骨化」と診断される(症状が出てわかるまで約2ヶ月弱)
  • 大学病院の整形外科(リハビリ科)でダイドロネルという薬が処方され飲み始める
  • このときALP値は最高値の964(基準値:104 – 338)
  • 2020年1月:ALP値:711
  • 2020年2月:ALP値:404
  • 2020年3月:ALP値は272と基準値内に(基準値:104 – 338)
  • 股関節の腫れもある程度引く
  • 2020年4月:ALP値:399とまた異常値に入りだす(基準値:104 – 338)
  • 腫れはそれほどではないが、また股関節の動きが悪くなる
  • ここら辺でまた主治医にダイドロネルをもらって飲み始める
  • 2020年5月:ALP値:458
  • 2020年6月:ALP値:334と基準値内に(基準値:104 – 338)
  • 2020年7月:ALP値:275
  • 2020年8月:ALP値:296
  • 2020年9月:ALP値:329と症状は治まっているように見えた
  • 2020年10月11日:ベッド上で着替えるため座位になろうと背中を押したらバキッという音がして大腿骨が折れる
  • 頸髄損傷で感覚がないため痛みはなく大腿骨が折れたまま普通に2日ほど過ごす
  • 2020年10月13日:主治医の訪問診療の際に左太腿が大きく腫れているのに気づき大学病院の整形外科に紹介状を書いていただく
  • 2020年10月14日:大学病院の整形外科で大腿骨骨折と診断。即入院
  • 2020年10月19日:大腿骨骨折のプレート設置手術
  • コロナ禍中で面会もない入院生活(キツかった…)
  • 2020年10月26日:大学病院を退院
  • 大腿骨がくっつくまでしばらく経過観察、車椅子にも乗れなくなる(QOL低下)
  • 生活様式が変わり、24時間ベッド上生活でストレスがたまる
  • 先行きは不透明、異所性骨化は治る見込みもないので、かなりヘコむ
  • ——–以下、執筆後の追記———–
  • 2021年2月:大学病院でようやくレントゲンを用いた可動域検査
  • 検査の結果、股関節の可動域は30°程度(普通の人なら90°以上)
  • これだと椅子には一生座れないので骨化部位の除去手術をすることになるのかも
  • 骨化が安定(定着?)するまで経過観察
  • 2021年7月:大まかな手術予定が決まる。手術予定日は2021年10月中旬から後半
  • ただし確定は8月後半のCT検査次第
  • 手術が2021年10月26日に決定
  • 大量出血が想定されるため2回自己血を貯血することに
  • 2021年9月22日:1回目の自己血の貯血(400cc)
  • 2021年10月13日:2回目の自己血の貯血(400cc)
  • 2021年10月25日:入院予定
  • 2021年10月26日:異所性骨化の手術
  • 2021年11月3日:退院
  • その後はリハビリ三昧→続きは異所性骨化の手術後編

※ALPは基準値変更前の数値です。

これは後になってわかったことなんだけど、異所性骨化が出現しだした時期は2019年7月だった模様。

異所性骨化が出現しだした時期

これは後で近くの市民病院で、過去に撮影したCTを遡ってみてもらったら、症状が出ていたのに気づきました。

この異所性骨化の症状が明確に出だしたのは2019年10月になってからのこと。

脊髄を損傷していると、感覚がシャットダウンされるので、症状が表面的に現れないとなかなか気づけないと思います。

2019年10月に、症状が出始めてからダイドロネルという薬で抑えていました。

けれど、じわりじわりと必要のない股関節に不要な骨が出来ていたんでしょう。

必要のないところに骨ができる

1年後の2020年10月に、座位になろうと少し背中を押したときに、負荷のかかる太腿の骨が折れてしまったものと思われます。

異所性骨化からの降雪

「異所性骨化で股関節が固まったこと」と「長年の寝たきり生活で骨が弱くなっていたこと」の併せ技一本ということなんだろうと思います。

手術後のレントゲン写真がこちら。バッキリ折れてますね…。

大腿部骨折のレントゲン

この手術中に異所性骨化患部を取り除くという選択肢もあるにはありました。

ただ、外科的に化骨を除去するには、以下のような難点が。

  • 当時、骨折から40度近い熱が出ており他の手術をする気にならなかった
  • 大量出血を伴う手術になる可能性があるのでリスクも高い
  • 外科的に化骨を排除したとしても、その後また同様の症状になる可能性もある
  • 手術の刺激で再び同様の症状が現れる可能性すらある
  • 除去手術を行うと入院が伸びる可能性も

ということで、異所性骨化を改善する手術は行わず、大腿骨のプレート設置手術のみを行いました。

当時治る可能性に対して、あまりにもリスクが高すぎると感じたので。


正直、異所性骨化という病気で大腿骨が折れてしまうという発想はありませんでした。

これにより、

こんな簡単なことで重要な骨である大腿骨が折れてしまうのか…

と、かなりのショックを受けました。

車椅子にも乗れなくなり、仕事も制限せざるを得ず、結構なストレス生活になってしまいました。

QOLはだだ下がり。

頸髄損傷なので元々寿命は短いとは思っていたけど、今回のことでまた少し短くなった感はある。

まとめ

大腿骨骨折から3ヶ月経って、ようやく精神的にも少しは落ち着いてきたので、久しぶりにブログを書くことができました。

それにしても今回のことで、通院やリハビリ、訪問介護等、やらなければいけないことが、かなり増えました。

通院だって、地方の田舎町から県庁所在地の大学病院まで、ストレッチャーで通える介護タクシーで通う必要がでてきました。1回通院する毎に往復で3万円前後かかります(直線距離で50kmの往復)。

この金額的負担もかなりキツイ…。

これら「やらなければいけないこと」が増えたことで仕事の時間が圧迫され、車椅子にも乗れなくなったことで、自分のやりたいこともなかなか出来なくなってしまいました。

なので、とりあえずブログを書ける状態になったのはよかったかなと。

今後は正直どうなるのかはわかりませんが、この後も通院しつつ何かしらの解決策を見つけていくしかないのかもしれません。

もっと初期に、異所性骨化に気づいていれば、こんな大事にもならなかったのかもしれませんが、痛みも感じず気づけなかったので、こればっかりはしょうがない。

異所性骨化になって検索で調べてこちらのページに来た脊髄損傷の方には、「こんなことも有り得るよ」ということで。

関節が動きづらいからといって無理な力を加えるのはやめておいた方が良いです。

相次ぐ人生の下方修正に、ほとほと参ってしまいますが、無理せず仕事もやっていければと思います。

その後、手術をした結果。

2021年11月前半に異所性骨化の手術を終え、退院してきてようやく生活も落ち着いてきました。 2020年10月に、異所性骨化(...

『異所性骨化という病気由来で大腿骨を骨折してしまった話』へのコメント

  1. 名前:リフィトリー 投稿日:2021/02/11(木) 18:38:56 ID:17cc86d0f

    ブログが書ける状態まで、回復されたようで、何よりです。

  2. 名前:わいひら 投稿日:2021/02/11(木) 20:56:49 ID:462de1eda

    いつもありがとうございます。
    ようやく、それだけの元気は出てきました。ようやく…。
    ただ昨日、受診日だったのですが、異所性骨化の状態は芳しくなく…。
    今後、手術をする方向で進めることになりました。

  3. 名前:リフィトリー 投稿日:2021/02/11(木) 21:38:58 ID:17cc86d0f

    そうでしたか・・
    少しでも、良い方へ向かうよう、祈っています。

  4. 名前:わいひら 投稿日:2021/02/12(金) 11:31:57 ID:6bd84b7ef

    手術は骨化症状が安定してからになるので、いますぐではないですけど。
    いずれにせよ、入院はつらいですし、手術は怖いので嫌ですね…。

  5. 名前:リフィトリー 投稿日:2021/02/12(金) 16:54:19 ID:a6ee55dc6

    私は1度しか経験がありませんが、入院とか手術と聞いただけでビビってしまいます。

    バランスの良い食事と睡眠で、気力と体力をちょっとずつ貯めていく感じでしょうか・・

  6. 名前:わいひら 投稿日:2021/02/13(土) 13:41:53 ID:9722bde48

    そうですね。気力はかなり持って行かれました。。
    やっぱり、何事も健康あってこそですね。
    今は、休んでいた間にたまった仕事を少しずつでもこなし生活を守りながら、おっしゃる通り無理をせず気力を養う時期のように思います。

  7. 名前:地亜貴(c_c)/ 投稿日:2021/03/04(木) 04:01:56 ID:3a1b8ca2d

    はじめまして!こんにちは。
    いつも、cocoonを利用させていただいています!

    わいひらさんの状態というか、どのようにこのブログを書かれているのか、全く知りませんでした。

    ありきたりの言葉しか頭に浮かびませんが、「とりあえずブログを書ける状態になったのは歓迎したい。」とおっしゃっているのが救いです。

    「神様はその人が乗り越えれない試練しか与えない」と聞いたことがあります。

    たやすい言葉をかけるのは、ナンセンスだとは重々承知の上で、、、これからも頑張ってください!

  8. 名前:わいひら 投稿日:2021/03/05(金) 22:39:59 ID:d4a5d3698

    こんにちは。
    Cocoonをご利用いただきありがとうございます!

    ブログは何とか少しずつかけるようにはなってきました。
    最近は1日1記事くらいのペースで書けるようになってきました。
    ただ、やっぱり健康を損なうということは、精神をかなり消耗しますね。
    元気があるときと落ち込む時の落差は激しいです^^;

    >「神様はその人が乗り越えれない試練しか与えない」と聞いたことがあります。
    だとしたら、神様は僕の能力を大きく見誤っていると思います。それか誰かと間違っているか。
    僕は試練とか一目散に逃げ出したいタイプですもん。
    自分には荷が重すぎる…。

  9. 名前:えのけん 投稿日:2021/04/01(木) 20:38:47 ID:59e1e0899

    初めまして。Cocoonを利用して複数のブログを運営し、本当にわずかながら利益も出るようになりました。ブログにも勇気づけられ、プリントして壁に貼ってあったりします。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます!無料で公開されていることに頭が下がる思いでしたが、久々に訪問すると大変なご状況になっており衝撃を受けました。通院などストレスかと思いますが、どうか少しずつ元気を出して行ってください。本当に余計なお世話で申し訳ありませんが、寄付ページはもっと目立つところにあってもいいと思いました!! Cocoonへの感謝の気持ちとして何気なく検索して初めてやっと見つけたので^^; これからも無力ながら応援しています。

  10. 名前:わいひら 投稿日:2021/04/02(金) 23:37:44 ID:73b76b471

    はじめまして。
    ご支援いただきありがとうございます!
    骨折から完全寝たきり生活になって約6ヶ月。今、ストレスがピークに達しています。
    毎日、神経性から来るものものなのか腹がゴロゴロしています^^;

    寄付ページ、目立つところに置いた方がいいですかね。
    最近テーマ内の難しいコードを見ても腹がゴロゴロしてしまう情けなさっぷり…。
    自分でやるのは厳しそうなので、外注で依頼しようと思っています。
    無料テーマなので、完全に赤字になると思います。
    なので、外注費が結構かかるようであれば、寄付ページを目立つところに置かせてもらうかもしれません。

  11. 名前:RB 投稿日:2021/06/06(日) 11:42:44 ID:d34600a8d

    以前にもお邪魔させていただいたことのある同じ頸髄損傷の者です。
    久しぶりに覗かせていただきましたら、なんと異所性骨化で骨折されていたとは。
    内視鏡検査など積極的にお受けで、しっかり自己管理なさっているのにやはり厄介ですね。
    受診に伴う諸々の面倒が嫌で、年に一度の腎膀胱エコーと血液検査ぐらいしか受けていない自分などは、実際のところどうなっていることやら。
    少しずつでも元の生活スタイルに戻していきたいですね。

  12. 名前:わいひら 投稿日:2021/06/06(日) 23:01:03 ID:17239e00e

    こんにちは。
    異所性骨化という病気自体、主治医も知らなかったようで判明までに苦労しました。
    たとえ早く判明して治療していたとしても、まさか大腿骨が折れるとは思ってなかったので、いずれは折れていたような気がします。ほんと厄介。
    やっぱり、血液検査はマストですよね。
    ただ僕の場合、毎月受けていると保険から怒られるようで2ヶ月に1回になってしまいました^^;

    ほんと、早く生活を戻したいです。もう7ヶ月以上車椅子に乗れてないので。
    ただ、元の生活に戻るには、手術が必須…。
    必要なものが揃っている自分の部屋を出て、何事も人に頼まなくてはならない病院に何週間か入院すると思ったら、それだけで気が滅入ります。。

  13. 名前:脊髄損傷ニキ 投稿日:2021/08/27(金) 23:37:45 ID:a76c0bc1d

    ブログ拝見しました。
    私はTH7の脊髄損傷に2019の始めになりました。
    その後リハビリ病室でリハビリを開始しましたが、
    ある日から40℃の熱が毎晩続き、当時仙骨にそこそこ深い褥瘡があったので感染症が疑われたので大学病院で検査したところ、左太股の筋肉部位に骨化が見つかり炎症を起こしていることがわかりました。
    手術は出血等の理由でおすすめされずステロイドで炎症を抑え、リハビリに戻りましたがその後も骨化は進行し続け、昨年冬には太股・股関節・腸骨の広範囲に及び車椅子上で座位も安定せず痛みはなくても腹部の違和感が辛いので、無理をいって除去手術してもらいました。結果洗面器山盛りの骨が取れたのですが手術後の内部出血が再び血腫になり、元の状態まで骨が形成されてしまいました。
    足の浮腫もひどかったのですが諦めて家に戻りました。
    しかもつい先日高熱と共に左足が二倍くらいに腫れてしゅの縫合後が開きそこから大量の膿が溢れだし、膿のあとは血腫や残った膿の塊が延々と出てきて緊急入院となりました。
    前回の手術で血管が骨に巻き込まれているため再手術は不可能。抗生剤治療でなんとか落ち着き先日退院しました。
    ほんと厄介な病気です…

  14. 名前:わいひら 投稿日:2021/08/29(日) 23:24:10 ID:78a162fa3

    先日病院の通院で僕の、手術予定が10月26日に決まりました。
    ただ、脊髄損傷ニキさんの書き込みで、血の気が引きました。やっぱり怖いです…。
    当然再発の可能性はありますよね…。そして、さらに悪化する可能性も…。
    こういった経験をされている方もあまりおられないので、いくつか質問よろしいでしょうか。

    手術はその大学病院で行われたのでしょうか?
    また手術から再発するまでの期間はどれくらいだったのでしょう?
    現在は車椅子に乗られているのでしょうか?(リクライニング車椅子とかででも)

    お時間がありましたら教えていただければ幸いです。

    しかもつい先日高熱と共に左足が二倍くらいに腫れてしゅの縫合後が開きそこから大量の膿が溢れだし、膿のあとは血腫や残った膿の塊が延々と出てきて緊急入院となりました。
    前回の手術で血管が骨に巻き込まれているため再手術は不可能。抗生剤治療でなんとか落ち着き先日退院しました。

    正直、再発後のこれは怖すぎます…。
    ほんと厄介すぎますね…。

  15. 名前:脊髄損傷ニキ 投稿日:2021/08/31(火) 10:45:03 ID:022b9037a

    手術前の可動域は80くらいだったのですが、術後は120くらいまで回復して喜びました。
    ただ予想通り手術中の出血も2Lを越えてかなりひどかったようです。大腿骨にこびりついた骨を削る課程で大腿骨もある程度削れてしまい、そこから出血が術後も続きリンパ液や血液が太股に溜まり、ドレーンで抜き取りをしましたが結局術後二週間くらいから可動域が悪くなり始め、CTにて溜まってた血液が血腫になりそれが骨化しはじめてることが分かりました。
    その後退院しわいひらさんも処方されたダイドロネルを3ヶ月服用してある程度骨化を抑えられたようですが、3ヶ月後のCT画像は術前と同じくらいに骨化してしまい、結局足が太くなり太股から腹部にかけて傷跡ができるだけの結果になりました。
    その時点での可動域は90前後で車椅子には乗れるが体を前に傾けられない状態でした。
    その後は在宅で元の生活をしてたのですが、↑の感染事件が発生しその後退院。
    現在はなんとか車椅子にも乗れてますが骨化がさらに大きく進んでいるのか腹部の圧迫感がひどくなってきてます。
    主治医にダイドロネルの処方は再度できないか聞いたところ強い薬なので短期間にまた飲み始めるのはちょっと難しいと言われてます。
    明後日退院後初の外来でCT撮影の予定なので骨がどれくらい成長してるか楽しみです。すいませんこれは自虐的な嘘です。
    主治医からは除去手術後できた骨が血管と絡み付いて再手術は非常に危険なので不可能。
    今後骨化が進んで座位がとれなくなったら左足を根元から切断することも選択肢の一つと言われています。
    散々脅しといてアレですか、わいひらさんと私では状況が違うので再発しないことも当然あると思います。
    やはりある程度骨化がおちついてから除去手術するのがいいのですが、私は腹部の圧迫に耐えきれずに成長期の骨を取ったのも敗因だったのかと思っています。

  16. 名前:脊髄損傷ニキ 投稿日:2021/08/31(火) 10:51:16 ID:022b9037a

    書き忘れ、手術は在住してる県内で一番の大学病院で行いましたが、そこの整形外科でもここまでひどい事例は初で前例がないため今後どういう風に推移していくか予想できないそうです。
    感染で膿が溜まったのも感染の温床は恐らく残っているので再発の可能性はあるそうで、いっそ足切った方が楽なるか?と考えもしましたが膝にモノのせられなくなるなどのデメリットも考えて踏みとどまってます

  17. 名前:わいひら 投稿日:2021/08/31(火) 12:24:46 ID:84e25fb46

    詳細に教えていただきありがとうございます!
    わずか3ヶ月で戻ってしまう可能性もあるんですね…。
    僕の場合は、前例の説明として、(僕の県の大学病院で)これまで同様の手術をした方は4例で再発した方が2例。なので5割くらい再発の可能性はあるかもしれないと言われました。全国的な統計ってないんですかね。
    脊髄損傷ニキさんの大学病院の前例的にはどう言われましたでしょうか?

    僕の場合は、可動域が30度なのでもうほとんど足を曲げることができず、車椅子にすら乗ることができません。
    やっぱり、車椅子に乗れないと不便ですよね。。
    脊髄損傷ニキさんの場合は、脊損なので身の回りのことがある程度できると思われるので、乗れないとなおさら不便かと思います…。
    僕ももう1年ベッドに寝たきりなので、心臓がかなり弱ってそうです…。改善されても心臓が耐えられるかどうか。

    今後骨化が進んで座位がとれなくなったら左足を根元から切断することも選択肢の一つと言われています。

    なるほど…。最終手段としてそんな手もあるんですね。
    ただ、幾ら不便でも使わないからといって足を一本取ってしまうのは、(自分だったら)抵抗もありそうですね。
    あと、車椅子乗りにとって「膝にモノをのせる」というのはめちゃくちゃ重要ですもんね…。

    やはりある程度骨化がおちついてから除去手術するのがいいのですが、私は腹部の圧迫に耐えきれずに成長期の骨を取ったのも敗因だったのかと思っています。

    僕の場合、異所性骨化の初見が出てから手術の日まで2年強あるので、症状が落ち着いてくれていることを祈ります。
    僕の場合、可動域が30度とガチガチに固まっているので、いっぱい骨が詰まってそうな気がします。
    やっぱ怖いですね…。

    でも、脊髄損傷ニキさんのおかげで、リスク面を鮮明に可視化することができました。
    今回書き込んでいただいたもので気になるところを、箇条書きにして次回の通院時に大学病院の先生に質問したいと思います。
    いろいろ教えていただき本当にありがとうございます。

    脊髄損傷ニキさんの状態が良くなられることを、同じ車椅子ユーザーとして切に願います。

  18. 名前:脊髄損傷ニキ 投稿日:2021/08/31(火) 14:47:50 ID:022b9037a

    私の住んでいる県が僻地なせいか、手術して頂いた大学病院では太股・股関節の大々的な異所性骨化の除去手術の前例は主治医がいうには大学の記録にはないそうです。異所性骨化自体はスポーツ選手なんかはよく発生するそうなので珍しくないけど、私の骨化は放置期間が長かったせいか非常にに巨大で主治医も初めてCTを見たときは驚いたと言ってました。
    脊損後は比較的発生しやすく、だいたいは二年くらいで症状が落ち着く人が多いとどこかで記述を見かけた気がするのですがどうなんでしょう?
    うちの子は二年を過ぎても、いまだすくすくと成長してますが…。
    私はアパートで一人暮らしなので車椅子にのれなくなるのは致命的なので、いざとなれば足切断はためらいませんがやはり痛みもなにも感じない体とはいえバランスとかもかわりそうですし考えちゃいますよね。

    わいひらさんが再びくるまいすに乗れるようしゅの成功と良好な与後をお祈り申しかあげます!

  19. 名前:わいひら 投稿日:2021/08/31(火) 17:23:25 ID:84e25fb46

    脊損後は比較的発生しやすく、だいたいは二年くらいで症状が落ち着く人が多いとどこかで記述を見かけた気がするのですがどうなんでしょう?

    今日、訪問リハビリの日だったので、先生と話をしていたら、こちらの論文を紹介していただきました。

    脊髄損傷後に生じた両股関節異所性骨化の 1 症例
    http://www.jsomt.jp/journal/pdf/058030155.pdf

    この論文にも手術時期は骨化出現後 1、2 年の成熟期が適しているとされているようです。そういうもんなんですね。
    論文の方も、ADL(日常生活動作)の悪化により骨化未成熟で手術を行われたようですが、術後 10 カ月は、股関節可動域は維持され骨化の再発しなかったようです。やっぱ、人それぞれなんですね。
    やってみないとわからないというか。

    私はアパートで一人暮らしなので車椅子にのれなくなるのは致命的なので、いざとなれば足切断はためらいませんが

    一人暮らしで車椅子に乗れないとなると…、確かにそうですね。
    僕も、足と引き換えに身の回りのことができるようになんてことがあるのであれば、間違いなくすると思います。
    でも、そうだとしてもやっぱ考えちゃいますよね。

    いずれにせよ、この厄介な体とつき合っていくしかなさそうですね。。
    ほんと、いろいろ教えていただきありがとうございます!

  20. 名前:トシトシ 投稿日:2022/03/07(月) 12:13:08 ID:d5d496379

    テーマを使わせてもらっているものです。
    近畿地方で自営してます 接骨院のサイト制作に使ってます。

    先日、テーマのソースを初めて見て、貴ブログを発見し、この記事を拝見しました。 とても参考になりましたのでコメントさせてください。

    当店も脊髄損傷の方が何人かご利用いただいています。目的は以下のとおりです。

    ● 寝返りの運動
    ● 頭痛・耳鳴り等の緩和
    ● 呼吸の浅さの改善
    ● 胸から下肢までの むくみの改善
    ● 排尿の改善

    これらの療法の際、患者さんの股関節を私が動かしたり、抱きかかえて立位姿勢として下肢に体重をかけたりとかも しますので、この股関節の骨化には 深く注意を払わないといけないな と再認識しました。 ありがとうございました。

    ちなみに、下肢などの感覚が無い部位における痛みや違和感の推測は、鳥肌が立つか否かで判断します。 例えば、股関節の最大可動域近くで鳥肌が出始めたら、操作を緩める といった具合です。

    異所性骨化の原因は不明だとされています。
    私の推測ですが、該当する筋や靭帯を動かさない習慣や、痙性(痙攣。スパズム)や、それらに伴なう循環不良の影響も大きいと考えます。

    当店の患者さんも、ブルブルっと下肢が不定期に震えたり、ギュっと部分的に緊張(痙攣)したりされます。

    痙性は、脊髄損傷の方以外でも、比較的健康な人でもなるので、同様に対症します。

    長くなりすみません。 私は元電気系エンジニアだったので、わいひらさんが、不自由な身体(※失礼)でもテック系で たくましく生きておられるようで、感動します。

    ご存知かもしれませんが、ロボットを用いたリハビリの保険適用や、間葉系幹細胞(MSC)・エクソソームを用いた再生医療なども、今後どんどん拡張すると思いますので、(※失礼な言い方かもしれませんが)望みを持って活躍してください。
    https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC098FI0Z00C22A2000000/
    https://news.yahoo.co.jp/feature/1267/

  21. 名前:わいひら 投稿日:2022/03/08(火) 12:02:21 ID:924b7b093

    こんにちは。

    これらの療法の際、患者さんの股関節を私が動かしたり、抱きかかえて立位姿勢として下肢に体重をかけたりとかも しますので、この股関節の骨化には 深く注意を払わないといけないな と再認識しました。 ありがとうございました。

    頸髄損傷者は元から骨が弱い上に、異所性骨化になるとさらに骨が折れやすくなるので気をつけないといけないかもしれません。僕もこんなことで折れるとは思ってませんでした…。
    もちろんプロの方なので大丈夫かとは思うのですが。

    ちなみに、下肢などの感覚が無い部位における痛みや違和感の推測は、鳥肌が立つか否かで判断します。 例えば、股関節の最大可動域近くで鳥肌が出始めたら、操作を緩める といった具合です。

    そういう方もおられるんですね。
    僕の場合そういう症状が出ないので全くわかりませんでした…。
    大腿骨が折れて数日気づかず過ごしたくらいなので;;

    異所性骨化の原因は不明だとされています。
    私の推測ですが、該当する筋や靭帯を動かさない習慣や、痙性(痙攣。スパズム)や、それらに伴なう循環不良の影響も大きいと考えます。

    僕も痙性が激しいので同様に「痙性のせいでは?」と思って大学病院の先生に質問したことがあります。
    ただ先生が何本も論文を読んでみた限りでは、明確に痙性に起因するといったような論文は無かったとおっしゃっていました。
    僕が読んだ論文だと、力任せの無理なリハビリが原因ではないかというのはありました。
    とはいえ、いずれにせよ原因不明の病気なので、大学病院の先生でもも確かなことはわからないとのことでした。そして手術したとしても経過は神のみぞ知るとも。
    もう一種の賭けでした。現時点では再発はしていませんが、今も常に再発が怖いです。。

    長くなりすみません。 私は元電気系エンジニアだったので、わいひらさんが、不自由な身体(※失礼)でもテック系で たくましく生きておられるようで、感動します。

    ありがとうございます。
    障害も長くなると、ほとんどメンタルとの戦いのような気がします。
    なので、何かしらこういったブログ含めて打ち込めるものがあるのはありがたいです。

  22. 名前:トシトシ 投稿日:2022/03/08(火) 18:23:41 ID:8c867d086

    返信ありがとうございます。

    コメント追加します。

    脊髄損傷の方の痙性は悩みますよね。 色々と試されていると思いますが、ご自身で できる対策として以下があります。
    ● 痙攣している筋に湿布を貼る(数分で弛緩します。 脊髄損傷の方は皮膚が弱めなので、メンソール含有程度の軽めの医薬外湿布か、冷えピタで)
    ● ビタミンCの摂取や、電解質を含む OS-1 などによる水分補給で予防。
    ● 芍薬甘草湯の服用。

    長期間放置するとカチカチになり、変性するので、カルシウム沈着や骨化への進行を疑ってます。

    そして、誤解を生んだかもしれませんが、立位姿勢といっても 全体重を下肢に付加するのではなく、2〜3割程度で、リハビリ病院でやっておられたことを受け継いだ方法です。

    その目的は、下肢の脈官組織などの劣化予防と、骨に少し荷重を与えて骨量を維持する とのことです。

    日向ぼっこをしてビタミンDの生成も促して、骨量を、少ないながらも維持されている方もいます。

    それと、骨髄が漏出するほどの完全骨折をすると、吐き気や気分が悪くなったりしますが、なかったでしょうか?
    異常発生時に使えるサインが見つかるといいですね。

    また、メタバースなどで気分が良くなるような世界が広がると、もっといいですね。

  23. 名前:わいひら 投稿日:2022/03/09(水) 00:50:01 ID:129a08dff

    ● 痙攣している筋に湿布を貼る(数分で弛緩します。 脊髄損傷の方は皮膚が弱めなので、メンソール含有程度の軽めの医薬外湿布か、冷えピタで)
    ● ビタミンCの摂取や、電解質を含む OS-1 などによる水分補給で予防。
    ● 芍薬甘草湯の服用。

    どれも初めて聞きました。
    僕は腹が痙攣するんですけどそこに湿布とかでもいいんですかね。
    なんか異所性骨化ができてから、何故か足は全く痙攣しなくなってしまいました。
    僕はOS-1に似た性質の、熱中対策水を好んで飲んでいるので、今度から痙攣が起きた時は、まずはそれを飲んで試してみようと思います。

    日向ぼっこをしてビタミンDの生成も促して、骨量を、少ないながらも維持されている方もいます。

    僕は、全く外に出ないので日光を浴びるのは1年に数回かもしれません…。
    一応ビタミンD関係のサプリは飲んでいるものの、全く日光に当たっていないのは、自分でも結構気になってます。
    とはいえ、冬は寒くて出れないんですよね。しかも僕の部屋は、日本はちゃんとあたるところがなくて…。

    それと、骨髄が漏出するほどの完全骨折をすると、吐き気や気分が悪くなったりしますが、なかったでしょうか?

    それが全く…。
    恐ろしいことに、大腿骨が折れているのに翌日リフターで脇と足を吊り上げて車椅子にも乗ったりしていました…。
    今考えても鳥肌が立つほどゾッとします。

    異常発生時に使えるサインが見つかるといいですね。

    ほんとそう。
    とはいえ、大腿骨を骨折しても出なかったサインなので、とにかく気をつけるしかないのかもしれません。

    また、メタバースなどで気分が良くなるような世界が広がると、もっといいですね。

    これはマジで期待しています。
    寝ながらでも着用できるヘッドギアや、手足を使わなくても脳波等で操作できるデバイス早く出てくれないかな…。

  24. 名前:トシトシ 投稿日:2022/03/09(水) 22:05:03 ID:bec4f00c5

    コメントお返ししますね。

    お腹の痙攣は皮膚表面ですよね?(内臓の深い層とかではなく) であれぱ湿布は効きますよ。

    再度 注意点ですが、ロキソニンやモーラスなどの良く効く医薬品の湿布は、皮膚がカブれたりする可能性があるので、軽い医薬部外品や冷えピタをお薦めします。 皮膚が冷感を感じるのが目的です。

    電解質含有のOS-1などの飲用は、事前に体液バランスを整えておくための予防策です。 即効性は無く、『痙攣が起き』てから飲んでも遅いですので。

    痙性に対して より強く お薦めする予防策は、果実由来のビタミンCです。 小中学のサッカー少年とかの、『足がしょっちゅうツル』というケースでは、アセロラドリンク100%を薦めると、手軽で効果バツグンなので喜ばれます。
    ただ、ビタミンCは酸が強めなので、下痢にならない程度に と指導します。

    ビタミンDはサプリでもいいと思いますが、外に出なくても、日当たりのいい窓辺に座って、顔や手足を出して、線量の多い昼頃に 日向ぼっこでもいいと思います。

    『ヘッドギア』や『脳波等で操作』ですが、僕も同感です。
    Elon Musk 氏の設立した Neuralink や、先日リンクを貼りました、CYBERDYNE社のロボットも、脳が感じることで動くようなので、待ち遠しいですね。
    ​​https://youtu.be/mAqxoSRqaUg?t=331

  25. 名前:わいひら 投稿日:2022/03/12(土) 10:52:03 ID:31a60f038

    いろいろと教えていただきありがとうございます。
    今後いろいろ試してみたいと思います。

    イーロン・マスクには頑張ってもらって、電脳化技術まで突っ走ってもらいたい(笑)