障害等により手が動かないと、手の指と指の間がくっついたままで蒸れて臭ってしまうなんてことがあります。
それを回避するために先日、指の間にはめて利用するクッションを購入しました。
この「ふかふか手のまくら」は、指の間にクッションがしっかりと挟まり、手指間に十分な隙間を作ってくれて、蒸れを大いに解消してくれました。
ただ、クッションとして重く、親指を嵌めて利用するタイプだったので、親指に負担がかかり軽い褥瘡気味になってしまいました。
なので、「もっと軽くて蒸れを解消でき、しかも装着しやすいクッションはないか?」と探したら、「ハビナース ビーズプチハンド」が最も良さそうだったので購入してみました。
目次
ハビナース ビーズプチハンドとは
「ハビナース ビーズプチハンド」は、通気性に優れた介護ケア用品です。
こんな感じのビーズクッションになっています。
上記のクッションを、以下のように手に装着して利用します。
この装着により、手指間が開いて通気性が保たれることにより、蒸れを防止します。また、汗や湿気もクッションが吸収してくれるので、”指のただれ”なども防止してくれます。
指と手の平の間にクッションが入るので、指の爪で手を傷つけるのも防いでくれますし、拘縮予防効果もあります。
実際に届いたビーズプチハンド
それで、購入して届いたビーズプチハンドがこちら。
パッケージには「手指の圧迫、手のひらのムレをふせぐ(手のひらを開いても落ちない形)」と書かれています。
パッケージ裏面は、こんな感じ。
利用上の注意点などが書かれています。読みやすいように、スキャンしたものを掲載しておきます。
生地は、綿75%、ポリエステル25%。中材は、発泡ポリスチレンビーズとなっており、日本製です。
ビーズプチハンドの本体
中身のクッションを取り出すと、こんな形状になっています。
大きさは、横が12cm、縦が13cmになっています。左右どちらの手にも装着できます。
左手に装着してみた
試しに左手に装着してみると、こんな感じになります。
4つの突起があるので、全ての指の間にクッションが挟まって、蒸れを解消してくれます。
反対側から見ると、こんな感じです。
手の指間で最も蒸れやすい第二関節部分に、しっかりと通気性の良いクッションが挟まっているのが分かります。
また、「指と指の間にクッションを当て込むだけ(リングなどに通す形状ではない)」なので、非常に装着しやすいのも特徴です。
ビーズプチハンドの利点と難点
しばらくビーズプチハンドを使ってみて感じた利点と難点をまとめます。先日購入したふかふか手のまくらとの比較も含みます。
ビーズプチハンドの利点
実際に使って見てよかった点は以下。
- 突起部分を指の間に通すだけと装着が非常に簡単
- 指の第二関節部分にクッションが当たるので蒸れの緩和にある程度効果的
- タオル生地素材で通気性が良い
- クッション自体が軽いので指から外れにくい
- 指を無理に穴に通したりしないので手に負担はほとんどかからない
「指間の蒸れ防止クッション」は、これまでいくつか使ってきましたが、その中でも装着のしやすさはダントツです。
装着がしやすいので、外れやすいかとも思ったのですが、クッションの中のビーズの配分も少なめなので軽く、一晩装着し続けても外れませんでした。
ビーズプチハンドの難点
反面、感じた難点はこちら。
- クッション中のビーズの配分が少なく柔らかめのクッションなのでふかふか手のまくらほど、しっかりと指間は開かない
- 柔らかめのクッションなので指間の挟む力が強いと第一関節部分は密着して蒸れる可能性も
ビーズプチハンドは、「中材のビーズ配分」が少なめとなっています。
それにより、「指と指の間をビーズが圧迫しない」とか「軽いので外れにくい」という利点はあります。けれどその反面、中材が少ない分だけ指と指がくっついてしまうという難点はあります。
クッションが挟まる指の第二関節部分は蒸れることはあまりありませんが、第一関節部分はくっついてしまい、そこが蒸れてしまうということはあります。
まとめ
僕は先日まで、こういった「リングに通すタイプの指間の蒸れ防止クッション」を長期間使ってきました。
けれど今回、以下のような「指に挟むタイプの指間の蒸れ防止クッション」を使ってみたところ、断然装着がしやすかったです。
「指に挟むタイプ」の中でも今回購入した「ハビナース ビーズプチハンド」は、手に負担もかからず、しかも外れにくく、これまで使ってきた「指間の蒸れ防止クッション」の中では、トップの使い勝手でした。
というわけで「手の指の第二関節がくっついて蒸れて水虫になってしまう」とか「脱着しやすい指間の蒸れ防止クッションが欲しい」という場合は、今回紹介した「ハビナース ビーズプチハンド」は、おすすめです。
その他に利用した事のある、「指の間の臭い防止クッション」はこちら。