早くて正確な体温計なら「テルモ ET-C205S 病院用」が超おすすめ[レビュー]

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(箱)

体温計を誤って壊してしまい新しいのを買いました。

僕は以前から、体温計はテルモの電子体温計 ET-C205Sを使用していました。

以前ちょっと入院した時に、そこの病院で使っていた体温計が、とても早くて驚きました。それまで体温計と言ったら、90秒ぐらいは脇...

で、今回も全く同じものを2つ買いました。自分のものを買うついでに、家族用のものも買いました。

僕は結構新しい物好きなので、普段なら違ったオムロンとかシチズンとかの機種を選ぶところなんですが、体温計だけはET-C205S以外は使う気にならなかったので、再購入しました。

テルモ 病院用 電子体温計 C207 ET-C207S (旧ET-C205S)
テルモ(Terumo)
最新版はこちら。平均約30秒(腋下)で平衡温が予測できる電子体温計

元々は、病院に入院した時に、検温が早い上に使いやすそうだったので看護師さんに機種名を聞いて使い始めたんですが、これを使い始めると、他の体温計は使う気にならないです。

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実際に届いたもの

で実際に、注文して届いたのが以下です。

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(箱の表裏)

中のケースはこんな感じになっています。

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(中身のケースの表裏)

ケースから出すと体温計本体は、以下のようになっています。

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(中身の表裏)

とても綺麗な流線型で、個人的には見た目も好きです。

テルモ 電子体温計 ET-C205Sの特徴と感想

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(箱単品)

この体温計の何がいいかというと、なんといっても早くて正確ということです。

僕はちょっと、寝たきり生活をしているだけあって、日々の健康をチェックするために、朝と夕方に2回検温をしています。

30秒で計測完了

この、1日たった2回の検温なんですが、それでも毎日やっていると、結構面倒臭くなってきます。通常の体温計だと、1回に1分半ぐらいかかるところを、ET-C205Sの場合は、30秒で終わってしまいます。時間にすると3分の1です。たったこれだけのことなんですが、1分短くなることで、毎日測る負担が大幅に減ります。

結果も正確

また、結果もかなり正確に出ていると思います。

これまで使ってきた体温計は、全部で10数種類くらいはあると思うのですが、それらは、ちゃんと計ったつもりでも、明らかに高すぎたり、低すぎたりと異常値がたまに出ます。

これまでいろいろ使った中で、1番良いものでも、20回に1回ぐらいは、おかしな数値が出ることがありました。(腋への差込具合もあるかもしれないけど)

ただ、ET-C205Sを使うと、よっぽど変な差し込み方をしない限りは、そういったこともほとんどなくなりました。だてに医療機関などでも主力体温計として使われているだけはあります。

ケースからの出し入れで電源のオン・オフ

僕が、ET-C205Sを使用する前は、同じテルモのC231を使用していました。

テルモC231のケースと本体

テルモ 電子体温計 【スピード検温式 平均20秒】 ET-C231P
テルモ(Terumo)
正確さと平均20秒を両立するためにできた体温計

この体温計も、家庭用としては素晴らしい体温計だと思います。計測時間も20秒と早く値段も安いです。コストパフォーマンスはかなり良いと思います。

ただこちらは、利用するときに後部にあるスイッチを毎回押す必要があります。そして消すときは、後部スイッチを数秒間長押しする必要があります。

C231のスイッチは以下のような感じです。これを押すのに結構力が必要で面倒くさい。

テルモC231のスイッチ

毎日検温する必要がある場合だと、このスイッチ操作がかなり面倒くさいです。後部スイッチはとても細く、結構力がいるため、長押しで電源OFFにするのがかなり面倒くさいです。

それに引き換え、ET-C205Sは、「ケースから出せばスイッチオン」、「ケースに入れればスイッチオフ」といったように、勝手にスイッチ操作を行ってくれるので、1回の検温でスイッチのオン/オフという2回の手間を省いてくれます。

このように、スイッチがありません。

ET-C205Sには電源スイッチがない

ケースから出せばスイッチオン、収納すればスイッチオフととても簡単です。

ケースから出せばスイッチオン、収納すればスイッチオフするテルモ体温計

特に、スイッチボタン押して動作するものは「長押しをして電源をオフにする」という動作がかなり煩わしいので、これをしなくて良いのは助かります。

表示が大きい

ET-C205Sは、以下のように体温計の数値表示部分がとにかく大きく見やすいです。

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(中身単品)

これだと、目の不自由なお年寄りにでも、かなり見やすいのではないかと思います。

丸洗いしたりアルコールで拭いたりできる

写真を見てもらえるとわかると思いますが、この体温計は、とにかく隙間がないように作られています。

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(隙間がない)

テルモ電子体温計【ワキ下用】 ET-C205S(単品中身裏面)

ですので、丸洗いをしたり、アルコール綿で殺菌などをしても、電子部品部分に入っていかず、よほどのことをしない限りは、まず壊れることはありません。

こういった、清潔に使えるところが、病院・医療機関などでも使われている理由ではないかと思います。

注意点

音が小さめ

僕が、これまでこの体温計を数年使ってきて思った唯一の難点は、検温終了の音が小さいことです。(普通に測っていれば、普通に聞こえる音ではあります。)

これは、ET-C205Sが医療施設向けの体温計であるということから、このような仕様になっています。

と言うのも、病院での定時検温で大きな音が出ると、他の重要な医療機器の音を聞く妨げになる可能性も考えられます。それに、診療所や病棟などのような静かなところで、あまり大きな音が出ると、他の患者さんの迷惑になるということもあるからです。

というわけで、わざとそのような作りになっています。ですので、耳の遠い方には、ちょっと不向きかもしれません。

けれど、これは逆に考えると、自分が体温を測っても、隣で寝ている家族などに迷惑のかかるような大きな音は出ないと言うことでもあるので、良い面にもなり得ると思います。

電池交換はできず使い捨て

あと、ET-C205Sは、丸洗いしたり、アルコールで拭いたりできるように、気密性が高くなっています。なので、通常の家庭用の体温計とは違い、電池交換はできません。なので、電池が切れたら使い捨てとなります。

寿命としては約10000回くらい使えるそうです。10000回とは、1日2回、365日毎日検温したら13年半以上使える計算になります。

まとめ

僕は、寝たきり生活も27年となり、これまでいろいろ病院や自宅などで体温計を使用してきました。

とはいえ、使ったことがある体温計の機種といっても、10数種類程度ではありますが。ただ、その使った中では、テルモのET-C205Sは、早さ、正確さ、使いやすさ、の総合点では群を抜いていると思います。(もちろん使ったことがないものの中に、さらに良いものはあるかもしれませんが。)

ET-C205Sは、とりあえず、以下のような人にはかなりおすすめです。

  • 毎日体温を測る必要がある人
  • 基礎体温などをつけている人
  • 赤ちゃんなどの体温をコマメに測る必要がある人

上記のように、体温を多く測る必要がある人は、かなり負担が減ると思います。

僕の場合1日2回検温しているので、通常の体温計を利用するよりは、2分短くすることができます。これが、1年になると730分≒12時間も時間を短縮していることになります。

毎日のちょっとしたことですが、「1年で12時間も検温するために、ただじっとしている」時間があることになります。

優秀な電子予測体温計を使っていると、その無駄な時間を他の事に使えるので、何だか得した気分になります。

テルモ 病院用 電子体温計 C207 ET-C207S (旧ET-C205S)
テルモ(Terumo)
最新版はこちら。平均約30秒(腋下)で平衡温が予測できる電子体温計