人間、ほんといつ死ぬか分かりません。
「昨日まで元気だった人が急に…」なんて話は、枚挙にいとまがありません。
僕なんて、体が弱い方なんで、「急死にする可能性は他の人よりも高いだろうな…」と思いつつ日々を過ごしていたりします。
そこで僕がいつも気になっているのが、「デジタル遺産(資産)」です。
目次
デジタル遺産(資産)とは
ここでいう、「デジタル遺産(資産)」については、ネット銀行の残高、証券会社の株券、仮想通貨など現金に変換しやすい流動性の高いネット上の資産のこととして説明します。
「デジタル遺品」は最近よく耳にする言葉で、パソコン・スマホのデータ、ツイッター等サービスのアカウント情報など、「デジタル全体の中の自分の痕跡」のことを指す総称の言葉かと思います。
ただ今回に限っては、その「デジタル遺品」の中の換金性の高い「デジタル遺産(資産)」のことについて書きたいと思います。
僕のデジタル遺産の現状
僕も、ネット上に銀行口座や、証券口座をいくつか持っています。
そのいくつかあるネット銀行口座には、仕事から得た売上を振り込んでいます。
証券口座には、保有中の株券や、売却益が入っています。これでも、2004年から株を始めて何度か下げ相場を経験しつつも、何とか乗り切ってきたので、それなりには増えています。
このような「ネット上にある口座」の問題点としてあるのが「当人のネット口座について家族は把握していない」というケースが結構あることです。ネット銀行の場合は通帳もないので、後から家族が気づくのも難しいかもしれません。
僕の家族も、僕が「ネットに口座をいろいろ持っている」ということは知っていますが、「何処どこの口座に何がある」なんてある程度しか知りません。
なぜ言わないのかというと、「自分の死後のことについて語る」のは、「普段家族と生活していて話しにくい」というのもあるでしょう。
あと、「自分は遺産のことについて考えるほどの年齢ではない」というのもあります。
ただ人間、誰しも死を迎えます。病気などにより、死期がある程度分かるのであれば、ある程度準備する時間もあるでしょう。
けれど、急に明日自分が「急病」もしくは「事故」で死なない保証なんてありません。
そういったことを最近考えることもあり、「やはり資産がネット上の何処にあるということくらいは、何かあった時に、家族に伝わるようにしておいた方が良いだろう」と思いました。
僕のデジタル遺産の埋蔵場所
デジタル遺産の良い点としては、埋蔵場所(ネット口座)がわかったとしても、IDとパスワードがなければ、基本的にはどうしようもできません。
なので、埋蔵場所を公開しておいて、「何がどのサービスにあるのか」が、分かるようにしておいても、そこまで問題はないということです。
ということで、もし自分に何かあったときに、「どのサービスに問い合わせれば良いか」ぐらいは伝わればと、利用サービスを公開しておきたいと思います。
銀行口座
僕が、ネット上で使用している銀行口座はこちら。
新生銀行
以前仕事の売り上げを振り込んでいた口座。
日銀がマイナス金利政策を行う前は、「2週間満期定期」の利率がよかったので、預けてたけど今は…。
ログインするだけで結構面倒なので、セカンド銀行にした。
住信SBIネット銀行
扱いやすさと、それなりの手数料無料体形から現在のメインバンク。
仕事の売り上げは、全てSBI銀行に振り込んでもらうようにしました。
楽天銀行
僕が、ネット上に最初に作ったイーバンクの銀行口座がそのまま引き継がれて楽天銀行になったというだけ。
ただ、楽天銀行になってからはほとんど使用しておらず、小銭程度の金額しか入っていない。
ネット証券口座
ネット証券口座も、5、6個開設はしましたが、結局現在も利用しているのは2個だけ。
SBI証券
国内株、米国株メイン。
ただ、「何事も実際にやってみなくちゃ身につかない」ということで、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア株なんかもある。ただ、これらの株は、投資情報の少なさと、調査の面倒さ、現地通貨で買う必要があるのもあったりで、個人的に大変さが勝ったので追加投資はせず。
コロナショック直後の決算で好決算なのに、市場の冷え込みからやたら売られている株を集めておいた。
内藤証券
こちらも当初は、使わない予定ではありました。
けれど、日本株が超安売状態の時に内藤証券から「10万円口座に入れていないんだったら口座を消去します」みたいな連絡が来た。ので「せっかく作ったのに消去まではせんでも」と、とりあえず100万円入れて割安株を買っておいた。
その後の上昇相場で多少は増えた口座。良い機会に連絡をもらえて運がよかった。
仮想通貨口座
仮想通貨も、「実際金を出して相場に身を置いてみないとちゃんと勉強する気にならない」ということで、以前少額購入した通貨が何個かある(とりあえずウォレットは持っていない)。
bitFlyer(ビットフライヤー)
仮想通貨ビットコイン(Bitcoin)の購入/販売所/取引所【bitFlyer】
初めてビットコインを購入した取引所。
Coincheck(コインチェック)
いろんなコイン。
Zaif(ザイフ)
資産の内訳を見れるサービス
あと僕の場合、上記のネット口座とマネーフォワードを関連付けているので、全体を把握するには、マネーフォワード内を見るのが一番かもしれない。
今見た感じでは、マネーフォワード内から各種サービスの「ID」と「パスワード」を知る手順はないっぽい。
なので、「自分はこれだけ資産があるよ」と家族に分かりやすく提示するには、マネーフォワードを利用するのが最も分かりやすいかもしれない。
まとめ
今回は、「仮に急死した場合にデジタル遺産の場所だけでも家族に分かるように」と書いてみました。
これで、家族が「何処に預けてあるのかわからない」ということはなくなると思います。
けれど実際、預け場所がわかったとしても、口座のIDとパスワードもわからないと、遺産の受け取りはスムーズにいかないと思います。できたとしても、結構面倒な手続きは必要になるでしょう。
ですので、理想を言えば、「利用口座のIDとパスワードリストを書き出した書類」なんかを用意しておければ良いのでしょう。書類でというのは、パソコン上に電子データで残しておいても、家族が詳しくない場合は、気づかれないケースもあるからです。
ただ、「書類で口座のIDとパスワードリスト」を残すといっても、「どうやって残しておくんだ?」となります。
そこらへんにポンと置いておくわけにも行かないですし、やはり一般的には「信頼できる弁護士」に預けるとかが一番なんでしょうか。
ここらへんの、「デジタル遺産のアカウントどうするか問題」については、今後も扱いを検討していきたいと思います。
とりあえず、「埋蔵場所だけでも伝われば」と今回はこれまで。