機械の加湿器は、メンテナンスが面倒臭い。
比較的メンテナンスが楽な電熱式加湿器だと今度は電気代がかかる。しかもうるさい。
ということで、僕は普段から「電源不要な加湿器」を好んで利用しています。
いわゆる「自然気化式加湿器」というやつですね。
そんな、自然気化式加湿器を愛用する僕が、
今年の故郷納税はどうしようかなぁ…
と、何の気なしに楽天のふるさと納税サイトを眺めていたら「ひのき加湿器(木製品)」という面白そうな一品を見つけてしまいました。
これを見つけた瞬間、
どうせ、ふるさと納税はするんだから試してみたい!
という欲求が爆発してしまい、衝動納税してしまいました。
目次
岐阜県七宗町のヒノキ加湿器でふるさと納税
ふるさと納税サイトで申し込んで、実際に届いたものがこちら。
これは「なまもの」なのか?
とも思いましたが、「なまもの」「こわれもの」カテゴリーで届きます。
箱から中身を取り出してみると、以下のようなラップで巻かれた木材が出てきます。
中身は完全にこれだけ。他のものは一切ありません。
ヒノキ加湿器本体
ラップをはがしてみると、「ヒノキ製の台座」と「ヒノキブロックが14個」が入っています。
ラップを開けた瞬間、ヒノキの香りが鼻腔をくすぐります。
この、ヒノキ加湿器本体の写真を見て、
なぜブロックが14個?
15個みっちり入れればいいのでは?
と思われる方もおられるかもしれません。
この「ヒノキブロック14個」というのにもわけがあります。
檜ブロックが14個の理由
その理由としては、以下のように「ブロックを3段に積み重ねた際」に、ちょうど良い数になるからです。
詳しく書くと以下のような構成です。
- 下段:9個
- 中段:4個
- 上段:1個
計14個といった具合です。
この状態で利用するのが一番美しく利用できるっぽい。
加湿器の側面には「桧(ヒノキ:檜の簡略字)」と刻印が押されています。
これがあるだけで高級感が違います。
ヒノキ加湿器に水を張ってみる
実際に水を注いで見ると、以下のようにブロックが水を吸い上げるような形で吸収します。
上から香りをかいでみると、ヒノキの良い匂いが香ってきます。
ブロックを積み上げてみると、こんな感じになります。
檜ブロックの吸収力は強力で、受け皿に水を注いだだけでも、上段の半ばぐらいまで、毛細管現象で水を吸い上げます。
見た目的にも結構楽しい自然気化式加湿器だと思います。
使用方法などは、添付資料のこちらなども参照してみてください。
しばらく使ってみた感想
この「ヒノキ加湿器」を1ヶ月くらい使ってみて感じた「良かったところ」と「良くないかもしれないところ」を書いてみようと思います。
良かったところ
この加湿器の良かったところを挙げるとすればこちら。
- 見た目的に楽しい
- 水の蒸発能力は高い
- 水を注ぐとヒノキの仄かな香りがする
- インテリアとして美しい
- 電源不要
- 防腐剤不使用
- ふるさと納税の返礼品としてもらえる(節税)
- Amazonで購入しようとすると8,000円前後する(2019年11月時点)
楽しい商品
岐阜県七宗町特産のヒノキを使ってこういった加湿器を作る試み、が非常に面白いと思いました。
また、ブロックをいろいろな形で積み上げることが出来るので、見た目的に飽きが来たら変化も加えられます。
以下はカタログ写真。
蒸発能力は高い
ヒノキの毛細管現象によって、水の蒸発能力も高いように感じます。
冬の乾燥した夜に注ぎ入れた水は、朝にはほぼなくなっています(※容量が少ないというのもあるけど)。
ふるさと納税というお得感
あと、やはりふるさと納税で返礼品としてもらえるというのはやはり大きいかも。
これが普通に販売しているものだと、購入するか迷うところですが、
ふるさと納税の返礼品ならいいか
と、節税目的で支払いの後押しはしてくれます。
ふるさと納税還元率が高い
また、
同種の品をAmazonで購入したらいくらなんだろう?
と調べてみたら、2019年11月時点で8,000円強でした。
ふるさと納税額は、1万3,000円だったので還元率約62%と「総務省のガイドライン還元率(30%)」を大きく上回っているのはお得感があります。
良くないかもしれないところ
反面、難点を挙げるとしたらこんな感じでしょうか。
- 大して水は入らないので加湿器として有効かは疑問
(容量はブロックを入れると200ccぐらい?) - 長く使用していると黒ずんでくる可能性
(1ヶ月程度では発生しないが説明書にカビ発生の可能性が書いてある) - 木の香りが苦手な人がいるとしたらやめておいた方がいいかも
加湿器としての能力
この、ヒノキ加湿器の最大の難点は、「加湿能力が弱い」ということかと思います。
そそげる水の量が、200~300cc程度なので、大きな部屋で利用してもあまり意味がないように感じます(※蒸発能力は高い)。
利用する際は「インテリア向け」と割り切って利用するか、小さな部屋で使用するのが良いかと思います。
防腐剤不使用のため
あと、使用説明書に書いてあったのが、黒カビ問題。
この、ヒノキ加湿器は香りを愉しむために防腐剤などは使用せず、無垢の木材を利用しています。
なので、なるべく風通しの良い場所で、しっかりと乾燥するまで利用しないと、カビや雑菌が繁殖する可能性はあります。
まとめ
この「ヒノキ加湿器」の魅力は、「商品としての楽しさ」と「ヒノキの香りの楽しさ」に尽きると思います。
部屋に誰かが訪れた際には、「何これ?」と面白がって見てもらえます。
また、ヒノキの香りも「強すぎず、弱すぎず」で非常に良い塩梅だと個人的には思います。
あまり香りが強すぎても、気持ち悪くなるので。
僕の場合は、ベッド横1mぐらいのところに置いているのですが、たまーーにフワッと訪れるヒノキの香りだけで、結構存在感があります。
単に自然気化式加湿器としては、少し容量が少ないようには感じますが、インテリアやアロマ的な目的としては、非常に面白い加湿器に仕上がっていると思います。
ふるさと納税ではなく、ヒノキ加湿器を購入したい場合は、以下のようなものもあります。
あと、ブロックが汚れたりすれば、以下のようなものが割安で購入できたりします。