パソコンを使っているとファイル形式を変換したいなんて時がたまにあります。
例えば、ファビコンを作るなら、pngをicoにしたいとか。PDFを画像に変換したいとか。
そういった場合は、通常はファイル専用の変換ソフトなどをネットから探し出して、変換する必要がありました。けれど、今回紹介する「CloudConvert」なら、サイトにファイルをD&Dするだけで、ファイルを判別して、あらゆるファイルを変換することができます。
目次
CloudConvertとは
CloudConvertは、様々なファイルを別のファイル形式に変換することができるWEBサービスです。
この記事を書いた時点では、208のフォーマットに対応しています。とにかく、様々なファイル形式に対応しています。
Conversion Typesによると、現在これだけの種類のファイル形式に対応しています。
- 圧縮ファイル(39種類)
- オーディオファイル(19種類)
- CADファイル(2種類)
- ドキュメントファイル(18種類)
- 電子書籍ファイル(28種類)
- フォントファイル(4種類)
- 画像ファイル(34種類)
- プレゼンテーションファイル(13種類)
- スプレッドシートファイル(9種類)
- ベクターファイル(12種類)
- ビデオファイル(28種類)
- ウェブサイトファイル(1種類)
変換後のファイルは、ダウンロードでローカルに保存することもできるのですが、それとは別に保存先を、Dropbox、Google Drive、One Drive、Boxの中から選択することも可能です。
CloudConvertの使い方
使い方は、かなり簡単です。
例えば、SVG PORNにあるようなSVGファイルを、画像か何かに変換したかったとします。
そういった時は、ブラウザでCloudConvertを開いておいて、画面内にファイルをドラッグ&ドロップします。
すると以下のようにファイルのアップロードされるので「select format」をクリックして変換後のファイル形式を選択します。
すると、ドロップダウンメニューが表示されるので、画像形式を選択します。
今回は、テスト的にPNGにしました。
あとは、「Start Conversion」ボタンを押せばOKです。
すると、以下のように変換が開始されます。
そして、以下のようになれば、変換終了です。
あとは、ダウンロードボタンからファイルをダウンロードすればOKです。
こんな感じで、SVGファイルを画像に手軽に変換することができます。
今回は例として、PNGファイルを作成しましたが、SVGファイルだと、フォントに変換してWEBフォントとして利用したりなんてこともできます。
無料での利用
CloudConvertは、無料で利用できるツールです。
ただ、無料版(未登録)だと利用できる最大ファイルサイズは「100Mバイト/1日」まで。加えて、作業時間は「10分/1日」までという制限があります。
ただ、動画等のサイズの大きなファイル変換を行わない限りは、制限に触れることはまずないと思います。ですので制限を、そこまで気にする必要はないかもしれません。
CloudConvertに無料登録すると、1日1GB、25分まで利用することができます。これだけあれば通常利用なら、十分すぎるぐらいです。
まとめ
このツールを知る前、ファイル形式の変換を行う場合は、「svg png 変換」などとGoogleで検索して、出てきたツールなどをその都度利用してきました。
けれど、CloudConvertさえあれば、大抵のファイルに対応しているので、いちいちツールを探す必要がなくなりました。
特に気に入ったのは、PDFファイルを画像化したり、電子書籍ファイルをPDF化、もしくは画像化したりもできることです。CloudConvertがあることにより、購入した電子書籍を自由な形式で読めるようになりました。
というわけで「なにかとファイル形式を変換したいことが多い」という方や「電子書籍を好きなリーダーで読みたい」なんて場合には、CloudConvertさえブックマークに登録しておけば、専用の変換ツールを探す手間が省けるのではないかと思います。