レンタルサーバー料金をチャージしたお金(もしくはポイント)から自動的に支払えるシステムがあるサーバーのまとめ。
いわいる、プリペイド形式で支払いができるサーバーです。
目次
チャージ払いできるレンタルサーバーを使う目的
レンタルサーバーへの支払いが滞ると、最悪の場合サイトが表示されなくなります。
基本的にまずは、サーバーの凍結が行われ、支払い催促のメール等が届くと思います。
それでも支払いが行われないと、一定期間猶予の上、データ削除となります。
データ削除となった場合は、自前でバックアップでもしていない限りは、基本的にサイトを元に戻すことは出来なくなります。
そうなると、収益化しているサイトなどは、収益が完全にストップします。
ただ、サイトの支払いといっても、運営者が生きているうちは気をつけているので大丈夫かと思います。
問題は、急病や不慮の事故でサイト運営者が死亡してしまった時
サイト(収益)を家族に残したい!
と考える場合は、何かしらの対策を打つ必要があります。
というのも運営者死亡の場合、基本的に以下の経緯をたどると思われるからです。
- サイト運営者死亡
- クレジットカード凍結
- サーバーに支払いが行われない
- サーバ凍結(一定期間)
- それでも支払いが行われないとデータ削除
データ削除になってしまうと、家族が後から気づいたとしても、取り返しが付きません。
しかし、チャージ払いのあるレンタルサーバーを利用すると、以下のようなことができます。
- サイト運営者が何年か分のサーバー仕様料金を余裕をもってチャージ
- サイト運営者死亡
- クレジットカード凍結
- クレジットカードが凍結されてもチャージ金額から料金が支払われる
- チャージ料金があるうちはサーバーが存続
このように、サイト運営者はチャージ機能を利用することで、「仮に自分が死んだとしても、残したい年数分だけ支払いが続く仕組み」を整えることができます。
ということで以下では、「チャージ支払い機能があるレンタルサーバー」を紹介したいと思います。
mixhost
mixhostチャージシステム | 独自システム(mixポイント) |
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1回チャージ上限 | 30万円 |
チャージ限度額 | 50万円 |
mixhostには、「mixポイント」というチャージシステムがあります。
チャージ上限金額は、50万円となっているので「月額880円(3年契約)のスタンダードプラン」を1アカウント契約している場合、消費税10%計算でも40年以上分はチャージできます。
詳細はこちら。
mixhostのレビューはこちら。
カラフルボックス
カラフルボックスチャージシステム | 独自システム |
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1回チャージ上限 | 6万円 |
チャージ限度額 | 100万円 |
チャージ上限が100万円なので「月額480円(3年契約)のBOX1」プランが1アカウントの場合、消費税10%計算だとしても、150年以上分チャージすることができます。
カラフルボックスの場合は、ドメイン自体も同サービス内で取得できるので、ドメイン料金の支払いも可能です。
なので「カラフルボックスのチャージ機能」で「ドメイン・サーバー代を支払う設定」にしておけば、支払い漏れリスクを軽減できるかと思います。
詳細はこちら。
カラフルボックスレビューはこちら。
ロリポップ
ロリポップチャージシステム | おさいぽ! |
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1回チャージ上限 | 30万円 |
チャージ限度額 | 30万円 |
ロリポップを運営しているGMOペパボのネットお財布サービスのおさいぽ!にチャージすることで支払いを行うことができます。
上限が30万円なので「月額500円のスタンダードプラン」が1アカウントの場合は、消費税10%計算でも45年分チャージできます(ドメイン料金は含まず)。
以下は、ムームードメインによるドメイン支払い方法ですが、チャージ手順は同じです。
ヘテムル
ヘテムルチャージシステム | おさいぽ! |
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1回チャージ上限 | 30万円 |
チャージ限度額 | 30万円 |
ヘテムルも運営が「GMOペパボ」なのでおさいぽ!を利用できます。
上限が30万円なので「月額800円のベーシックプラン」1アカウントの場合は、消費税10%計算でも28年分はチャージできます(※ドメイン料金は別)。
以下は、ムームードメインによるドメイン支払い方法ですが、チャージ手順は同じです。
ConoHa WING
ConoHa WINGチャージシステム | 独自システム(ConoHaチャージ) |
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1回チャージ上限 | 30万円 |
チャージ限度額 | 50万円 |
チャージ上限金額は、50万円となっているので「月額1200円(税別)のベーシックプラン」を1アカウント契約している場合、消費税10%計算でも31年以上分はチャージできます(※ドメイン料金は別)。
ConoHa WINGは、チャージ方法が多彩なのも特徴の一つです。
スターサーバー
チャージシステム | ネットオウル |
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1回チャージ上限 | 未確認 |
チャージ限度額 | 未確認 |
ネットオウルというサービスの「ネットオウルプリペイド」を購入して支払う手続きになっています(パペポのおさいぽ機能みたいな感じ)。
コメントでいただいた情報では上限はないようです。
ドメインもチャージ金額から支払うならば
サーバー料金を問題なく支払っていても、ドメインが失効してしまえば、意味はありません。
以下では、ドメイン料金をチャージ金額から支払えるサービスを紹介しています。
サーバー料金でチャージ手続きを行う前に、「ドメイン料金もチャージ払いできるか?」を確認しておく必要はあるでしょう。
チャージ払いの注意点
有効に利用すれば、非常に便利なチャージ支払い。しかし、以下のような難点もあります。
- 基本的にチャージした金額は返金されない
- チャージサービスの終了リスク
もし、「チャージ払い」をするのであれば、上記リスクも鑑みて、リスク許容範囲内でチャージすることをおすすめします。
まとめ
このように、「チャージ払い」設定をしておけば、仮に急死した場合でも「サイト削除」のリスクを減らすことができます。
また、死亡時とか関係なく、
サーバー料金自動支払いに設定しているクレジットカード期限は切れていないだろうか?
(振り込みの場合)サーバ料金の振り込み手続きしたっけ?
みたいな心配は要らず、チャージ金額のみに気を配るだけで済みます。
ただ、いくら「サーバー凍結されにくい設定」にしたとしても、サイトを家族が相続する場合は、しっかりと相続手続き行っておく必要はあるかと思います。
また、当然収益化サイトの場合は、広告サービス(ASPなど)アカウントの相続も行っておく必要はあります。
ASPとかの場合は、振り込み先の銀行が凍結される前に、しっかりと相続手続き行っておく必要はあるかと思います。
ただ、仮にASPの相続手続きが間に合わなかったとしても、サイトさえ残っていれば、何とかなります。
仮にASPアカウントが凍結されたとしても、再登録して後から広告の貼り替えを行えば、収益を取り戻すことができるので致命傷は避けられると思います。