寝たきりの方が家族におられる場合、呼び出しボタンは結構役に立ちます。
というのも、寝たきりの人の場合、大きな声を出すことができず、自分の部屋から家族などに聞こえないこともあるからです。
というか、僕自身怪我の後遺症で寝たきりなんですが、今回紹介する方法でコールボタン環境を作成しました。
今回は、安価にネットで買えるもので作れるナースコール的なコール環境を作る方法を紹介します。
目次
家で作れるコールボタン環境
まず、ネットで買える安価なものでナースコール的な利用ができるものにするとなると、最低限以下のものが必要になります。
商品としては、「呼び出し用のチャイムセット」と「ACアダプター」の2つになります。
たったこれだけ、値段にすると3000円いかないぐらいです。
以下では、それぞれについて詳しく説明します。
呼び出しチャイムセット
まず、ナースコール的役割を果たすのは、「呼び出しチャイムセット」になります。
実物は以下になります。
中には、以下のものが入っています。
- 呼び出しチャイム(受信機)
- 呼び出しチャイム用アルカリ単三電池×3(受信機の中)
- 呼び出しボタン
- 呼び出しボタン用CR2032リチウム電池×2個
このチャイムセットには以下のような特徴があります。
- 最大電波到達距離100m(屋内50m)とかなりの範囲をカバー
- 電池で使用することができるのでどこにでも置ける
- 256通りのIDコードを使用しているので混信はほとんどないとされる
- 16種類のチャイム/サイレン/メロディー/犬の鳴き声などから選べる
- 呼び出しボタンは小さいので持ち運びも可能
- 呼び出しチャイム(受信機)を購入しておくだけで増設もできる
とこんな感じで、単にコールボタン的に使うには十分すぎるくらいの機能を持っています。
ただ、これらの機能だけでは少し心もとない部分があります。それは、呼び出しチャイム(受信機)が電池式だということです。電池式だと、電池が切れてしまった時に、音が鳴りません。
そうなると、緊急時の肝心な時に呼び出せないなんてことも起こりえます。
そんなことにならないよう、このチャイムセットは、家庭用電源から電力を得る専用のACアダプターを取り付けられるようになっています。
専用ACアダプター
で、以下が専用のACアダプターです。
中には、たったこれだけです。
単に、プラグ部分を家庭用コンセントに差し込んで、受信機のACアダプター接続口に接続するだけです。
似たような接続口はないので、誰でも簡単につなぐことができると思います。
呼び出しボタンの予備
前の項目、呼び出しチャイム(受信機)の電池が切れた場合の対処法を書きました。
電池切れ対策は、受信機部分で重要ではありますが、それとともに、呼び出しボタンも電池式なので、いずれは電池切れを起こします。(僕は、1年以上呼び出しボタンを利用していますが、まだ電池切れしたことはないんですけど)
1日に数回しか利用しなければ、おそらく「数年に1度程度」だとは思いますが、電池切れを起こすと思います。
そのときが緊急時でないという保証はないので、一応もう一つ呼び出しボタンは購入しておいた方が良いかもしれません。別売りで安価で販売しています。
僕の場合は、同じものを購入しても味気ないなと思ったので、「防水型押しボタン送信機」を購入してみました。
こちらは大きめの防水型です。
濡れた手でよく触ったりする場合は、こちらの方が良いかもしれません。
とりあえず、「呼び出しボタン」は、どんなタイプでも良いので、手元に2つ置いて、どちらかが電池切れで押せなかった場合でも、どちらか一方は使えるような環境を整えておいた方が、何かと安心かもしれません。
まとめ
こんな感じで僕の家では、「呼び出しチャイム」環境を整えています。
正確に言うと、呼び出しチャイム(受信機)は、居間用、外用、自分の部屋用(チャイムが鳴ったのを確認するため)と3つ増設して利用しています。
呼び出しボタンは、ベッド用、デスク用、予備×2と4つ増設して利用しています。
増設するには、特に設定も必要なく新しく購入して置いておくだけでOKです。値段もさることながら、この増設の手軽さが最大の魅力と僕自身は考えています。
というわけで、「家庭内に家族の呼び出し環境を手軽に整えたい」とか「いろいろな部屋に安価でコール環境を作りたい」なんて場合は、このリーベックスの「呼び出しチャイムセット」は、お勧めです。