積み立てNISAで投資信託を値段の安い時にまとめ買いする方法【SBI証券】

暴落時に積み立てNISAをまとめ買いする

先日、「通常のNISA口座」をやめて「積み立てNISA口座」にしました。

というのも、「通常のNISA口座」は、以下の点において使い勝手が悪かったからです。

  1. 特定口座と損益の相殺ができない
  2. 期限が5年と限定的

確かに、高配当銘柄をNISA口座に入れておけば、配当金が丸々と手に入ってお得感はあります。

ただし高配当銘柄が含み損を抱えて損切りをする必要があったとき。つまり、銘柄選択を失敗したとき。

特定口座と損益の相殺ができないのは、やっぱりちょっと使い勝手が悪いです。

たとえ、NISA銘柄の株価がどんどん上昇しても、NISA口座の有効期限は5年なので、一旦売るか、口座の入れ替えをする必要があるのもやっぱり面倒。

このように、僕にとっては

いろいろ面倒なことが多いな…

と感じたので、「通常のNISA口座」の銘柄は合算して含み損を抱える前に全部売り払いました。

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積み立てNISAに口座変更

「通常のNISA」の代わりに、先日「積み立てNISA口座」に申し込みました。

その手続きを行った際にちょうど、コロナショックが訪れました。

コロナショックのチャート

で、絶賛株価下落中の際に「積み立てNISA口座」の準備ができました。

当時の恐怖指数(VIX)は80オーバーです(確か最高86までいったはず)。

恐怖指数80オーバー

もう売りが売りを呼んで、どんどん投げ売りされる状態。

明らかに割安と思われる状態を超えても、どんどん売り込まれる状態(※当時としては割安と思いましたが未来の情勢次第ではどうなるかは分かりません)。

こんな状態なもんで、

ちょうど積み立てNISA口座も出来た。

今まとめて購入してしまえば、値上がりする期待値の方が高くね?

と考えたので、「積み立てNISA」で投資信託を「恐怖指数80付近」で購入することにしました。

以下は僕が利用している「SBI証券」を例として紹介します。

ただし積み立てNISAは「積み立て」しかできない

で、積み立てNISA口座で購入しようと、購入画面に移動しました。

その時初めて知ったのですが、「積み立てNISA」とあるだけあって、本当に積み立てしか出来ないんですね。

積み立てNISA用の設定

僕は毎月コツコツ積み立てたいんじゃない!

暴落中の今こそ大量に購入したいんだ!

ということで、「積み立てNISAで一括購入するにはどうしたらよいか?」を試行錯誤してみたら、良い方法がありました。

ボーナス設定でまとめ買い

その方法は以下。

  1. 毎月の積み立て額を「100円」とかに設定
  2. 「ボーナス設定」で購入時期を指定して、ドカンとまとめ買い

このようにすればよいことに気づきました。

つまりこういうことです。

積み立てNISAボーナスでまとめ買い

  • 積み立て設定金額:100円(1年で1200円)
  • ボーナス月設定:39万8800円(購入したい日にちを指定する)

積み立てNISA年間限度額の「40万円」を丸々購入することはできませんが、「39万8800円」ならボーナス購入として、まとめ買いすることができます。

購入する投資信託は、好きなものを選んでください。

今回購入したもの

今回「積み立てNISA」で購入した「投資信託」はこちら。

2020年3月17日に購入した銘柄

  • ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド

今回僕は、上記の2つに分けて購入しました。

2つに分けた理由としては、単に「今後どちらがパフォーマンスが良いか」を観測したかったからです。

ニッセイを購入した理由

ニッセイは、僕がこれまで購入し観測してきた中で、一番パフォーマンスがよかったのを重視して購入しました。

あと、このニッセイの信託報酬は約0.1%と、日本の投資信託の中ではかなり安い部類のものというのも大きいです。

SBI・バンガードを購入した理由

バンガードを購入した理由は単純です。

単に、信託報酬が0.0938と、「積み立てNISAで購入できる投資信託」としては、トップクラスに安かったからです。

個人的に、投資信託は「手数料の安さが重要」と思っているので。

中には信託報酬が普通に1%かそれ以上取られる投資信託もあるので、手数料による目減りを出来る限り防ぐためでもあります。

個人的にはアクティブファンドもインデックスファンドも、さほどパフォーマンスが変わらないと思っています(むしろインデックスファンドの方が良いまである)。なので、それならば手数料が安いのを選んでおいた方が無難という考えです。

積み立てNISAまとめ買いの難点

今回、積み立てNISAをまとめ買いする時に、一般的株取引と比較して

これはちょっとなぁ…

と思ったことがあります。

それは、「適切な購入のタイミングを自分で計れない」ことです。当然かもしれませんが。

僕が「積み立てNISAまとめ買い」を思い立ち購入の設定をしたのが、2020年3月14日です。

で購入可能な日付が、2020年3月17日でした。

積み立てNISAを3月17日に購入

その間に大きな値動きもありました。

なので、自分が思ったようなタイミングでは購入できず、ちょっとストレスは感じます。

加えて、日経平均と投資信託の値動きのピークは必ずしも同じとは限りません。そこらへんのタイミングを計りづらいのも、ちょっとしたストレスかもしれません。

あともちろん、当時は下落の底などは分かっておらず、まだ下落する可能性もあったかもしれません(実際購入後、しばらくは下落しました)。いずれにせよ、投資は自己判断ということです。

結果として

結果として、購入した2020年3月17日というタイミングは、こちらになったので、判断としては妥当だったかと思います。

積み立てNISAは2020年3月17日に購入

今回とりあえず「積み立てNISAの出だし」としては非常に良いスタートが出来たかと思います。

今回、口座開設の手続きが終わったのが、ちょうどコロナショック開始から半ばぐらいのところだったので、運がよかったです。もう1ヶ月前に手続きを行っていれば、普通に高値から積み立てをしていたと思います。

まとめ

今回、「積み立てNISAのまとめ買い」である程度自分の思い通りにはできました。

ただし、今は多少の利益が出ていたとしても、今後の動向次第ではさらに僕が購入した値段よりも価格が下がってしまう可能性も無いとは言えません。

当然そうなった場合は、僕は今回の方法を用いて「自分のタイミング」で翌年買い増しするつもりではいます。けれど、そううまくいくかどうかは分かりません。

特に大きな波乱もなさそうであれば、以降は普通に一定額を積み立てしようと思っています。

正直、今回のコロナショックのように投資には何が起こるか分かりません。万全と思って投資しても、相場の世界では思いもよらないことが起こります。

そういったことも踏まえて投資判断は、自己責任でお願いいたします。