Kindle本のハイライト箇所一覧をEvernoteに読書メモとして保存する方法

アマゾンのKindle本を管理するためのサイトでAmazon Kindleというのがあります。

このサービスを利用すると、これまで読んだKindle本のハイライト箇所(マーカー箇所)の一覧を表示したりできます。

加えて、ブックマークレットを利用することで、Evernoteに読書メモなどを保存したりすることもでき、何かと便利だったので、その方法を紹介です。

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Amazon Kindleサイトとは

Amazon Kindleサイト

Amazon Kindleでは、これまでKindleで購入した本の既読管理をしたり、ハイライト箇所を一括管理したり出来るサービスです。

英語のサイトではありますが、「日本のAmazonアカウント」でログインして利用することができます。Kindleを利用している方は、すべて、Amazonのアカウントを持っていると思われます。なので、わざわざ新規登録作業をする必要はありません。

僕はこのサービスの中で特に、ハイライト箇所の一覧機能が重宝しています。この機能を利用すると、Kindle本でハイライトした箇所に手軽にアクセスすることができるので、使い方次第では、いろいろと便利に使えます。

というわけで以下では、便利に使う方法として、ハイライト箇所の一覧表示の仕方や、本ごとのハイライト箇所のEvernote保存の仕方などを紹介したいと思います。

Kindle本のハイライト箇所を一覧表示する方法

Kindleアプリ、Kindleデバイス、Kindle for PCなどでは、書籍中の文章で、気になった部分をハイライトすることができます。

そういったハイライト部分は、Amazon Kindleサイトで一覧表示することができます。

ハイライト箇所一覧の表示

一覧表示するには、まずAmazon Kindleに移動します。

そして、「Sign in」ボタンを押してください。

Amazon Kindleサイトでサインインする

サインインボタンを押すと、以下のような見なれたログインフォームが表示され、日本のAmazonアカウントでサインインすることができます。

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サインインすると、以下のような画面が表示されるので「Your Highlights」をクリックします。

Amazon Kindleにログインした後

すると以下のように、これまでに読んだ本でハイライトした箇所一覧が表示されます。

Kindle本のハイライト箇所一覧

この機能で、自分がハイライトした部分を一気に把握することができます。

あと個人的に便利だと思ったのは、ブログなどに引用したりするときなども、手軽にコピペで行うことができます。

ハイライト箇所に飛ぶこともできる

また、「Read more at location 3385」と書かれているようなリンクをクリックしたとします。

ハイライトした箇所に飛ぶためのリンク

すると、パソコンからだとKindle for PCが起動し、ハイライト箇所にジャンプすることができます。

Kindleでハイライト箇所にジャンプしたあと

これで、気になった箇所を再び読み返すのもかなり楽です。

1冊のハイライト箇所をまとめてEvernoteに保存

ハイライト一覧だけでも、結構便利なんですが、ブックマークレットと、Evernote Web クリッパーを合わせて利用することで、1冊ずつハイライト箇所すべてをEvernoteに見やすく保存することもできます。

主な手順

ハイライト一覧をEvernoteに保存するために必要な主な手順は以下になります。

  1. ブラウザにブックマークレットの登録
  2. Evernote WEB クリッパーをブラウザにインストール
  3. Amazon Kindleで保存したい本のハイライト一覧を開く
  4. ブックマークレットを使用する
  5. Evernote WEB クリッパーでEvernoteに保存

以下でそれぞれについて詳しく説明します。

ブラウザにブックマークレットの登録

まずは、ブックマークレット登録用のページを開きます。

そして、ブックマークレットリンクを以下のようにドラッグ&ドロップでブックマークバーに登録します。

ブックマークバーにブックマークレットをドラッグ&ドロップする

それぞれのブックマークの用途は以下のようになります。

  • KindleHighlight:ハイライト文のみを抽出
  • KindleHighlight(With Location):ハイライト文とロケーションのみを抽出

今は、意味はわからないかもしれませんが、これについては後でもう一度説明します。

詳しくは以下の作者さんのサイトにも書いてあります。

参考 [kindle]読書メモ(Highlight)をEvernoteにいい感じに保存できるブックマークレットをつくった | hello-world.jp.net

Evernote WEB クリッパーをブラウザにインストール

次に、Evernote Web クリッパーから利用しているブラウザにあったブラウザ拡張をインストールします。

利用中のブラウザからアクセスすれば、ブラウザにあったダウンロードボタンが表示されます。

WEBクリッパーfor Chromeをダウンロード

インストール後は、ツールバーにあるWEBクリッパーボタンを押して、Evernoteにサインインしてください。

Evernote WEBクリッパーからサインイン

Amazon Kindleで保存したい本のハイライト一覧を開く

次に、Amazon Kindleでハイライト箇所一覧を保存したい本を開きます。

まずは、Amazon Kindleのトップページを表示します。

すると、以下のような画面が表示されるので「Your Books(購入済みの本の一覧)」をクリックします。

Your Booksをクリックする

すると、以下のようにKindle本一覧が表示されます。

購入済みの本の一覧が表示される

その中で、Evernoteにハイライト箇所を保存したい本のタイトルをクリックします。

Amazon Kindleで本のタイトルをクリックする

すると、以下のように本の個別ページが表示されるので、以下のように「You have 7 highlighted passages but we can only show 0 of them. 」みたいな感じで書かれた部分をクリックします。

本の個別ページでハイライト仮称を表示させる部分をクリック

すると、以下のように指定した本が先頭で一覧が表示されます。

ハイライト箇所を保存した絵本を先頭にしてハイライト一覧の表示

保存したい本を一覧のトップにしないとブックマークレットが意図通りに動作しません。必ずこの手順で行ってください。

ブックマークレットを使用する

次に、ハイライト一覧を表示させた状態で、ブックマークレットをクリックします。

Kindleブックマークレットでハイライト文の抽出

それぞれのブックマークの用途は以下のようになります。

  • KindleHighlight:ハイライト文のみを抽出
  • KindleHighlight(With Location):ハイライト文とロケーションのみ抽出

ハイライト文のみをEvernoteに保存できれば良いという場合は、「KindleHighlight」のブックマークレットを利用してください。

ハイライト文とロケーション(場所)を同時にEvernoteに保存しておきたい場合は「KindleHighlight(With Location)」を利用します。方法は後述します。

ハイライト文の抽出

ブックマークバーにある「KindleHighlight」ボタンを押すと、先程以下のような一覧だったページが

ハイライト箇所を保存した絵本を先頭にしてハイライト一覧の表示

以下のように余分な装飾が省かれた状態で表示されます。

Kindleブックマークレットで余分な装飾が除外されたハイライト文

Evernote WEB クリッパーでEvernoteに保存

あとは、「Evernote WEBクリッパー」ボタンを押して、「保存」ボタンを押せば、Evernoteにハイライト一覧が保存されます。

Evernote WEBクリッパーを利用してハイライト文をまとめて保存

クリッパーで保存すると以下のように、Evernoteにハイライト一覧がいい感じで保存されます。

Evernote WEBクリッパーでハイライト文をいい感じで保存した状態

Evernoteに保存すると、軽いので後から見返すのが億劫になりにくいです。

ハイライト文と場所もEvernoteに保存する方法

ハイライト文のロケーション(場所)ごとEvernoteに保存するには、「KindleHighlight(With Location)」ブックマークレットを利用します。

ハイライトを表示したい本を先頭に一覧表示させた後に、ブックマークをクリックします。

ブックマークレットをクリック

すると以下のように、余分な装飾が省かれた状態で、ハイライト文とロケーション(場所)のみが表示されます。

ハイライト文とロケーション(場所)のみが表示

この、ハイライト文とロケーションを全選択してコピーします。

ハイライト文とロケーションを全選択してコピー

あとは、Evernoteの「新規ノート」に貼り付ければロケーション(場所)ごと保存することができます。

Evernoteに保存したハイライト一覧

「Evernote WEB クリッパー」で保存してしまうと、URLスキームが「kindle://→https://」のように強制変換されてしまうので利用できません。コピペで行うと強制変換は行われないようです。

以下のようにロケーションリンク(ハイライト場所のリンク)をクリックすると、

ハイライト一覧のロケーションをクリック

パソコンでKindle for PCがインストールしてある場合は、アプリが起動しハイライト箇所を表示してくれます。

ロケーションリンクをクリックして場所を表示した場合

おそらく、タブレットやスマホの場合は、それぞれの端末に入っているKindleアプリが起動して表示されるのだと思います。

このように、ロケーション(場所)ごと保存することで、Evernoteに、書籍のハイライト箇所に手軽にアクセスできる読書メモを作る事ができます。

まとめ

こんな感じで、今回の方法を利用すると、Kindle本のハイライト箇所をさらに活用することができるようになります。

ブックマークレットと、Evernoteなどを使用せずとも、Amazon Kindleの「ハイライト箇所一覧」機能だけでも、本の要点が一括管理できるので、ブログを書く上で結構重宝したりします。

ということで、「Kindleのハイライト部分の読書メモを効率的に残したい」なんて場合には、結構重宝するのではないかと思います。