僕は、Audibleを利用してボイスブックを毎日聴いています。
というのも僕自身、手に障害があるので、書籍のページをめくらなくて良いボイスブックは、非常に楽で良いからです。
また、移動中や作業用BGMとして「書籍の朗読」というのもなかなか楽しいものです。
目次
これまで以上にAudibleを楽しむために
僕はこれまで、Audibleでボイスブックを聴く際に、以下のような手段を用いて楽しんできました。
僕の場合、パソコンからAudibleアプリを操作する形で、これまで利用していました。
しかしある日、こう思ってしまいました。
アプリを操作するのすら面倒くさい…。
アプリを開いて、本を選んで、朗読実行操作する、という作業ですら面倒くさくなってしまったわけです。
「現在の便利さに慣れてしまって、次の便利さを求めてしまった」というか何というか。
ただ幸いなことに、AmazonからはAudible音声操作できるスマートスピーカーが出ています。
僕もEcho Dotを購入して持っています。しばらく、これでボイスブックを楽しんでいました。
けれど、Echo Dotは見た目の通り、筐体が小さいので音質があまりよくありません。
しかし、Audible自体は、せっかくプロのナレーターや声優が良い声で朗読してくれる「音声」自体が主役のコンテンツです。
なので
出来る限りスマートスピーカーでも良い音で聴きたい!
ということで、Amazon Echoシリーズの中でも最も高品質なスピーカーを搭載している「Echo Plus (エコープラス)」を購入することにしました。
届いたEcho Plus
で、実際に届いたEcho Plusがこちら。
箱の正面には、使いどころがわかるように「メジャーな音声コマンド」が掲載されています。
- 音楽かけて(Amazon Musicで音楽聴き放題)
- 電気つけて(スマート家電を操作可能)
- メッセージを送って(スピーカー同士でメッセージのやりとり)
- リビングの温度は何度(温度・湿度センサー搭載:Echo Plusのみ)
- 3分のタイマーをセットして(カップラーメンの時間を計る時など)
箱の表紙には掲載されてないですが、当然Audibleでボイスブック朗読も利用可能です。
Echo Plusの特徴
出来ることがわかりやすいので、以下に文字として掲載しておきます。
スマートホームハブ内蔵・高品質サウンド
Echo Plusで、クラウドベースの音声サービス「Alexa」と対話出来ます。
Zigbee規格に対応したスマートホームデバイスのセットアップや音声によるコントロールを簡単に始められます。
お好きな音楽ストリーミングサービスの楽曲を、Dolbyサウンドで楽しめます。
とにかく、高音質で音楽やボイスブックを楽しむための機器を搭載しています。
音だけで簡単操作
音楽やニュース、天気予報、タイマー・目覚まし、スマートホーム、通話など、Alexaに話しかけるだけでいろいろなことができます。
Alexaの機能やスキルは続々と追加されています。
ニュースや天気予報、アラーム機能などは僕もしょっちゅう利用しています。アップデートも頻繁で僕の知らないうちに機能が増えてたりします。
スマートホームのセットアップと操作が簡単
スマートホームハブが内蔵されているため、デバイスのセットアップに別売りのスマートホームハブを購入する必要はありません。
Alexaに話しかけるだけで、対応するスマート照明やロックなどを検出して操作することができます。
単体で動作するので、セットアップは結構簡単。
家中の家電を音声でコントロール
曲名、アーティスト名、ジャンルを言うだけで、Amazon Music、dヒッツ(音楽聴き放題サービス)、Tunein(ラジオ)等の音楽ストリーミングサービスの楽曲を再生できます。
いろいろな、音楽サービスを利用出来るけどAmazon Musicだけで十分な気がする。
上質なDolbyサウンド
Dolby技術搭載の360°全方向スピーカーで、クリアなボーカルとダイナミックな低音を再現。上質なオーディオを楽しめます。
Amazon Echo Dotと比較すると、確かに低音はしっかり響きます。筐体が大きいので当然と言えば当然ですが。
ハンズフリーの通話とメッセージ
声だけで通話とメッセージを送信できます。インターコムのように家の中の別の部屋にいる人とも会話できます※。
スマートスピーカーがある部屋同士で会話ができます。ただし、事前登録が必要です。なので僕は使ってません。
遠距離音声認識
7つのマイク等、ビームフォーミング&ノイズキャンセリング技術によって、どの方向から話し掛けても、音声を認識できます。音楽再生中でもしっかり聞きとります。
廉価版のEcho Dotでも相当音声認識能力は高かったのですが、Echo Plusではさらに認識能力が高いです。誤認識が少ないのが嬉しい。
Echo Plusで利用可能な技術
Echo Plus本体が有している利用可能な技術はこちら。
- Alexa(アレクサ):Amazonが開発したAIアシスタント
- Bluetooth:近距離の無線音声通信
- WiFi:無線LAN
- ライン入出力端子:外部スピーカー出力
- Dolby(ドルビー):音声の高音質化技術
- ZigBee(じぐびー):低消費電力(低コスト)の無線ネット構築技術。伝達距離は約30m。
この導入技術から見るに、以下を徹底している感じ。
- 無線(有線だと大変なので)
- 高音質(高音質専用機なので)
- 低コスト(Zigbeeで消費電力を抑える)
2台購入で、ステレオにもできますが、さすがにそこまでしませんでした。
Echo Plus本体(中身)
箱を開けると、こんな感じで傷がつかないように梱包されています。
中に入っているもの
梱包を分解して箱の中に入っているもの全て並べたものがこちら。
たったこれだけ。
- Echo Plus本体
- AC電源アダプター
- 取り扱い説明書
非常にシンプルでわかりやすいです。部品が少ないということは、使い方に迷いません。
Echo Plus本体
本体はこんな感じ。
本体を上から見るとこんな感じ。4つのボタンがついています。
それぞれのボタンの名称と役割はこんな感じ。
それぞれのボタンの用途はこちら。
- マイク:マイクのオン/オフを切り替えます
- アクション:このボタンを押しながら音声コマンドを言えば直接伝えることができます。※命令前に「アレクサ、」と言わなくて良い。
- 音量:音量を手動で上げたり下げたり出来る
入出力
Echo Plusの入出力ポートは2つだけ。
それぞれの用途はこちら。
外部スピーカーを利用しないのであれば、左側の電源ポートだけを利用すれば良いので、使い方に迷うとかはないと思います。
左側ポートに挿し込む電源アダプターはこちら。
電源アダプター自体にも、こちらのようにAmazonのロゴが入っているので、仮にたこ足配線をしていたとしても用途がわかりやすいのはいいですね(※たこ足配線はやめましょう)。
Echo Plusを使ってみた感想
実際にEcho Plusを利用してAudibleのボイスブックを聴いてみました。
Echo Plusの音質
Echo Dotと比較してになりますが、音は抜群にEcho Plusの方が良いです。
それも、当然と言えば当然と言えます。
何せ、スピーカーの筐体の大きさがこんなにも違うんですから。
Echo Dotは4.3 × 9.9 × 9.9cm の 421cm3。
Echo Plusは14.8 × 9.9 × 9.9cm の 1451cm3。
そりゃ筐体の容量が3.4倍以上も違えば、音の響きが全然違ってきます。音質が良くなるのは当然です。
ですのでEcho DotからEcho Plusにすれば、音質は格段に向上します。
実際、Echo Plusを枕元においてボイスブックを聴くと、「耳元で朗読してくれてる~♪」と思えるくらいの気持ち良さがあります。
ただ、いかにEcho Plusが音質にこだわっていると言えど、一般的な高級スピーカーには負けると思います。
だって、高級スピーカーの筐体の大きさ(容量)は、Echo Plusの比じゃないですから。
なので高級スピーカーがあるのであれば、外部出力端子からスピーカーでつないだ方が良い音で聴けるでしょう。
ただ、外部出力端子でスピーカーにつなぐのであれば、Echo Dotでも良いかも。Echo Dotにも同様の出力はあるので。
ただ、純粋に「Amazonのスマートスピーカー単体で音を楽しみたい」ということであれば、Echo Plusに断然軍配が上がるかと思います。
音声操作のしやすさ
Echo Plusで音声操作する際は、以下に書かれている音声コマンドを利用します。
基本的に以下のような操作ができます。
- 前回読んでいた書籍の再生
- タイトルを指定して書籍の再生
- 再生停止
- 再生再開
- 時間指定で前に進める
- 時間指定で後ろに戻す
- 章をスキップ
- スリープモード
基本的に「アレクサ、本読んで」と言えば前回読んでいた部分から、ボイスブックを再生してくれるのですぐに続きが読めます。
なので、「作業BGM用」とか「家事をしながら聞く」とかの際は、すぐに聞けるので便利です。洗い物などをしていて、手が濡れている時などにも重宝するでしょう。
寝室で利用する場合はスリープ機能が便利
あと、地味に便利なのがスリープ機能です。
これは自分が眠ってしまったときに、ボイスブックが進みすぎないようにあらかじめ再生停止する時間を指定するための機能です。
ただ、いくらスリープ機能を利用したとしても、ボイスブックを聞きながら眠ってしまった際、「あれっ?どこまで読んだっけ」とはなります。
なので寝落ちしてしまった場合は、次回の出だし部分が分かりづらいのが難点と言えば難点です。
欲を言えば、「僕が眠ってしまった時点の1分前に戻す機能」が欲しいです。しかし、それだと睡眠導入センサーのような高度なものが必要になるので、無理な注文ですね。
少なくとも、こんな安価な価格では販売はできなさそうです。
ただ、Amazonであれば何年後かには何とかしてくれるんじゃないかという淡い期待感はあります。
まとめ
今回、Audibleのボイスブック専用として、Echo Plusを購入したのは良かったです。
僕の需要としては、
Echo DotでAudibleを聴いても音質がイマイチだったので、もっと良い音で聴きたい!
ということだったので、今回のEcho Plusの購入は僕の需要にマッチしたと言った方がいいのかもしれません。
とにかく、Echo Plusの導入は、「スマートスピーカー単体で音質を上げるためのもの」と考えておいて良いと思います。
あと、音声認識の精度が上がるのも地味にありがたい。
音質向上以外の用途であれば、廉価版のEcho Dotで十分ともいえます。