WordPressテーマに「アフィリエイトタグ管理機能」を実装するシンプルな方法

ショートコードによるタグ管理機能

アフィリエイトサイトを運営していると広告配信停止により「タグの貼り替え」を行ったことがある人も多いかと思います。

この「アフィリエイトタグの貼り替え」地味に面倒くさいんですよね。

多数のページにアフィリエイトタグを貼っていたりすると、貼り替えに数時間とかかかったりして。

もちろん、プラグイン等で対応する方法もありますが、僕が探してみた限り「これだ!」というものはありませんでした。

WordPressテーマで対応しているケースもありますが、対応していないテーマももちろんあります。

なので

対応していないテーマでタグの貼り替えを簡単にする方法はないものか…。

と考えた結果、

WordPressのショートコード機能を使った方法が最も手軽かな。

という結論に至りました(自分にとっては)。

以下では、「ショートコード機能を利用してアフィリエイトタグ管理」を行う方法の紹介です。

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主な手順

主な手順はこんな感じ。

  1. functions.phpにショートコードの雛形を貼り付ける
  2. ショートコード名を入力
  3. アフィリエイトタグを入力

特にPHPの知識はなくても、部分部分を変更して実装出来るくらいには簡単かと思います。

functions.phpを編集するので、事前にファイルをバックアップして、エラーが出たら元に戻せるようにしておいてください。

functions.phpにショートコードの雛形を貼り付ける

まずは、子テーマのfunctions.phpに以下のショートコード雛型を貼り付けます。

//ショートコードの雛形
add_shortcode('name', function (){
  return 'affiliate_tag';
});

上記コードが基本形となります。

ショートコード名を入力

次に、ショートコード名を入力します。

nameと書かれた部分に、呼び出すショートコード名を半角英数字で入力します。

//mixhost
add_shortcode('mixhost', function (){
  return 'affiliate_tag';
});

上記は、mixhostサーバーのアフィリエイトタグを入力する体(てい)で入力したサンプルです。

テキストエディターで見たときに見分けが付くように、「コメント部分」も分かりやすい見出しとなるよう変更しておくことをおすすめします。

ショートコード名(name)は、テーマやプラグイン等で使われていない名前を入力する必要があります。名前が重複している場合は、正しく動作しません。

アフィリエイトタグを入力

最後に、affiliate_tag部分にASPから取得したアフィリエイトタグを入力します。

mixhostのアフィリエイトタグの入力例はこちら。

//mixhost
add_shortcode('mixhost', function (){
  return '<a href="https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=XXXXXX" target="_blank" rel="nofollow">mixhost</a><img width="1" height="1" src="https://www13.a8.net/0.gif?a8mat=XXXXXX" alt="">';
});

ショートコードの返り値として「アフィリエイトタグ」が、そのまま返されるというシンプルな構造です。

動作確認

あとは、必要な分だけこの作業を繰り返せばOKです。

例えば、mixhost、エックスサーバー、カラフルボックスのアフィリエイトタグショートコードを作成したとしたらこんな感じになります。

mixhost・XSERVER・カラフルボックスのショートコードタグ入力例

functions.phpにコードを書いたら、投稿作成時に以下のように入力します。

[mixhost]

[xserver]

[colorfulbox]

実際の表示例がこちら。

以下のように、文中に埋め込んでも問題なく表示されます。

このサイトは[mixhost]サーバーで運営しています。

実際の表示例がこちら。

このサイトはmixhostサーバーで運営しています。

大事なことなので、もう一度書きますが「ショートコード名」は重複しないものを入力してください。

ショートコードで管理するメリット・デメリット

このように「ショートコードでアフィリエイトタグを管理する方法」のメリットとデメリットこちら。

メリット

思いつくメリットはこちら。

  • プラグイン不要で実装可能
  • テーマ変更してもコードをコピペすれば使いまわせる(どんなテーマでも使える)
  • テキスト編集の感覚で手軽に管理
  • ペライチのテキスト管理なのでエディターの検索機能で探しやすい
  • コピペでどんどん増やせる

デメリット

考えつくデメリットはこちら。

  • PHP編集になるので失敗するとエラーが出てサイトに影響する
  • 慣れない場合は事前にfunctions.phpのバックアップは必須
  • 大量に追加するとfunctions.phpが今回のコードで溢れる

編集ミスによるPHPエラーが、一番のリスクかと思います。

PHP編集に慣れていない場合は、事前にバックアップを取っておいて、いつでも元に戻せる状態を確保しておいてください。

まとめ

上記のようなメリット・デメリットはありますが、メリットが上回るようであれば「アフィリエイトタグ管理」で利用すると結構便利です。

実際僕もタグを管理する上で、今回の方法を利用しています。ASPのタグが、そのまま出力されるので「タグ改変」の規約に反することもないかと思います。

その他に、アフィリエイトタグ以外を登録して、テキストテンプレートとして利用しても問題はありません。

ただ、使いまわしのテキストを登録するとなると、結構長文を登録することになるので、あまり向いてはいないと思います。

アフィリエイトタグのようなスニペット(小片)程度の登録くらいがちょうど良い使い方かと思います。

主要なASP一覧はこちら。

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『WordPressテーマに「アフィリエイトタグ管理機能」を実装するシンプルな方法』へのコメント

  1. 名前:やま 投稿日:2021/07/16(金) 07:22:30 ID:d51dfafb7

    わいひらさんこんにちは。cocoonでいつもお世話になってます(ありがとうございますm(_ _)m)
    今回のこの方法は目から鱗でした。書き換え地味にめんどうなんですよね、、、。為になりました、ありがとうございます!

  2. アバター画像 名前:わいひら 投稿日:2021/07/17(土) 13:10:01 ID:2a25c3543

    こんにちは。
    この方法は、地味に便利ですよね。
    難しいことはしないのでエラーも起こしづらいですし、環境をつくればテキストエディターで編集することもできてタグの書き換えもしやすい。
    そして、テキスト一枚で一元管理できるというのも楽ですね。

    この記事が、多少なりともお役に立てたのであれば嬉しいです!