尿路結石で入院(半年ぶり7回目)、久しぶりに大部屋に入院したら看護師さんの激務っぷりにビビる

今年の4月に尿管結石で入院したばかりであるのにかかわらず、また結石で入院することになりました。

入院とは言っても、結石で入院の場合、よっぽどのことがない限り1泊するだけで帰ってこられます。

僕は、結石で入院する場合は、1泊だけということもあって、通常は個室を手配します。個室とは言っても、12000円、6000円、4000円とある中の最も値段の安い4000円の部屋ではありますが。個室だと、夜遅くまでテレビを見ていても、気兼ねをすることがないので楽なんですよね。いびきとかもなくて静かだし。

で、今回も定期検査で尿管結石が発見され、入院手続きをした時にも、4000円の個室を申し込みました。けれど、今回は部屋の空きがなかったようで、定員4人の大部屋に入院することになりました。

いつも入っている個室は、ドアが閉まるので、フロアの音がそこまで聞こえてなかったんですけど、今回入院した4人部屋は、ナースステーションの隣で、とても看護師さんの動きがよくわかる場所でした。(その4人部屋にはそもそもドアがない)

それで、1晩泊まってみてあらためて思ったんですけど、看護師さんの激務っぷりがハンパないですね。特に人手が少なく、患者が多数起きている夜勤に入りたての時間とか。

僕はこの十数年、毎年といっていいほどコンスタントに入院しているのですが、年々大変さが増しているように見えます。15年前くらいも大変そうではありましたが、ここまでではなかったような…。

僕の入っていた部屋の僕以外の3人は、すべて自分で動けない75歳以上のおじいちゃんでした。長い入院生活をした経験上、若い人より、お年寄りの方って結構積極的にナースコールを押されるような気がします(これは人にもよりますが)。で、今回入院した部屋の2人のおじいちゃんも、「クイズ番組か!?」というくらいに、ナースコールのボタンをプッシュされていたので、ナースステーションではしょっちゅうアラームが鳴っていました。もちろん、その他の部屋にもナースコールされる人はおられるので、常にアラームが鳴り響いている感じでした。そんなアラームの嵐の中で、看護師さんは、吸痰やおむつ交換までもをこなします。

何か作業をしている途中にコールがなるのもしょっちゅうです。コールされた看護師さんも、他に世話をしている方がおられる場合で緊急の事態でない場合は、「今、他の人の〇〇をしているからもう少しだけ待ってね」と言って部屋をあとにするのですが、しばらくして、またナースコールを鳴らして、「遅い!」とかもあったりして。そんなもし自分だったらイラついてしまうような場面でも、丁寧に対応している姿を見て、あたまの下がる思いでした。

そんな激務の中でも、今回も「何か困ったことがあったら、ナースコールしてくださいね」と言ってくださるのは、あいかわらずありがたかったです。

前回の入院で書いた記事:身のまわりの事ができない重度障害の僕にとって、入院の時ありがたかった看護師さんの対応

それにしても、これから高齢化社会でどんどんお年寄りが増えていきます。

それに引き換え、若い人は少ないので、看護師はかなり不足しているようです。僕の入院していた病院でも、病床数約400に対して来年の求人は、60人にするそうです。ベッド数400に対して、新人60としたらかなり多いような気もします。けれど「絶対にそんなに集まらないから」という理由で、かなり多めに求人をしているのだそうです。少しでも人手が欲しいので。

しかし、たとえ求人で入ったとしても、かなりの人がすぐに辞めてしまうのだとか。(あの激務からすると納得するほど大変そうに見えました。僕だったら3日も続かないでしょう。)

ただそうなってくると、人手は少ないのに、(若い人と比較して手のかかる)高齢者が増え、看護師の負担はさらに増えることが予測されます。

「いや、これは何か抜本的な対策をしないとやばいんじゃないか?」とか「マジでこれから、どうなるんだろう?」と少し考えさせられる入院でした。

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