Bracketsエディタの設定を複数PC環境で同期させる方法

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前回、Sublime Textの設定の同期方法を紹介しました。

Sublime Textエディタの設定を複数PC環境で同期させる方法
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この方法の、Brackets版はないのかと、ネットを調べてみましたが、なかったようなので、今回いろいろと調べて試してみました。

というわけで今回は、Adobeの無料エディターBracketsの設定を、Dropboxを利用して、複数Windows環境間で同期させる方法を紹介したいと思います。

photo by download.net.pl

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Bracketsの設定をDropboxを利用して同期する

今回は、「Sublime Textの設定フォルダ」内にあるフォルダ&ファイルを「Dropboxの同期フォルダ」内に置くことで同期を行います。

Brackets側で設定を呼び出すには、シンボリックリンクから「Dropboxの同期フォルダ内の設定」を読み込みます。

内容を図にするとこんな感じです。

Brackets設定をDropboxを介して同期する

仕組みとしては以下のような感じです。

  1. Bracketsの設定をDropbox内のフォルダに移動
  2. Brackets設定部分にシンボリックリンクを作りDropboxに移動した設定とリンクする
  3. Bracketsが設定ファイルを使うときは、シンボリックリンクを介してDropbox内の設定ファイルが使われる
  4. 設定ファイルに変更があるとDropboxで同期する

シンボリックリンクとは

シンボリックリンクとは、実際にファイルやフォルダを操作出来るショートカットのようなものです。

シンボリックリンクとは、特定のファイルやディレクトリを指し示す別のファイルを作成し、それを通じて本体を参照できるようにする仕組み。

リンクは本体と同じディレクトリに置いても良いが、通常は別の場所から参照できるようにするために作成される。

IT用語辞典

簡単な図にするとこんな感じかと思います。

シンボリックリンクとは

通常のショートカットを設定しても、アプリケーション側からはファイル操作することはできません。

けれど、シンボリックリンクだとリンク先のフォルダやファイルの内容を読み込んだり操作したりすることができるようになります。

シンボリックリンクの設定方法

シンボリックリンクを設定するには、Windowsの場合だと、管理者権限つきでコマンドプロンプト等を起動して、以下のようなコマンドを使います。

ファイルのシンボリックリンクを作成するコマンド。

フォルダのシンボリックリンクを作成するコマンド。

mklinkコマンドに、以下の順番でパラメーターを指定します。

  • /dディレクトリのシンボリックリンクを作成する。(ファイルの時は不要)
  • シンボリックリンクの作成先パスシンボリックリンクを作成する場所のパスを指定します。既にディレクトリが存在している場合は、エラーになります。
  • リンク元ディレクトリのパスシンボリックリンクがリンクされる元となるフォルダを指定します。このフォルダは、存在している必要があります。

シンボリックリンク作成コマンド「mklink」の詳しい仕様は、以下を参照してください。

参考 Mklink

Bracketsの設定を同期する方法

ここからは具体的にWindows環境で、Brackets設定をDropboxを利用して同期する方法を書きたいと思います。

なお今回は、「Windows環境」+「Bracketsインストール版」を利用した場合の例を書きたいと思います。

設定の主な手順

今回の設定には、主な手順として以下のことをする必要があります。

  1. Dropboxへの登録&アプリのインストール
  2. Dropboxフォルダ内にBracketsフォルダを作成
  3. Dropboxフォルダ内にBracketsの設定ファイルを移動
  4. Brackets設定ファイルの代わりにシンボリックリンクを作成

Dropboxの設定

まず、Dropboxに登録していない場合は、Dropboxに登録する必要があります。

Dropboxへの登録

登録後は、Windows 版 Dropboxをダウンロードしてインストールする必要があります。

Windows版Dropboxのダウンロード

インストール後は、アカウント情報を利用してアプリにログインしてください。

Dropboxのフォルダ位置は、デフォルト状態でもOKです。Dropboxフォルダの変更方法などは、検索すると出てくるので割愛します。

Dropboxフォルダ内にBracketsフォルダを作成

次に、Dropboxフォルダ内に「Brackets」というフォルダを作成します。

Dropboxフォルダ直下にBracketsフォルダを作成する

この、「Brackets」フォルダ以下に「Bracketsの設定ファイル&フォルダ」が格納されます。

Brackets設定ファイルを移動

上記で作成した、Dropboxフォルダ内にある「Brackets」フォルダに、Bracketsで利用している設定ファイル&フォルダを移動します。

移動するファイルとフォルダは、Bracketsインストール時のデフォルト状態で以下の3つになります。

  1. C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Brackets\extensions
  2. C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Brackets\brackets.json
  3. C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Brackets\keymap.json

Bracketsの設定フォルダ内ファイル

とりあえず、万が一失敗してもいいように、これらのフォルダとファイルは、何処かにコピーしてバックアップしておいてください。

で、「brackets.json」「keymap.json」ファイルと、「extensions」フォルダを「Dropbox\Brackets」フォルダ直下に移動(コピーではなく移動)します。

こんな感じで配置します。

Dropboxフォルダ内に移動したBrackets設定ファイル

Brackets設定フォルダ側は、ファイルとフォルダを移動したので以下のようになります。

設定ファイルを移動したBracketsフォルダ内

シンボリックリンクの作成

最後に、設定ファイルがなくなった「Brackets設定フォルダ」の中に、Dropboxフォルダに移動した「brackets.json」「keymap.json」ファイルと、「extensions」フォルダへのシンボリックリンクを作成作成します。

これを行わないと、Bracketsは設定ファイルの読み込みが行えず不具合が出てしまいます。

シンボリックリンクを作成するには、コマンドを打つ必要があるので、Windowsデフォルトで附属しているコマンドプロンプトを利用したいと思います。

まず、コマンドプロンプトは、「管理者として実行」を選択して実行してください。

コマンドプロンプトを管理者として実行

管理者権限で実行すると、以下のようにタイトルバーに「管理者」と表示されます。

管理者として実行されたコマンドプロンプト

この状態で、冒頭に紹介したシンボリックリンク作成のコマンドを入力します。

具体的な例としては、以下のようなコマンドになります。

mklink "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Brackets\brackets.json" "C:\Users\ユーザー名\Dropbox\Brackets\brackets.json"

mklink "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Brackets\keymap.json" "C:\Users\ユーザー名\Dropbox\Brackets\keymap.json"

mklink /d "C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Brackets\extensions" "C:\Users\ユーザー名\Dropbox\Brackets\extensions"

上記は、Bracketsデフォルトのパスで、Dropboxフォルダもデフォルト状態のパスの例になっています。

上記コマンドを、コマンドプロンプトで実行すると、以下のように結果が表示されます。

Bracketsのシンボリックリンク作成後

実行後、Bracketsの設定フォルダ内に以下のようなシンボリックリンクが作成されます。

Bracketsのシンボリックリンクが作成された後

Sublime Text3アプリは、このシンボリックリンクを経由してDropbox内の設定ファイルを読み書きします。

これで、1つのWindows環境設定は完了です。

他にもWindows PC環境がある場合は、それぞれの環境に同様の設定を行います。

設定後、Bracketsで、設定ファイルが書き換えられれば、Dropboxを通じて同期され、それぞれの環境も同様の設定に書き換えられます。

冒頭にも載せましたが、こんな状態になります。

Brackets設定をDropboxを介して同期する

まとめ

これだけの設定をしておくことで、複数のBrackets環境で毎回手動で拡張などをインストールして同期する必要がなくなります。

ちょっと面倒くさいかもしれませんが、今後長くBracketsエディターを利用するなら、環境同期に必要な時間を0にできるので、削減した時間を有効に使うことができます。