最近睡眠薬を飲んでも眠れないので休息サポート飲料「北の大地の夢しずく」を購入してレビュー

北の大地の夢しずく

僕は過去に大怪我をして、その後遺症の痺れから不眠症になって20年が経ちました。

その間僕は20年間、ソレントミンという睡眠導入剤を毎日飲んでいます。

ソレントミン

このソレントミンは、レンドルミンのジェネリック薬となっています。レンドルミンは、簡単に言うと脳の活動を抑えることにより、心が落ち着き、睡眠に繋がるという睡眠導入剤です。

即効性があるので、入眠障害がある場合に威力を発揮します(中途覚醒にもある程度有効)。副作用も僕はほとんど感じたことはありません。

ただ僕の場合、この薬を20年も飲んでいます。なので長い年月をかけて徐々に徐々に、あまり効果を感じなくなってきました。

最近はあまり眠れなくなってきたので主治医に「1晩に2錠処方してもらうことってできないですか?」と1度聞いたことがあります。ただ、先生いわく「この薬は1日1錠しか処方できないんだよ」とのこと。なんか薬の種類につき出せる量が決まっているらしいです。

決まりではしょうがないので、何か別の「眠りに繋がる良い方法」はないかと探してみました。

ただ、現在僕は睡眠導入剤を飲んでいるので、「睡眠薬 + 睡眠薬では体に悪そうなので、何か他に薬で無いもので睡眠に繋がるものを」ということで、市販薬は除外していろいろ探してみることに。

結果、休息サポート飲料「北の大地の夢しずく」を発見したので早速購入してみました。

実際に届いたもの

それで、購入して2日、以下の小型のパッケージが簡易小包(ポスパケット)で届きました。

北の大地の夢しずくのポスパケット

簡易小包を開けてみると、中には「北の大地の夢しずく」と書かれたパッケージが入っていました。

北の大地の夢しずくパッケージ

「えっ!またパッケージ!?」と思いきや、どうやらこれが製品の入れ物みたいです。

パッケージを開くと、以下のように中に「北の大地の夢しずく」の個装スティックが入っていました。

北の大地の夢しずくパッケージを開いた状態

中には、約1ヶ月分(30本)のスティックが入っています。全部で、10g×30本の300gもあるので結構ずしりと重たいです。

スティック1本だとこんな感じです。この中に10gの液状の飲み物が入っています。万田酵素みたいにチューチュー飲むタイプのものです。

北の大地の夢しずくスティック

中身を、コップに出してみたところ、見た目は濃いめの茶色い液体です。コーヒーゼリーより少し明るい色みです。

北の大地の夢しずくをコップに出してみた

見た目的に、結構インパクトがあるので最初は正直「うっ!これ飲めるの!?」となりました。けれど、エイヤと飲んでみたところ、味は普通のグレープフルーツ味で見た目からくるインパクトよりは全然飲みやすく感じました。

味は決して「不味くて飲めない」ということはないと思います。ただ、美味しいかと言えば、「めちゃくちゃ美味しいわけでもない」というのが正直な感想です。「市販の栄養ドリンク的な飲みやすさ(飲みにくさ)」というのが近いかもしれません。独特のクセはあります。

味を一言で言うと「ちょっと濃縮したグレープフルーツエキス入り栄養ドリンク」といった感じでしょうか。とりあえず、「不味くて毎日飲む気がおきない」なんてことはないので安心しました。普通に栄養ドリンクを飲める人なら、問題なく飲めると思います。

やっぱり、いくら効果があったとしても、毎日飲むのが苦痛になるほど美味しくないものだと続けられません。「北の大地の夢しずく」のエキスは、とりあえず、毎日続けることができるくらいの飲みやすさは担保していると思います。

それで1回に飲む、10gの飲料の中の栄養成分は以下になります。

北の大地の夢しずくの栄養成分表示1本(10g)中

1本あたりのカロリーは7kcalで、脂質も0gなので、これを毎晩飲んだから太るといったことはなさそうです。

また、ナトリウム量を塩分相当量に換算してみると、0.0025146gなので、高血圧の人でも、特に気にするほどの量ではないと思います。というか、ほぼ無いに等しいです。

北の大地の夢しずくの有効成分

北の大地の夢しずく」は、「どういった成分がどういった作用をしているのか?」ということが気になったので、それについても出来る限り調べてみました。

夢しずくの中の原材料は、以下になります。

  • グレープフルーツ果汁
  • 果糖ブドウ糖液糖
  • 酵素処理アスパラガス抽出物
  • ギャバ
  • ホップエキス末
  • クワンソウエキス
  • トレハロース
  • クエン酸
  • 安定剤(大豆多糖類)
  • 香料
  • ビタミンB6
  • ビタミンB2
  • ビタミンB1
  • ユッカ抽出物
  • L-テアニン

この中で、入眠に効果がありそうなものだったのは、「酵素処理アスパラガス抽出物」、「ギャバ(GABA)」、「ホップエキス末」、「クワンソウエキス」でした。

以下では、それぞれの原材料が睡眠にどのように有用に働くかを調べてみました。

主成分:酵素処理アスパラガス抽出物

「北の大地の夢しずく」の主成分は、アスパラガスから独自技術により酵素処理を行い熱水抽出を行った休息成分誘発物質「ETAS(イータス)」です。

ETASには、HSP(ヒート・ショック・プロテイン)誘導物質が含まれています。

HSPとは、温泉など熱による刺激や、様々なストレスが身体に加わった際、体内で増加して細胞ダメージから守るタンパク質です。ETASを摂取することで、HSPという「体の修理屋」の働きを活発にしてくれます。

これが、休息成分誘発物質と言われるゆえんです。

参考 ETAS 酵素処理アスパラガス抽出物

参考 抗ストレス素材~酵素処理アスパラガス抽出物「 ETAS ™ 」 に新しい機能性(PDF)

ギャバ

GABA化学式
Image by γ-アミノ酪酸(GABA) – Wikipedia

GABA(ギャバ)は、γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)の略で、人間や動物、植物の体内にも広く存在する天然アミノ酸の1つです。

ギャバは主に脳や脊髄で「中枢神経を抑制する神経伝達物質」として働いていて、興奮を鎮めたり、リラックスをもたらしたりする役割を果たしてくれています。

このため、ギャバには「抗ストレス作用」「催眠作用」があり、こういった作用からギャバを含んだサプリも多数販売されています。

冒頭僕が服用していると紹介した「ソレントミン(レンドルミン系の睡眠導入剤)」にもギャバは含まれています。

ベンゾジアゼピン系はGABA(ɤアミノ酪酸)の作用を増強する事で眠気を生じさせます。

GABAには催眠作用、抗不安作用、抗痙攣作用、筋弛緩作用の4つの作用があり、 このうち「催眠作用」が睡眠薬として働きます。

なので、睡眠に作用する摂取物としては必須の成分ともいえるでしょう。

参考 ソレントミンの全て 【医師が教える睡眠薬の全て】

ホップエキス末

ホップは、ビールの苦味や香りづけの原料として有名です。

ホップの、睡眠に有用な効果として、イライラや不安、不眠を解消してくれる鎮静作用があります。心を穏やかにしてくれる作用ですね。

ホップは、薬用ハーブとしても非常に優秀なので、その他にも食欲増進、消化促進、利尿作用、血圧改善、肥満抑制効果などが認められており、全体的な心と体のバランスを保つ効果を見越して入っているものと思われます。

参考 ホップ | 成分情報

クワンソウエキス

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クワンソウとは、沖縄に自生している植物です。

クワンソウは、古くから別名「眠り草」として親しまれています。沖縄では、「眠れない時にクワンソウを食べると熟睡できる」と伝えられており、多くの屋敷に植えられていたそうです。

最近の研究でも、クワンソウには、睡眠の質を良くする働きがあり、クワンソウエキスを飲む事で、深い眠りが持続し、睡眠途中の目覚めが抑えられることがわかってきているそうです。

参考 クワンソウエキス(探し求めた天然原料)

製造元は東証一部上場企業

北の達人コーポレーションロゴ 東証一部上場企業

これは、「北の大地の夢しずく」の効果とは別なんですが、これを作っている「北の達人コーポレーション」は、東証一部上場企業です(札幌市場ではありますが)。Yahoo!ファイナンスにも掲載されています。

(株)北の達人コーポレーション

僕は、個人的に上場企業というのはかなりポイントが高いと思います。

というのも、東証一部に上場できるという企業というだけで一定の信頼が担保できるからです。もちろん、上場企業だからといって、おかしな製品を出す企業はありますし、これまでもあったと思います。

けれど、東証一部に上場するということは、それなりに厳しい審査を通って上場していることになります。なので、どこにあるかわからない未上場の企業よりは、コンプライアンス(法令遵守)が徹底している可能性は高く、きちんとした研究の結果に基づいて製品が作られている可能性が高くなります。

加えて、もし製品にトラブルがあった場合は、適切な対応をとってくれる可能性も高くなります。だって、もしおかしな商品を作ってトラブルとなり、使用者が、消費者庁などに訴えて、大問題となって会社の名前に傷がつくのだけは、上場企業として避けたいでしょうから。

名も知れない企業なら、名前を変更して再出発とかできるでしょう。けれど、「北の達人コーポレーション」は、一応東証一部上場企業という看板を掲げて商売をやっている以上、ある程度の信頼は担保されていると言えます。

長期的に飲んでみた感想

今回、「北の大地の夢しずく」が届いてから毎日飲んでみました。

効果が発揮する飲み方

この「北の大地の夢しずく」の休息成分は、飲んでから、30分~2時間程度 で身体に負担なく実感できるように調整されているそうです。

なので、推奨されている飲み方としては、「布団に入る時刻の30分~1時間前」に飲むのがベストだそうです。ということで、毎日なるべく時刻を合わせて飲みました。

あと、入眠時は環境作りも大事です。僕は、この20年間不眠に悩んでいるので、いろいろと試行錯誤した結果、以下のようなことを行っています。

  • 寝る2時間前から仕事(プログラム)など頭を使うことはしない(脳が起きてしまうので)
  • 寝る1時間前くらいから照明を少し暗めに落とす
  • 静かな環境を作る
  • 暑い日(寒い日)などはエアコンで寝やすい温度に調節する
  • とにかく寝る前に自分が最も寝やすい適切な環境を整えておく

これは「北の大地の夢しずく」を飲む前からやっていたのですが、この環境作りは以前と同様に行いました。

いくら睡眠導入効果が高いものがあったとしても、環境づくりあってこその睡眠だと思っているので、睡眠環境づくりは欠かせません。

この睡眠環境づくりは、個人個人によって最適な環境は違ってくると思います。それぞれが「こういった状態だと寝やすい!」という環境を整えてから飲むことにより、より効果も発揮するかと思います。

飲んで1日~3日

睡眠環境を整え、毎日飲んでいる睡眠導入剤も併用しつつ「北の大地の夢しずく」を飲んでみました。

ぶっちゃけ、飲んで1日目~3日目までは、全く効果は感じられませんでした。「えっ!全然眠れなかったんだけど…。全然効いてないんじゃ…。」といった感じです。

新しいことを始めた緊張からでしょうか、寝つきが悪く、いつもより入眠まで1時間ほど長くかかりました。

いつもは、ベッドで寝る準備をするのが10時くらい(すぐ寝るのではなく漫画やテレビを見たりしてリラックスして過ごす)、眠るのが12時くらいなんですが、初日から3日ほど、入眠時間は夜中の1時ほどになりました。

飲んで4日目から

ところが、飲んで4日目、その日の10時くらいに寝る準備をして、脳をリラックスさせるためにベッドで「難しいことを考えずに読める漫画」を読んでいたのですが、いつの間にか11時過ぎくらいに眠りに落ちていました。

それから数日、同様に入眠までの時間が早くなりました。「北の大地の夢しずく」のリラックス効果からなのか、心なしか普段より気分も落ち着いているような気もします(プラシーボ効果かもと思ったけど)。

ただ、この時点で入眠は早くなったんだけど、夜中に何度も起きてしまうという中途覚醒状態になるのは相変わらずでした。これも、以前からある僕の不眠の症状です。

これは、僕がこれを試していた時期が7-8月で喉が渇いて目が覚めるというのもあるのですが。

飲んで6日目から疲れが取れていることに気づく

5日目くらいでは、入眠まではこれまでより比較的早く眠れるようになったような気がします。

ただ、夜中に何度も起きてしまうという、中途覚醒はまだ続いていました。これは、昔からよくある僕の不眠の症状なので、「ここを改善するのは無理だろう」と少し諦めもあります。けれど、ある日ふと気づきました。

いつもなら、中途覚醒状態になった次の日の朝は、体の疲れが取れず眠気が残っていました。けれど、「北の大地の夢しずく」を飲んでから後というのは、結構疲れが取れていて、「夜中に何度も目が覚めた割には、体は怠くないな」ということに気づきました。

これは、アスパラガス抽出物の休息成分(体の修復成分)が働いてくれているのではないかというのが個人的な感想です。もちろん、成分がどのように体に作用しているかは、目で見ることはできないので、完全に僕の推測になります。

とりあえず、夜中に何度も目が覚めたとしても、体の疲れが取れるのであれば万々歳です。

また、「夜中に何度目覚めたとしても疲れが残らない」ということを実感した事により良い効果も現れました。それは、「また夜中に目が覚めてしまった…明日は怠そう…」と考えることはなくなり「また夜中に目が覚めてしまったけど、疲れが取れるからいいや」と思えるようになったことです。

その効果で、更にリラックスすることで、「夜中に目が覚めた後もまたすぐに眠れる」という、良い精神スパイラルにも入ることができました。

飲んで10日目から

この頃には、夜中に何度も起きたとしても体の疲れが取れるので、気楽に眠れるようになりました。

また、このとき「夜中に起きているのは、ほとんど暑くて喉が渇いているときだ」ということに気づき、更に睡眠環境を整えました(夏真っ盛りだったので)。具体的にやったことといえば、夜のエアコンの設定温度を1度低くして、OFFタイマー時間をもう少し後ろにずらして、エアコンが切れる時間を遅くしたことです。

このようにしたことで、夜中に目が覚めてしまうことも、あまり無くなり安定して眠れるようになりました。

30日間飲んでみて

「北の大地の夢しずく」を飲み始めて、更に睡眠環境を再調整したことで、10日目以降は入眠も睡眠中も安定して眠れるようになりました。

眠りが安定したおかげで「入眠してから夜中に1度も目が覚めず気づいたら朝になっている」ということも何度もありました。「北の大地の夢しずく」を飲む前は、「夜中に目が覚めず朝になる」なんてことはほとんどなかったので、こんな睡眠がまた再び出来るようになったことは素直に嬉しかったです。

もちろん、「北の大地の夢しずく」を飲んだ後でも、「寝つきが悪い日」や、「夜中に何度か目が覚める日」も何度かありました。けれど、飲む前よりその割合は、かなり減ったように思います。

追記:その後再購入して今も飲んでいます。

先日、「北の大地の夢しずく」をお試し購入して1ヶ月間飲んでみました。 で結論から言うと、僕の睡眠は安定し、とてもよく眠...

まとめ

こんな感じで、「北の大地の夢しずく」を飲み始めてから、徐々に徐々に僕の睡眠は良い方向に向かいました。

ただ、今回の内容を読んでいただければわかるように「夢しずく」だけの効果ではなく、「元々飲んでいる睡眠導入剤(薬と一緒に飲めるのはありがたい)」の効果もありますし、「睡眠前の環境づくり」の効果もあるでしょう。

けれど、「夢しずく」を飲んでからというもの、以前より睡眠というものに真摯に向き合い、「より良い睡眠環境を作る」ということを更に意識するようになったことで、以前より睡眠の質が上がったのは事実です。

今回「北の大地の夢しずく」を飲んでみたことにより、「睡眠環境」というものを見直す良いきっかけとなったのは間違いないと思います。

「北の大地の夢しずく」を飲んだことで一番よかったのは、「夜中に深く眠れなかったとしても結構疲れがとれること」です。効果は個人により差はあるかもしれませんが、僕はこれのおかげで、いろいろとリラックスして「睡眠の質向上」に取り組めるようになったことが大きかったと思っています。

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