Instagramは、基本的にモバイルアプリからしか利用できません。
パソコンでサイトを見ると、以下のようにiOSか、Androidアプリでの利用しか表示されていません。
このように、パソコンのブラウザなどからアップロードできない理由として、CEOのケビン・シストロム氏は、「リアルタイムにリアルワールドで取られた写真がInstagramだから。(PCだとリアルタイムじゃないから)」と発言しています。
ただそうは言っても、いろいろ事情があってスマホを持ってない人や、使えない人もいるかもしれません。そういった時の回避策として、Windows8では、InstaPic(建前上モバイル用のアプリ)を使った利用ができます。
しかし、Windows8より前のOSでは利用できませんでした。一応、Gramblrというアプリを用いた方法もあるのですが、こちらはアップロード前に「手動で画像の手直し」が必要と少し使い勝手が悪いです。
けれど、パソコン(Win Vista、7、 8、Mac、Linux)からでも、モバイルアプリと同様にInstagramを利用できる方法を最近ようやく発見することができました。今回はその方法を紹介したいと思います。
モバイル端末からの通常利用方法ではないので、今後の仕様変更により利用できなくなる可能性もあり得ます。そういったことも踏まえてご利用ください。あくまで自己責任でお願いします。
目次
パソコンでInstagramを利用する方法
パソコンで、Instagramをモバイルと同様に利用するには、パソコン上にモバイル環境を構築して、その環境からアプリを利用します。
モバイル用アプリをそのまま使用するので、スマホなどで利用するのと同様に使うことができます。(同じアプリを利用するので)
それで、パソコンにモバイル環境構築し、Instagramを利用する主な手順としては、以下のように行います。
- Genymotionに登録&インストールしてAndroid仮想環境を構築
- Genymotion環境でGoogle Playを利用できるように設定
- 仮想環境にInstagramアプリをインストール
- Instagramアプリから登録(もしくはログイン)
- Instagramから画像をアップロード
少し手間はかかりますが、これでパソコンからでもスマホと同様にInstagramを利用することができるようになります
以下で、順を追って説明します。(Windowsでの登録方法です。)
Genymotion環境の構築
まずは、パソコン上にGenymotion環境を構築します。
具体的には、以下に書かれています。
上記のページでは、以下のことを行っています。
- Genymotionにユーザー登録
- ソフトのインストール
GenymotionでGoogle Playを利用できる環境を作る
Genymotionデフォルトでは、ライセンスの関係上、Google Playが動作しない状態になっています。
そこで、Genymotion上で設定を行うことにより、Google Playストアを利用できるようにする必要があります。
詳しい手順は、以下に書かれています。
上記のページでは、以下の手順を行っています。
- 仮想Sony Xperia S環境の構築
- 仮想環境の日本語化
- Google Playの動作設定
- Google Playのログイン
仮想環境にInstagramアプリをインストール
とりあえず、上記までの手順でInstagramをインストールできる環境が整います。
あとは、そこにInstagramをインストールします。
まずは、仮想Sony Xperia S環境を起動します。
そして、アプリボタンをタップ(クリック)します。
次に、「Playストア」を選択します。
ログイン画面が出る場合は、Googleアカウントを利用してログインしてください。
すると、以下のようにPlayストア画面が表示されます。
検索フォームに、「Instagram」と入力して検索し、出てきたInstagramアプリを選択します。
すると、Instagramアプリ画面になるので、「インストール」をタップします。
Instagram利用に同意します。
すると、アプリのインストールが開始されます。インストール後は、以下のような画面が表示されるので、「開く」をタップします。
Instagramへの登録
Instagramアプリを起動すると、以下のような画面が表示されます。
Google Play登録時に利用した、ログイン用のメールアドレスが表示されるので、それを選択します。
Facebookアカウントを持っている場合は、Facebookアカウントを使用してもOKです。
Facebookアカウントの取得方法は以下。
新規アカウント作成画面が表示されるので、「ユーザーネーム」と「パスワード」を入力後「青色のチェックマーク」をタップします。
メールアドレスの確認画面が表示されるので「はい」を押してください。
すると「Facebookで友達登録」画面が表示されますが「スキップ」します。
確認ダイアログが表示されるかもしれませんが「スキップ」を押してください。もし友達登録が必要なら後からでも行えます。
すると、「フォローする友達を見つけましょう」と出てきますがこれも、「スキップ」します。
確認ダイアログが出てきますが、これも「スキップ」します。
すると、Instagramのお勧めユーザーが表示されますが、「右上のチェックマーク」を押します。
以下の画面が表示されれば、Instagramへの登録が完了されました。
アプリから画像をアップロードする方法
仮想環境のInstagramアプリから画像をアップロードするには以下のように行います。
今回は、picjumboの以下のCC0画像をローカル(Windows PC)からアップロードする方法を紹介します。
まずは、Instagramアプリ起動画面から、右上の箱のようなボタンをタップします。
以下のような画面が表示されるので、右上にある「+」をタップします。
次に、「ギャラリー」をタップすると、ドロップダウンメニューが表示されるので、「その他」をタップします。
すると、以下のようなダイアログが表示されるので、「ファイルマネージャ」を選択します。
以下のようなファイルマネージャ画面が表示されるので、画面上にパソコンから写真ファイルをドラッグ&ドロップします。
すると、「ローカルからDownloadディレクトリに入るコピーが成功」という趣旨のダイアログが出るので「OK」ボタンをクリックします。(ローカルからのファイルのドラッグ&ドロップは、どのタイミングで行っていただいてもOKです。)
で、先程のファイルマネージャ画面で「Download」ディレクトリを選択して開きます。
すると、先程ドラッグ&ドロップした画像が表示されるので、それを選択します。
ローカルで日本語名をつけると、赤枠の下ファイルのように文字化けするので半角英数字でファイル名を推奨します。
すると、以下のような切取り画面が表示されます。
画像をドラッグするとガイドラインが表示され、位置を調整できるので、好みの位置を選択してください。今回は、人物を中心に置きたいと思います。
位置が決定したら、画面右上の「→」をタップしてください。
次は、エフェクトの選択です。好みのエフェクトを選択し終えたら「→」をタップしてください。
次のような「シェア」画面が表示されるので、「フォロワー」をタップします。
最後にキャプションを入力し、右上の「チェックマーク」をタップします。
タグを入力したり、他のSNSサービスに同時にシェアしたりもできます。
「チェックマーク」クリック後、しばらく待つと以下のような画面が表示され、アップロードが完了します。
PCのブラウザから確認しても、ちゃんと画像がアップロードされています。
確認URLは、「https://instagram.com/ユーザー名/」になります。
まとめ
こんな感じで、多少手間はかかりますがWindows Vista、Windows7、Windows8、Windows8.1、Mac、Linux(Genymotionの動作環境)からInstagramアプリを利用して画像のアップロードを行います。
ちょっと設定は多いですが、早い人なら30分ぐらいでできるのではないかと思います。
最初に初期設定さえしてしまえば、「手動で画像の手直し作業」が必要なGramblrより簡単に写真をアップロードすることができます。
これまで、いろいろな方法を試してきましたが、これが最も楽な方法のような気がします。
「スマホを親から買ってもらえないけどInstagramは使いたい」、「パソコンは持っているけどスマホを買う余裕はない、けどどうしてもInstagramを利用したい」なんて方は、是非。
追記
以前同じAndroid仮想環境構築ソフトの、BlueStacksで試したことがあるのですが、こちらはうまくいきませんでした。
BlueStacksだとうまくいかないけど、Genymotionだとうまくいくなんてこともあるんですね。逆に、LINEアプリは、Genymotionだと動作しませんでした。
パソコンでLINEを利用する方法は以下。
わかりやすく説明してくれているので、設定までは無事完了しました。
ありがとうございます。
・・・が、instagramをしたくて設定しましたが、肝心のものがログインまではできますが、それ以降立ち上がりません。
一旦Xperiaを削除して再度同じ手順でやってみましたが、同じ状況でした。
何か解決案をご存知でしょうか?