西暦1500年頃から現在までのトレンドキーワードを調べることができるGoogleツール

Googleに、Google トレンドという検索ボリュームの推移を見るツールがあるのは有名です。

Googleトレンドで検索すると、2004年頃からの検索トレンドを以下のように、グラフ化して手軽に調べることができます。

Googleトレンドツール

しかし、Googleには、トレンドツールほどは知られていない、西暦1500年からのトレンドも調べられるツールがあります。今回は、その「Google Ngram Viewer」について紹介します。

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Google Ngram Viewerとは

Google Ngram Viewer

Google Ngram Viewerは、Googleが所有する数百万もの蔵書(電子化されたデータ)に出てくるキーワードをグラフ化して調べることができるツールです。

Googleトレンドツールは、「キーワードの検索ボリュームに関するグラフ」でしたが、Google Ngram Viewerは、「キーワードが、その年代の本の中に出てくる出現頻度に関するグラフ」です。

このツールでキーワードを調べることにより、その言葉がどの時代から使われ始め、最盛期はいつ頃で、いつ頃からあまり使われなくなったのか、などの変遷が一目でわかるようになります。

試しにいろいろ調べてみる

Google Ngram Viewerは、デフォルトで1800年から2000年までのグラフが表示されるので、最近で出した言葉で調べても検出はされません。けれど、昔からある言葉なら、英語などで調べることができます。(ドイツ語、フランス語、ロシア語、他はありますが、日本語はありません。)

例えば、「car(自動車)」「rocket(ロケット)」「computer(コンピューター)」などを調べてみると、以下のようなグラフになります。自動車、ロケット、コンピューターという言葉の出現頻度

自動車(car)

自動車の最初の発明は、1769年頃、フランスの技術者が蒸気自動車を発明したことが起源だそうです。

その後、ガソリン車が1870年頃から発明されたことにより、書籍での出現頻度が高まり、現在でも安定して使われています。(※carには自動車以外の意味もあるので、1500年代から出現しています)

ロケット(rocket)

近代のロケットは、「宇宙開発の父」と言われるロシアのコンスタンチン・ツィオルコフスキーがロケットで宇宙に行けることを計算で確認し、液体ロケットを考案、1926年に世界初の液体ロケットの打ち上げをしました。

その後、第2次世界大戦頃から書籍にも出現し始め、宇宙開発競争が始まった1957年から、下火になる1975年までが1つの山となって出現頻度が増えています。

コンピューター(computer)

コンピューターは、「コンピューターの父」と呼ばれるアメリカの数学者、ジョン・フォン・ノイマンによって1946年にノイマン型という方式が考案されました。現在のコンピューターのほとんどが、この方式を採用しています。

コンピューターと呼ばれる機械自体は、それ以前からもありましたが、Ngram Viewerでは、ノイマン型コンピューターをきっかけに出現頻度が一気にに伸びていることがわかります。

西暦1500年頃からも検索可能

期間を設定することで、西暦1500年から2008年まで、Googleの蔵書の中から調べることができます。

期間を選択することもできる

例えば、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語などで、戦争と検索すると、以下のように表示されます。

英語で戦争と検索

英語で戦争と検索

先の二つの世界大戦の時にピークが出ています。その他は、関連性があるかはわかりませんが、Wikiの戦争一覧などで調べることができます。

フランス語で戦争と検索

フランス語で戦争と検索

ドイツ語で戦争と検索

ドイツ語で戦争と検索

イタリア語で戦争と検索

イタリア語で戦争と検索

こんな感じで、500年強の期間の言葉の出現頻度を見ることができます。

キーワードが出現する書籍も検索可能

ちなみに、グラフの下にある、年代のリンクをクリックしたら、

本の検索

Google ブックスからキーワードが出現した本を調べることができます。

本を調べた結果

まとめ

Google Ngram Viewerは、こんな感じで、いろいろと楽しい使い方ができます。使い方によっては、いろいろな調べ物の役に立つのではないかと思います。

ブログなどで何かを取り上げたとき、「〇〇年頃から使われ始めた言葉だ。」みたいに書く時、読者にわかりやすいように視覚化するのにも便利なツールになりそうに思います。

ただ、このツールに表示される結果は、Googleがデジタル化した書籍からのデータからのみのものです。必ずしも、その時代の流行廃りに即したものではない可能性もあると思います。